と殺

  • Day:2015.09.03 22:58
  • Cat:畜産
イスラム教のハラルや、ユダヤ教のカシュルート(コッシャー)には食肉処理の規定があり、気絶処理を行わないと殺が行われています。
※日本にも、ムスリムの方向けのハラル屠畜場があり、スタニングによる気絶なしの屠畜が行われています。

ハラルのと殺


コッシャーのと殺


イスラム教の聖典コーランには「地上の獣や翼で飛ぶ鳥で汝人間と同じでないものはない。アラーの生物はすべて家族である」とあります。

イスラム教の開祖ムハンマドの言語録
●「馬の前髪を切ってはいけません。品性がそこにあるのですから。またたてがみも切ってはいけません。それは馬自身を守る為にそこにあるのです。しっぽの髪も切ってはいけません。それはハエを追い払うためのものです。」
●「誰であれ、ツバメでさえも理由なく殺した者は、審判の日に神からその事を問われるでしょう。」
●「私たちは神の預言者と共に旅の途中でしたが、途中で彼が一人で少しの間だけ去ってしまいました。彼がいない間、私たちはフンマラという鳥が二羽の子どもを連れているのを見つけ、子どもを捕まえました。母鳥は悲しみで羽を叩きながら私たちの上空を飛び回っていました。預言者が帰って来て「誰がひな鳥を捕まえてあの親鳥を悲しませたのですか? すぐに返してあげなさい。」と言いました。」
●「私が反抗的なラクダに乗っていたときにきつく縄を引きました。そうすると預言者が私にこう言いました。」
「動物は優しく扱いなさい。」

ユダヤ教が動物に対してどういう態度をとっているのかは分かりませんが、
イスラム教の神様も、ユダヤ教の神様も、このようなと殺方法をけっして許さないだろうと思います。


【2014年4月11日発 独立行政法人 農畜産業振興機構

家畜のと畜に、気絶処理(スタニング)を義務付け(デンマーク)

 デンマーク政府は2月17日、同国内でのと畜に関する新たな法令を制定し、気絶処理(スタニング)を行わないと畜を全面的に禁止することとした。
イスラム教のハラルや、ユダヤ教のカシュルートのように、宗教的理念に基づく食肉処理の規定がある。宗派によっては、気絶処理を行わないと畜を求めている場合もあることから、この決定に対する宗教的反発が予想されている。
 今回の法令は、気絶処理を義務付けたものであり、宗教的なと畜処理法でも、同様の処理を義務付けている。なお、EU規制では、宗教的な理由に基づく場合、気絶処理は例外的に必要とされていない。今回の決定は、と畜時の家畜の精神的苦痛を和らげる観点から、アニマルウェルフェアを優先したものとしている。
 
 また、スウェーデン、ポーランド、スイス、ノルウェーでは、既に気絶処理を行わないと畜は禁止されている。





と殺は動物に大きな苦悩と苦痛を与えます。
トラックに詰め込まれて長時間輸送され、見知らぬと畜場につれてこられることも大きなストレスです。と畜場へ運ばれる牛はストレスでグリコーゲンが減少することが知られています。動物は自分と同じ種の血の臭いをかぐと、情動が不安定になることが知られています。動物は恐れを強く感じる生き物です。目の前で黄色いレインコートがゆらゆらゆれているだけで驚いて前に進めなくなってしまいます。
見知らぬ場所に連れて来られて、動物は不安と恐怖でおののいているでしょう。さらにその上、このような「気絶なし」でのと殺など、どのような理由があっても決して許されることではありません。



kita
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Comment

拷問ですね…
動画は日本のものではありませんが、観るととても苦しいです。
ミャーミャー泣いてる姿が胸に突き刺さります。
日本であろうがなかろうが、人間に食べられるためにこのような拷問のようなとと殺は許されるものではありませんよね。

宗教云々なんて動物には関係ありません。
動物に苦痛はないと思っているとしか思えない愚かな行為です。

命を頂くのであれば苦痛を与えない方法は人間として万国共通じゃないでしょうか?


  • 2014/04/30 15:54
  • わんママ
  • URL
Re: 拷問ですね…
わんママさん、いつもお疲れ様です。ハラール処理の屠畜場は日本にも数か所あります。
また牛や豚と違い、鶏は電気ショックや二酸化炭素など、と殺前の気絶処理がなく断頭されることも一般的で、そういったやり方は命あるものに対してどうなのだろうかと思います。
「動物には宗教なんて関係ない」ほんとうにその通りだと思います。
  • 2014/05/01 11:15
  • 動物の解放
  • URL
真実
何時も有難うございます!
美味しそうなお肉なんて言っている人達、動物達の最後の瞬間を考えて欲しい。私も以前考えもせず、毎日食べていました。悩んでしまいます。
  • 2014/05/02 23:09
  • なみ
  • URL
Re: 真実
なみさん、わたしも同じです。畜産動物がどんな風に飼育されているか、知らない方が多いので、知らせていくことで変えられると思います。
  • 2014/05/03 09:52
  • 動物の解放
  • URL
このようになっています。
「同胞にもっ・・・!序列はあるっ・・・!!」@兵頭和尊
YHWHは、人間用食用動物殺害手段については特段の規定をしていない。また、食用動物を殺害したこと「のみ」をもって人間にサンクションを与えたという記述は無い。
ナザレのイエス「人は安息日の主である」(ここでの「安息日」=ユダヤ教の戒律の意味)
規定のために人間があるのではない、人間のために規律があるのだ、というのが一般的理解。
ムハンマドやウラマー達は当然このことを知っていて「イスラム教のハラル」に反しなければ動物性タンパク質を摂取出来ない場合には問題ない、というファトワーを世界各地で何度も出している(∵同宗教は動物性タンパク質の摂取を禁じていない。また神助に不可能を強いることも禁じている)。
  • 2015/09/05 10:49
  • ホモ・サピエンス
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弱肉強食だとしか
  • 2015/09/09 20:40
  • URL
Re: このようになっています。
すいません、よく分からないのですが、ムスリムであっても、致し方なければハラームの肉を食べてもよいというファトワーが何度も出されている、ということでしょうか?
  • 2015/09/12 16:26
  • 動物の解放
  • URL
Re: タイトルなし
すでに人類は食物連鎖のピラミッド内にはいませんね。
私も含め、人類は自然の摂理からかけ離れたところにいて、環境破壊活動を行っています。
  • 2015/09/12 16:27
  • 動物の解放
  • URL
Re: このようになっています。様へ
だいたいそのように理解されているようです。特にいわゆるイスラム原理主義の緩い地域;旧共産圏(ソ連により宗教が否定された)、バングラデシュ(ムガル帝国&旧イギリス領インド帝国の1部)、インドネシア(中世の国際貿易に参入するためにイスラム教を受容、よって伝統文化等にヒンドゥー教の影響が強く残る)、トルコ(近代トルコ共和国成立後、法体系が西欧化)、イラン&イラク(常に臨戦態勢下である/であったので、戒律を遵守する/させる余裕が無かった)、エジプト(軍政が長く続いたので国民が世俗化)等が例です。

ルバイヤート(11世紀のペルシャの詩集)からして、「右手に教典、左手に酒杯、ときには如法、ときには不如法」という記述が見られます。
  • 2015/09/13 09:08
  • ホモ・サピエンス
  • URL
Re: Re: このようになっています。様へ
ありがとうございました。
  • 2015/09/16 00:29
  • 動物の解放
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