バタリーケージを使い続けるイタリアとギリシアが起訴されました

まだバタリーケージを使っているイタリアとギリシアが起訴されました。
EUでは2012年に従来型のバタリーケージは禁止になっています。
バタリーケージ(写真はアニマルライツセンターより 2011年の日本)
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2012年からEUでは、ケージ飼育する場合は一羽あたり750平方センチメートル以上、止まり木や砂場、巣箱を設置(エンリッチケージ)しなければならなくなっています。
しかし2013年4月の時点でイタリアとギリシアが未だ同規制に対応していないとして、欧州委員会は、2カ国を欧州司法裁判所にEU指令違反として同月に起訴しました。今後、同裁判所にて違反が認定され、さらに是正期間を超過した場合、高額の罰金が科せられる可能性もあります。

バタリーケージは、誰が何と言おうと動物虐待です。エンリッチケージでさえ、砂があって止まり木があっても、かなり狭く(30センチ×30センチもない)、これが福祉!?と驚くようなしろものです。それすらも守れないような国は起訴されて当然です。
日本がもしEU加盟国であれば、同様に起訴されます。日本では採卵用養鶏の、90%以上でバタリーケージを使用し、鶏は金網の中で砂もないのに砂浴びの真似事をし、金網の上で羽は擦り切れ、土の上を歩いていれば自然に擦り切れてしまう爪は伸びきり、金網に絡まります。
日本の養鶏場 2011年アニマルライツセンター撮影
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EUでは2012年に従来型のバタリーケージが禁止になり、卵の生産量が減少し、その価格も高騰しました。
しかし加盟国のほとんどが規制を守り、生産量は回復し、2013年1月からは価格が下落に転じています。
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バタリーケージを廃止することで、痛みを負わなければなりませんが(設備投資や技術の習得など)、その痛みは一時的なもので取り返しのつくものです。しかしバタリーケージを使い続ける限り、動物の痛みはこの先もずっと続き、苦しみの一生を終えてと殺された鶏は、二度と戻りません。日本で、一日に廃鶏(卵の生産効率が悪くなりと殺される鶏)される鶏は25万羽です。(2012年度農林水産省統計より)

採卵用鶏の一生 http://maypat01.blog.fc2.com/blog-category-7.html

参考資料
http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_syokuryo/pdf/h25eu-animal.pdf
4-1-1-1 EU 法の違反手続き
欧州委員会は,加盟国が基本条約の義務に違反した場合は理由を付した意見を表明し,当該国が委員会の定めた期限内に意見に従わない場合は欧州裁判所に提訴することができる(EU 機能条約 258 条)。とくに,加盟国が指令の(理事会と欧州議会の合意を得た)実施期限を守らなかった場合は,欧州委員会が欧州裁判所に対し適当な額を明記して,当該加盟国に罰金を科すよう求めることができる(EU 機能条約 260 条(3))。
実際の違反手続き(infringement procedure)(注 16)は,まず欧州委員会が加盟国に正式通知文書(letter of formal notice)を送付し,一定の猶予期間(通常は 2 カ月)を与える。それでも是正されない場合は,次に理由を付した意見書(reasoned opinion)を送付し,また一定の猶予期間(通常は 2 カ月)を与える。順守できない場合,欧州委員会は欧州裁判所に提訴することができる,約 95%の違反例では提訴にいたる前に加盟国が法令を順守している。
4-1-1-2 採卵鶏指令の場合
採卵鶏指令については,国内法規の整備と規制実施の両方で複数の国が違反を指摘された。
1999 年の指令で狭いケージの使用が禁止された際,12 年間の猶予期間が設定された。しかし業界からは猶予期間の終わりが近づいても延長を要望する声が上がっていた(AgraEurope Jan 8 2008, Jan 2 2009)。
採卵鶏指令の規定により,加盟国は 2002 年 1 月 1 日までに指令に対応する国内法規を施行しなければならない。しかし対応の間に合わない加盟国は少なくなかった。1年後の 2003年 1 月 13 日,欧州委員会は5カ国(オーストリア,ベルギー,ギリシャ,イタリア,ポルトガル)に理由を付した意見書を送付した(以下,欧州委員会の報道発表による)。さらに半年後の同年 7 月 14 日,欧州委員会は 4 カ国(オーストリア,ベルギー,ギリシャ,イタリア)を欧州裁判所に訴えた。
そして 2012 年 1 月 1 日に,狭いケージの使用禁止が発効すると,今度は加盟国の約半数が違反手続きの対象となった。欧州委員会は規定の発効から1カ月経たない同月 26 日に,13 か国に正式な通知文書を送付し,さらに同年 6 月 21 日,欧州委員会は 13 か国に理由を付した意見書を送付した。うち 11 か国はその後順守にいたったものの,残り 2 カ国(ギリシャとイタリア)は翌 2013 年 4 月 25 日,欧州裁判所に訴えられた。




http://lin.alic.go.jp/alic/month/domefore/2013/sep/wrepo01.htm
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日本でもバタリーケージの卵を食べたくない!キャンペーン
がはじまっています。
http://save-niwatori.jimdo.com/





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