総合スーパーのイズミ「答える義務はない」 卵

バタリーケージの卵を食べたくない!キャンペーンがはじまっています。
http://save-niwatori.jimdo.com/


バタリーとは「一連の結合した一つの装置」の意味で、この装置の中で、鶏は羽ばたくことも、羽づくろいすることも、砂浴びすることも、巣の中で卵を産むことも、地面をつつくことも、何もできません。
正常な行動をすべて奪われてしまいます。
「監禁性のストレスで死んでしまう鶏もいる」という養鶏業者もいるそうです。
鶏は一日に15000回地面をつついて探索し、採食する生き物です。しかしケージの中にはなにもありません。
たった一つの「ヒモのおもちゃ」を与えてあげれば、鶏は52日たってもそのヒモで遊びます。
しかしケージの中には「ヒモ」も何もありません。

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2013年 日本の採卵養鶏場

動物学者のテンプル・グランディンは次のように言っています。
「採卵鶏は、(と殺のときだけでなく)生きている間もずっと多大な「恐怖」に苦しんでいるだろう。鶏は被食種だ。巣ごもっているときに、身を隠す本能がある。4、5羽がつめ込まれたワイヤ製のバタリーケージでは、一羽になって巣ごもることも、隠れることもできないので無防備に感じる。ヨーロッパでは合成樹脂製の小さな巣箱をつくり、犬用扉のように、全面に合成樹脂製の扉をつけている。鶏は巣箱に隠れ、扉から首を突き出して外の様子をうかがえる。採卵鶏が精神面で幸せに暮すためには、このような巣箱が必要だ」
(「動物が幸せを感じるとき」)

日本には鶏の飼育方法についてなんら規制はなく(他の畜産動物も同様)、多くの鶏が、巣箱も何もない、狭いケージの中で暮しています。
近年は何十万もの採卵用の鶏を密閉された建物の中にとじこめる「ウインドウレス鶏舎」が増えています。
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ウィンドウレス鶏舎

外からは、まったく鶏の様子は見えません。鶏は自然の光を浴びることも、外の景色をみることもなく、建物の中で1、2年暮らし、市場に出せる質の良い卵を産めなくなると、生きたまま箱に詰められ出荷されます。
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海外ではこのバタリーケージに対する問題意識が広がってきています。
・オーストラリアの大手スーパー「ウールワース」はケージ飼育された鶏の卵を2018年から販売しないと発表(2013年)
・フランス有名スーパー「モノプリ」は、ケージ卵を禁止(2013年)
・チリでは、採卵用鶏の「放し飼い」プロジェクトに予算を割くことを決定(2013年)
・EUでは従来型のバタリーケージが廃止。今後ケージ飼育する場合は最低面積750平方センチメートル(日本の平均450平方センチメートル)、巣・砂場・止まり木の設置が義務付けられた。
そのほかにも規制をもうけている国や州がたくさんあります。
スイスではすでに十年以上も前からケージ飼育そのものを禁止、鶏たちはすべて放されています。
オランダでも2008年にケージ飼育そのものを禁止。現在97.3%でケージ飼育が完全廃止されています。
(2008以前にケージを購入してしまっている30社のみに対してだけ、2021年までに完全廃止をしなければいけないという特例あり)
また、企業単位でのバタリーケージ廃止への取り組みも、海外では進められています。

しかし日本では、バタリーケージ飼育への問題意識がとても低いです。
鶏の90%以上がバタリーケージ飼育され、1羽あたりB5サイズに満たないスペースで暮しています。
消費者のほうでは、こういった飼育方法を知らされることがなく、販売する企業のほうは自分たちの販売する商品に対する責任が欠如しています。

2013年12月、西日本を中心に展開する大手総合スーパーのイズミ商品部(082-264-3467)に、あらかじめ電話をし、動物福祉に関する資料とアンケート(平飼いや放牧卵の販売割合や、卵の仕入れの際に、何らかの動物福祉基準を設けているかなど)を送付させてもらい、あらためて電話で問い合わせをしたところ「弁護士にも相談したが、答える義務はない。これ以上電話をかけてきたら法的手段に訴える」とのことでした。
同月、東海地方を中心に展開する大手総合スーパーのユニーお客様サービス部(0587-24-8091)への問い合わせも「動物福祉に関する情報は答えることができない。その理由も答えられない」とのことでした。
追記※しかし、再度電話でユニーに問い合わせたところ、アンケートに対して詳細に回答をしてくれました。


ステークホルダーとは、企業や行政の活動に対し、直接・間接的に影響を受ける団体や個人、消費者、社会全体のことです。
企業は、社会との関わることで成り立っています。企業はステークホルダーに対して、説明する責任があります。
企業が搾取している相手方(鶏)には「どうしてこのように我々にむごい仕打ちをしてつくられた卵から利益を得ようとするのか?」と企業に回答を求めるすべもありません。それを良いことにいつまでもこのような卵から利益を得続けようとすることは、ステークホルダーとしてとても容認できません。


毎月28日は、「鶏を守る日」です。
インターネットなどでの活動に、どうぞご協力お願いします。
http://blog.goo.ne.jp/grandemperor/e/cea5f2838adfa48718480019ff791692

チラシはこちらからダウンロード・注文できます。
http://www.arcj.info/download/leaflet/leafletbattery.html




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