豚の犠牲:ゲノム操作でブタの筋肉倍増に成功…明大など

明治大学教授
長嶋 比呂志様


新聞で標記のニュースを拝見して、大変ショックを受けました。
感受性のある生き物がこのような実験に使われていることをとても悲しく思いました。
「食糧問題の解決に貢献できるかもしれない」とおっしゃっていますが、遺伝子操作された豚の肉が商業ベースで流通する可能性があると、先生ほどの方が本気でお考えですか?
私にはこの豚の苦しみと死をともなう実験が、ただ単に発表のための研究に思われてなりません。

先生は科研費、つまり私たちの税金を使ってブタをつかってさまざまな実験をしていらっしゃいますね。
私が一生懸命働いて稼いだお金が、「遺伝子操作された豚の肉を食料にしよう」という非現実的な研究に費やされ、豚の苦しみにつながっていることを 考えると罪悪感でいっぱいになります。

今年の3月には動物実験の廃止を求めるヨーロッパ市民が117万名の署名をEUへ提出したのをご存知ですか?
日本にも動物実験の廃止を求める市民はたくさんいるはずです。私もその一人です。
EUは市民の提案を退けましたが、この提案を審議して報告書を出しています。その報告書には「EUは動物実験を段階的に廃止すべきという市民の考 えを共有しており、動物実験の段階的廃止はEUの法規制の最終目標である。」との明言が繰り返し記述されています。

先生には、動物実験は最終的に廃止しなければならないものだという意識がございますか?もしそういった意識があるのなら、わたしのような素人が見ても無意味だと思える実験に豚を使って苦しめ殺すようなことはしないはずではないでしょ うか?

動物は湯水のようにいくらでも利用してもよい「モノ」ではありません。
少なくとも「遺伝子操作された豚の肉を食料にしよう」という研究は今すぐにやめていただけないでしょうか?
もしやめていただくことが出来ないのであれば、その理由をお聞かせください。
よろしくお願いします。

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ゲノム操作でブタの筋肉倍増に成功…明大など
http://www.yomiuri.co.jp/science/20151113-OYT1T50011.html

「遺伝子を効率よく改変するゲノム編集という技術を使い、ブタの筋肉を増やすことに成功したと、明治大や広島大などの研究チームが米専門誌で発表した。
 ゲノム編集は食肉や作物の品質を改良する新技術として注目を集めているが、安全性の検証や規制についての議論が今後、必要になりそうだ。
 研究チームは、ブタの皮膚細胞の核をゲノム編集で操作し、筋肉の成長を抑える遺伝子「ミオスタチン」を働かないようにした。この核をブタの卵子に移植し、2匹のブタの子宮に入れた。
 子ブタは4匹生まれ、このうち1匹のブタの筋肉を生後約1か月で調べたところ、筋肉の細胞の数が約2倍に増え、食肉となる部分の筋肉の重さが同時期の通常のブタに比べて1・4~1・7倍になった。ほかの3匹は生後まもなく死んだが、核を移植する時の操作が原因で、ゲノム編集の影響ではないという。
 今回研究を行った明治大の長嶋比呂志教授(発生工学)は「食料問題の解決に貢献できる可能性がある」と話す。」

明治大学教授 長嶋 比呂志氏
メールアドレス
https://www.meiji.ac.jp/agri/daigakuin/teacher/04/6t5h7p000001duv8.html



kita
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