動物サーカスは動物を苦しめていないのか?


ロシアのサーカス団、ボリショイサーカスでは、動物を使用したサーカスが行われています。



夏休みの思い出?
こんな変な格好で足で筒をまわしたり、逆立ちで歩いたり、玉の上に乗ったり、難しそうに自転車に乗ったり。こんなことを熊がしたいわけがない、調教師は手に鞭を持っています、口輪をはめさせれて、縄をつけられて、こんな滑稽な動きを動物が好むわけはありません。



動物を苦しめて芸を覚えさせることはできない、といわれる方もいますが、ロシアで2013年に、動物保護団体が告発したサーカスのサルの調教の様子はこのようなものでした。


大勢の人がいるざわざわした環境、まぶしいライトの中で、動物に決められた時間に決められた動作をきちんと行わせるために、体罰・餌をやらない以外の調教方法があるのでしょうか?
調教のときだけではありません。長い長い距離の移動、ロシアから日本まで、また日本国内の移動、これらも動物にとって苦痛ではないでしょうか?檻の広さはどれくらいなのでしょうか?ボリショイサーカスの会場の裏手で狭い檻の中で待機している犬や熊の写真を見ると、サーカスの動物たちが幸せだとは感じられません。移動中もそういった狭い檻にいれられているのではないでしょうか?長い移動中にたまには檻から出して散歩をさせてもらっているのでしょうか。サーカスに出ている時間以外はどこでどういった風に過ごしているのでしょうか?

ボリショイサーカスや木下サーカスの動物たちが、舞台の裏側でどのような檻に入れられているのか、こちらのサイトから写真が見られます。
http://circuscruelty.animals-peace.net/

元サーカスの調教師のウラジーミル・デリャブキン
「リングには残酷さはありません、それは舞台裏にあるのです。私には、どんな客席でも拍手喝采させる芸がありました。熊が私のパートナーのリューダの前で、張り子でできた玉を手で握りしめながら、膝をつくというものです。どこから見ても、効果的で可愛らしい芸です。でもリハーサル中、動物とは別な「会話」が交わされているのです。私は熊たちがこの芸をするのを拒否しただけで、殴られたのを見ています。調教師はがまんできなくなり、爆発し、なぐるのです。決して忘れることが出来ないのは、熊の血にまみれた調教師の靴です。動物たちはこんな風に容赦なく扱われているのです。リハーサルだけでなく、たまに観客の目の前でおこることもあります。ある有名な調教師が、豹をリングの柵のところに落とし、豹が痙攣するほどなぐったのを見たことがあります。この私も熊を不具にしたことがあります、このウラジーミル・デリャブキンが! 胸を強く殴ったら、この可哀相な熊は、目に混濁ができてしまったのです。いまでもこの情景は忘れられません。」
2002年48号「論拠と事実」より



動物は、火に近寄ったり、逆立ちで綱渡りをしたくないでしょう。
自然界で動物が椅子に座ることはしないでしょう。こんな変な格好で、綱を渡りたいネコはいないでしょう。
動物に、このような不自然なことを覚えさせるのに、体罰、餌をやらない、以外にいったいどんな方法があるのか、私にはわかりません。
長い長い距離を、ロシアから日本まで、そして日本国内の移動中、船や飛行機やダンプで運ばれるとき、檻の中で、動物は何を思っているのだろうか。息苦しくはないだろうか、しんどくはないだろうか。調教されている時、何を思うのだろうか。辛くないだろうか、痛くないだろうか。
普段、どのように過ごしているのだろうか。


サーカスでの動物使用を禁止する国々
ヨーロッパ
オーストリア:野生動物の使用禁止。
ベルギー:野生動物の使用禁止
オランダ:2015から「全土においてサーカスで野生(動物)哺乳類の使用を全面に禁ずる」法律が施行される
ボスニア·ヘルツェゴビナ:すべての動物の使用禁止
クロアチア:野生動物の使用禁止
チェコ共和国:特定の種の使用禁止
キプロス:すべての動物の禁止
デンマーク:特定の種の使用禁止
エストニア:野生動物の使用禁止
フィンランド:特定の種の使用禁止
ギリシャ:すべての動物の使用禁止
ハンガリー:野生で捕まえてきた動物の使用禁止、サーカスのためのゾウと霊長類とワシントン条約付属書Ⅰの動物の購入・トレーニングの禁止。
アイルランド:3つの自治体ではサーカスでの動物使用禁止、また7つの自治体では野生動物とエキゾチックアニマルの使用禁止
ポーランド:野生生まれの動物の使用禁止
スロベニア:野生動物の使用禁止
スペイン:バルセロナを含むいくつかの町で、野生動物の使用禁止
スウェーデン:特定の種の使用の禁止
英国: 200以上の地方自治体は、動物の利用禁止(これらのうち3分の2以上はすべての動物の利用禁止、残りの自治体は野生動物のみを禁止)

北アメリカ
米国:46の自治体で、一部あるいはすべての動物の使用禁止
カナダ: 28市町村で動物の使用禁止。

中南米
アルゼンチン:20以上の都市で、野生動物の使用禁止
ボリビア:すべての動物の使用禁止
ブラジル:リオ・デ・ジャネイロを含む多くの都市で、すべての動物の使用禁止
チリ:サンティアゴ市で、すべての動物の使用禁止
コロンビア:野生動物の使用禁止
コスタリカ:野生動物の使用禁止
エクアドル:野生動物の使用禁止。エキゾチックアニマルの使用の制限
エルサルバドル:すべてのエンターテイメントで野生動物の使用禁止
パナマ:すべてのショーで野生動物の使用禁止
パラグアイ:野生動物の使用禁止
ペルー:野生動物の使用禁止。マグダレナでは、すべての動物の使用禁止

オセアニア
オーストラリア:いくつかの町で動物の使用禁止

アジア
インド:特定の種の使用禁止
イスラエル:野生動物の使用禁止
シンガポール:野生動物の使用禁止
台湾:保護された野生動物をサーカスために輸出入することを禁止

各国でサーカスの動物利用が規制されつつあり、動物を利用しないサーカスは拡大しつつあります。



動物サーカス廃止活動(2012~2014年)


souke
スポンサーサイト

Comment

めー子
ふみふみさん、拡散ありがとうございます。
記事UP、勉強になりました。
自分なりに、今サーカスチラシ作成中!
  • 2013/01/22 12:39
  • URL
Re: めー子
めーちゃん、いつもお疲れ様です!木下大サーカスもこんなに動物を使っているって知らなかった・・サーカスに来たたくさんの人に、動物の立場でサーカスを考えてもらえますように。あ、めーちゃん無理して体調こわさないようにね!
  • 2013/01/23 08:32
  • 動物の解放
  • URL
はじめまして。
動物を使わずに人だけのサーカスを目指してほしいです。
見る人がいなければ サーカスも変わるはず。
みんなに知ってほしい現実ですね。
Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)