日本の実験動物施設の数

日本の実験動物施設の数

日本医学会の調査(1960年)
1877施設
(2907施設にアンケートを送り、解答があったのは2412施設、そのうち1877施設が実験動物施設を持っているという結果)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/expanim1957/12/1/12_1_27/_pdf

日本には動物実験に規制がありません。動物実験者の免許も必要なし、実験施設の登録も届出も必要なし、実験計画をたててそれを審査する動物実験委員会も施設の査察制度もなく、記録の義務もなく罰則もありません。
そのため、日本に実験動物施設がいくつあるのか、把握できていない状況です。

最近でも、国や団体が独自に調査していますが、法的な土台がないため全体を把握できる数字ではありません。

最近の調査

環境省の調査(2012年)
266機関
(3528機関にアンケートを送り、回答があったのは1905機関、そのうち266機関が実験動物施設を持っているという結果)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_rchome.nsf/html/rchome/Shiryo/kankyou_201208_dobutsuaigo.pdf/$File/kankyou_201208_dobutsuaigo.pdf

環境省の調査(2011年)
172機関
(3807機関にアンケートを送り、回答があったのは992機関、そのうち172機関が実験動物施設を持っているという結果)
http://www.env.go.jp/council/14animal/y143-17/ref06.pdf

文部科学省の調査(2011年)
426機関
強調文 title="http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/09/__icsFiles/afieldfile/2011/09/28/1311589_1_4.pdf">http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/09/__icsFiles/afieldfile/2011/09/28/1311589_1_4.pdf
※調査対象は国公私立大学、文部省所管の独立行政法人などのみ

公益社団法人 日本実験動物学会の調査(2009年)
471機関
(1593機関にアンケートを送り、回答があったのは1074機関、そのうち471機関が実験動物施設を持っていると言う結果)

兵庫県(2012年)
69機関(兵庫県下のみ)
※兵庫県は条例で実験動物機関の届出制を導入している。

静岡県(2012年)
46施設(静岡県下のみ)
※静岡県は自主的に動物実験施設のみ立入調査を行っている。


「機関」と「施設」は数え方が異なります。
ある大学が5つの動物実験施設を持っていた場合、機関数としては「1」、施設数としては「5」という数え方になります。


文科省所管の機関だけで426機関あるのに、環境省の全体調査では266機関となっています。また兵庫県下だけで69機関あるにもかかわらず、日本実験動物学会の調査で471機関しかないというのはおかしい気もします。
インターネットで検索しただけで、ひとつの「市」だけで何十もの実験動物施設がヒットする自治体もあります。表に出てこない施設はもっとたくさんあるのではないかとも思います。
どこで何が行われているのかさっぱりわからない。施設数さえもわからない。そういう日本の状況は、動物実験の本質的な後ろ暗さを助長しているのではないかと思います。


日本の動物実験の状況
http://jikken-houseido.jimdo.com/%E6%83%85%E5%A0%B1-%E5%8F%82%E8%80%83%E8%B3%87%E6%96%99/%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%AE%9F%E9%A8%93%EF%BD%91-%EF%BD%81/



kita
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廃棄される畜産業の動物たち

  • Day:2014.11.18 03:11
  • Cat:畜産

と殺されるために、と殺場に連れてこられる牛や豚の多くは病気をかかえています。

たとえば千葉県下のと畜場では連れてこられた牛や豚たちの約6割が病気を抱えており、すべて廃棄、あるいは一部廃棄されています。一部廃棄された残りの部分は市場に出されています。

イメージ 2
写真 2013.4.24付 ※千葉県のものではありません
『この肉の写真は何の編集もされていません。多くの家畜の体内には腫瘍ができています。しかし肉は、表面をきれいに洗浄した後に販売されています。腫瘍の部分を除去し、きれいに膿を洗浄して、漂白剤で消毒してから消費者に販売しています』
http://beforeitsnews.com/alternative/2013/04/if-you-eat-meat-look-at-this-picture-2629370.html


日本全国で、2011年度にと殺された牛は1,175,991頭。そのうち742,324頭が一部廃棄(残りの部分は市場に出されています)、全部廃棄は9,776頭。63%の牛肉は病気で一部廃棄された残りの部分が市場に出回っています。
日本全国で、2011年度にと殺された豚は16,514,874頭。そのうち9,992,107頭が一部廃棄(残りの部分は市場に出されています)、全部廃棄は18,574頭。60%の豚肉は病気で一部廃棄された残りの部分が市場に出回っています。
平成23年度食肉検査等情報還元調査より)


兵庫県食肉衛生検査センターは、「と畜検査の結果、全部廃棄処分となった牛は毎年増加している」としています。疾病別では牛白血病が最も多く、「全国的に蔓延しているものと思われる。昨年は炎症および炎症産物による汚染によっての全部廃棄が増えており、これは病畜の急増、特に起立不能の状態で経過の長い牛が多数いたことによると思われる

2010年の京都のデータでは
牛の部分廃棄率5割、豚の部分廃棄7割となっています。
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000103/103360/3230623.pdf

「豚では、と畜場で検査すると健康豚は全体の29%に過ぎないといわれ、残りは潜在的疾病豚といわれています。」
2010年「畜産会 経営情報より

鶏については、全部廃棄・一部廃棄は数パーセントにすぎません。しかしこれは、ただたんに、一日に、日本全体で200万羽と殺している鶏を流れ作業で検査する方法が甘いだけにすぎないと私は考えています。ひとつの食鳥処理場で1日に1万羽以上もの鶏が処理されているのです。1羽1羽綿密に検査することは不可能です。
1㎡あたり16羽の過密飼育を強いられ、出荷時の捕鳥のさい、骨折してしまうほど足の弱っている鶏がいる飼育環境、鹿児島大学による、南九州の 5農場を対象にした調査で「趾蹠皮膚炎(FP)Dは調査した全ての鶏群で観察され、一部の鶏群では全ての個体に趾蹠皮膚炎(FPD)を認めた」とあるような環境で、鶏が健康でいられるわけがありません。


商品とされる動物たちは、コストを抑えるために、生産性をあげるために、多大な負担を強いられています。
過密飼育、無麻酔での体の一部の切断、商品としての質の良さを保つために繰り返される近親交配、繋ぎ飼い、そして本来の寿命よりはるかに短い期間で、と殺されます。

口蹄疫で、日本だけで何十万もの豚が殺処分され BSEのためにヨーロッパでは何百万頭もの牛が殺処分され、鳥インフルエンザでは日本だけで何百万もの鶏が殺処分されています。
家畜伝染病は、動物を苦しめ不自然に飼育した結果です。家畜伝染病は動物から私たちへの抗議です。
自分の命を犠牲にすることでしか、命あるものに対してこのような扱いをすることへの警鐘を鳴らすことができない動物の立場を考えるとき、私たちにできることは、畜産という動物を殺して食べる商売をなくしていくよう、努力することです。畜産業は動物への差別です。長い間培われてきた動物への偏見の結果です。畜産業をなくしていくことで、多くの人が職を失っていくことになります。しかし私たちが負わなければならない痛手は一時的なものです。この先畜産業が続いていくのなら、動物たちはこれからもずっと苦しみ続けなければなりません。




動物性食品を食べ続ける良い理由は何もありません。

2013年 ベーコンやハムを食べ過ぎると病気になりやすいことが判明。
フランス、イタリア、イギリスなどヨーロッパの10ヵ国の45万人を約13年間追跡した結果、ベーコンなどの加工肉を一定量以上食べる習慣があることで、循環器系の病気やガンにかかる確率が高くなるこがわかった。また、若くして亡くなってしまう人の割合も高くなっていた。
加工肉を毎日160g以上(ベーコンなら約10枚、ソーセージなら約6本)食べた人が12年間で死亡する確率は、加工肉を1日20g未満しか食べなかった人より44%も高かった。

2012年 肉食べると若死にするリスク高まる
米ハーバード大学で男性3万7698人、女性8万3644人を、それぞれ22年と28年間にわたって追跡調査したデータを分析した。トランプ1箱ほどの量の赤肉(牛や豚肉など)をほぼ毎日食べていた人は、あまり肉を食べていなかった人よりも平均で13%死亡リスクが高かった。さらにソーセージやベーコンなど、加工された肉を食べていた人の死亡リスクは20%に跳ね上がった。


肉食と大腸ガン発症率との相関があるというのは、すでに世界で認められている事実ですが、結腸がんについても同様の研究結果が出ています。

2011年 肉食多いと結腸がんリスク高まることが明らかに。
国立がん研究センター(日本)による45~74歳の約8万人を追跡した調査の結果、牛肉・豚肉、鶏肉などを毎日100グラム以上食べる男性は、それ未満の男性に比べて大腸がんの一つの結腸がんの発症リスクが44%増える。女性では牛肉・豚肉を同80グラム以上食べる人で結腸がんリスクが48%高まった。


2008年 乳製品をよく摂取するグループで前立腺がんになりやすい
国立がん研究センター(日本)による45~74歳の男性約4万3千人を6~9年追跡調査下結果、乳製品、牛乳、ヨーグルトの摂取量が最も多いグループは、最も少ないグループにくらべ、前立腺がんのリスクが高くなるという結果が出ました。






メモ kitaraku

ダニだらけのイノシシ

イノシシや鹿などの野生動物をしかけるワナは、とても残酷です。

イノシシはヌタ場(泥場)で泥浴びをします。木に体をこすり付けて体をきれいにします。
そうすることで、体についた寄生虫やダニを落とします。
イノシシは、鹿のように全身ダニまみれになることはないそうです。

しかし例外もあるそうです。
以下「日本人はどんな肉を喰ってきたのか」より抜粋。

『ある猟師に聞いた話では、捕獲したイノシシが恐ろしいほどダニにたかられていたそうだ。そのイノシシは前足が片方なかった。おそらくワナから逃れようとして必死で足を引きちぎって逃げたのではないかということだった。体が弱り、泥浴びもできずにダニの住処になったのだろう。』

駆除には一般的にワナが使われています。
「日本人はどんな肉を喰ってきたのか」によると、行政が有害駆除を農家に勧める場合は、ほとんどがワナ猟免許の取得であるそうです。

農林水産省の「野生鳥獣被害防止マニュアル」には
「ワナにかかった個体の長時間の放置は動物福祉上の問題もあり、ワナ設置後は毎日見回る必要がある。」
とありますが、実際には1週間に2度程度しか見回りをしていないところもあります。

ワナにかかった動物は、捕殺者が来るまで苦しみます。
くくり罠やトラバサミにかけられてしまったら、逃げようとして足がちぎれることもあります。


野生動物の駆除には、自治体から補助金が出されています。

(例)
宍粟市
鹿及び猪は1頭につき5千円、アライグマ及びヌートリアは1頭につき3千円、サルは1頭につき2万円

豊後大野市
猿を捕獲したもの 1頭につき30,000円
猪を捕獲したもの 1頭につき6,000円
鹿を捕獲したもの 1頭につき8,000円
アナグマ、タヌキ又はアライグマを捕獲したもの 1頭につき1,000円

瀬戸内市
イノシシ 1頭につき15,000円以内
シカ 1頭につき15,000円以内
ヌートリア 1頭につき2,000円以内
カラス 1羽につき1,000円以内
ヒヨドリ 1羽につき500円以内

美作市
ニホンジカ 1頭 12,000円
イノシシ 1頭 5,000円
ヌートリア 1匹 1,000円
野猿 1頭 14,000円
※県の助成金がある場合は、イノシシ・シカに限り1頭5,000円以内で上乗せ。
※国の鳥獣被害防止緊急捕獲等対策による助成金がある場合は、次の金額を上乗せ。
イノシシ・シカ
成獣 1頭 8,000円以内
幼獣 1頭 1,000円以内
ヌートリア 1匹 1,000円以内

対馬市
イノシシ 10,000円/1頭
ツシマジカ 10,000円/1頭



以下「日本人はどんな肉を喰ってきたのか」より抜粋

『補助金だけが目当ての場合は、完全に個人の儲けが大事である。他人、ましてや地域はまったく関係がない。捕れば捕るほど自分の金になる。当然多くのワナを手当たりしだい仕掛ける。多ければ多いほど取れる確率は高くなるからだ。おまけに最初から食べる目的ではないので、頻繁に見回る必要はない。死んでいてかまわない ― これではただ数を減らすためだけの殺戮行為といわれても仕方ない。こうして鹿の数が著しく減った地区が実際にある。昔ながらの猟をする猟師たちは怒り心頭なのだ「あいつらはただ金ほしさに殺してるだけだよ」耳や尾だけを切り取られて山の中に捨てられた多くの鹿。それを横目に少なくなった鹿を追う猟師たちは、犬がワナにかからないことを祈りながら走り回るのだ。』



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