須磨海浜水族園

2013.9.28(土)
須磨海浜水族園で撮影。
水族館で、魚やイルカたちが幸せに生きることはとても困難です。


須磨海浜水族園には太地町からたくさんのイルカが連れてこられています。
イルカショーに使われているイルカはメス5頭。このプールの中に、イルカたちはずっといます。
数年から10年近く、このプールの中ですごしています。
動画の後半にある、イルカタッチに使われるイルカはオス2頭。こちらも数年から10年近く、このプールにいるそうです。イルカタッチのプールの深さは4m。
イルカは自然界では600mの潜水が目撃されています。自然界では行動範囲が100キロ平方メートルといわれています。時には時速3、40kmのスピードで泳ぎます。

水族館や動物園で、動物たちは、とても不自然な環境におかれています。

須磨海浜水族園を一巡して、なかでも特別「これはむごい」とかんじられた動物たちがいました。
アマゾン館にいた鳥。
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写真ではわかりにくですが、網がはってあり、とても狭い空間で、鳥が隠れる場所もなく、高く飛べるような場所もなく、木々もなく、ただ一匹飼育されています。(右側のほうに木がありますが、そっちまで鳥は行くことができません)鳥がとまっている横置きの木が、鳥のいる場所にあるすべてです。
まさに「展示動物」です。しかし鳥は展示動物である前に感受性のある生き物です。
私の後ろを通りすぎた小さい男の子が「あの鳥かわいそう」といっていました。

ナマズ(下)とアリゲーターガー(上)
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水槽の幅が、魚の体長くらいしかない。とても狭く、アリゲーターガーは浮いていることしかできません。
アリゲーターガーは神戸市で捕獲されたそうです。『飼い切れなくなったからと言って、捨ててはいけない。飼育できるかどうか考えて買うように』という張り紙が、この水槽の横にありました。

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タコ。写真のとおり、この四角の面積だけで飼育されています。とても狭いです。私の後ろを通り過ぎた年配の夫婦らしき方々も「狭いね~」と気の毒に思っている様子でした。

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カミツキガメ。とても狭いです。水槽の長さが、カメの2倍ほどしかありません。

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左の隅のほうに体の長い魚がいます。仕切りが透明でわかりにくいですが、これだけの長さの魚が、ちゃんと泳げるスペースはこの水槽にはありません。この魚は、この水槽の中にいるだけです。


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オオトカゲ。とても狭いです。写真ではシッポしか写っていませんが、このオオトカゲは大きく、水槽の幅が、オオトカゲの頭からシッポまでの長さくらいしかありません。窮屈そうに上のほうをのそのそと歩いていました。

こういった飼育方法は、「展示動物の飼養基準に違反するのではないか、動物取り扱い業の登録要件を満たしていないのではないかと思われるので、責任者の方と話がしたい」とインフォメーションの方に言い、須磨海浜水族園の副園長の方と話をさせてもらいました。

撮影した写真をみてもらい、「こういった飼育方法では、動物の習性は発揮できない」「狭すぎる」「かわいそうと言う声がほかにも聞かれた」ということを伝えました。
副園長さんは「限られたスペースの中で、人が見やすいように展示するのには限界がある」ということでした。カミツキガメについては、誰かがおそらくペットとして飼われていたものが捨てられており、それを保護して飼育しているということでした。(カミツキガメは特定外来種に指定されており、駆除がおこなわれています)アリゲーターガーについても同様に保護されたとのこと。
「広いところで飼ってあげたいという気持ちはあるが、お金がない」とも言われていました。

イルカについても、国際的にイルカ水族館は廃止の方向にあることを伝え(副園長さんはそういった動向を知っていました)、須磨海浜水族園としてどう考えているのかを聞くと、「イルカの飼育は、イルカのことを知るため(教育のために)に必要」といわれていました。イルカのことを知るなら、自分たちが海に会いに行くべきで、動物の生態を知りたいなら、今はネットワークが発達しておりテレビやネットで知ることができる、というと「テレビや本などからでは本当のことは知ることができない。普通の人はイルカを見に行きたいといっても、簡単に見に行くことはできない。」と言われていました



※水族館を営む第一種動物取扱業は、動物愛護管理法を守らなければなりません。動物愛護管理法には以下のように記載されています。
第二条  
・動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。
・何人も、動物を取り扱う場合には、その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で、適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びにその動物の種類、習性等を考慮した飼養又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない。
とあります。この原則には魚も適用されます。
動物愛護管理法に違反したら、動物取扱業の登録は取り消されます。



メモ vegvegve
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Comment

はじめまして。
思わず「同感!」とこちらへコメントさせて頂きました。

動物園も、水族館の動物たちも人と同じ命で
会いたければ 人間が現地に会いに行くべきですね。
これからの社会で実現することを願い
また協力にも賛同していきたいと思います。

動物は食物でも実験物でも見世物でもありません。
Re: タイトルなし
私もそう思います。
動物には動物の社会がある。
侵してはならないと思います。
  • 2014/07/23 19:37
  • 動物の解放
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