乳牛のベストパフォーマンス会議

  • Day:2014.10.31 23:15
  • Cat:
2014.10.31
「乳用牛ベストパフォーマンス実現会議」の傍聴に行ってきました。

まず、帯広畜産大学の教授が欠席されていました。
帯広畜産大学では以前アニマルウェルフェアロゴを考案されていたので、その話を伺いたいと思っていたので、残念でした。

会議の中で「動物福祉」「アニマルウェルフェア」の言葉はまったく出てきませんでした。
どうやって生産性を上げるか、ということに話は終始しました。

畜産・飼料調査所の方の話では
「乳量が高い牛は子牛の生産性が落ちるというデータがたくさんある」
「年々発情の兆候が弱まっているのも、乳量が高くなってることが原因」
「骨粗しょう症も乳量の高さが原因」
という話があり、また欠席の帯広大学の木田教授の伝言では
「高泌乳牛は分娩後にエベルギー不足になるために急激な濃厚飼料の給餌が必要。しかしそのためルーメンアシドーシス(胃が悪い状態)になる牛もいる」という報告もありました。
しかし、「だから、これ以上の乳量の増加を目指すのはやめよう、本来の牛の自然な姿に戻そう」というのではなく、「だから、病気にならないよう質の良い餌をあげよう」「飼養管理技術を磨こう」と「人工授精の受胎率を高めよう」いう結論でした。

これからも乳量増加を目指して進んでいくでしょう。

放牧酪農の牛の乳量は年間3500kgくらいのところもありますが、日本の平均は8200kg。子牛が必要な乳量は一年間に100kgくらいのものだということを考えると、品種「改良」による乳量増加のために乳牛にどれだけ大きな負担を強いているのかがわかります。

生産性にこだわることをやめ、乳量の増加を牛に課すことをやめ、牛本来の生態に配慮した飼育をおこなえば、多くの問題が解決すると思うのに、根本的問題については問題提起がなされず、当面の対症療法についての話し合いで会議が終了したことがとても残念でした。



乳牛のベストパフォーマンス会議
http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/c_sinko/141022.html


乳牛の生産病について
http://www.nissangosei.co.jp/nissan/m088.pdf
ニ ッ サ ン 酪農・豆知識
平成 26 年 1 月
第 88 号
1.はじめに
乳牛は育種改良、規模拡大あるいは集約管理等により高度の生産性を追求した結果、個体の乳量は増加しました。しかし、その一方で高乳量のために栄養摂取量と泌乳量とのバランスが崩れ、栄養代謝やホルモン分泌に変調を来たすことで発症する病気が増えてきています。これらは『生産病』と総称されています。
生産病は、生産現場では日常的に頻発し、生産農家の経営を圧迫しています。しかし、口蹄疫、BSE、鶏の高病原性インフルエンザ等のように国家防疫上の緊急性や危険性をはらんだ感染性疾病と異なり、一般消費者にとって比較的馴染みのうすい病気です。

2.乳牛の生産病
生産病は狭義には、「濃厚飼料多給による代謝障害」ですが、広義には、代謝障害に加えて、繁殖障害、泌乳障害、運動器障害、更には、日和見感染症の側面を持つ子牛の消化器病や呼吸器病等もこの疾病の範疇です。
現在問題となっている生産病には代謝障害(ルーメンアシドーシス、脂肪肝やケトーシス等の肝機能障害、第四胃変位、低カルシウム血症等)、繁殖障害(卵胞発育障害、卵巣嚢腫、鈍性発情、排卵障害、子宮内膜炎、胚の早期死滅、着床障害など)、運動器障害(蹄葉炎等蹄病全般)、そして泌乳障害(臨床性乳房炎、潜在性乳房炎、慢性乳房炎)などがあります。

3. 乳牛の生産病を取り巻く最近の動向
1)潜在性生産病
潜在性生産病とは、個体の外見からは異常が検出できず、血液や乳汁等の体液成分検査等によって初めて病気の進行状況がわかる生産病です。これには低カルシウム血症、ルーメンアシドーシス、乳房炎などがあります。また、潜在性生産病は、臨床症状を伴う生産病(臨床性生産病)の前段階ともいえます。
近年の栄養管理技術や家畜管理学の進展、及びこれらを取り込んだ生産獣医療の取り組み等によって、臨床性生産病はかなり減ってきていますが、潜在性生産病についてはむしろ深く広くまん延しつつあります。
明確な臨床症状を伴わないため、潜在性生産病は見過ごされることが多いのですが、繁殖機能や免疫機能へも悪影響を及ぼします。そして何よりも経済的被害額は、臨床性生産病の数倍にものぼるといわれています。今後、繁殖分野だけではなく畜産・獣医分野が総力をあげて研究すべき重要課題です。
2)受胎率低下
現在、受胎率が低下するという問題が顕在化してきています。現在の泌乳牛は泌乳能力が向上したため、分娩後 6~10 週間は乳生産に必要なエネルギー量が飼料として摂取できるエネルギー量よりも多くなります。乳牛はこれに対して自分の体に蓄積している脂肪などをエネルギー源として使って、言い換えれば身を削って乳を生産します。この状態を負のエネルギーバランスといっています。負のエネルギーバランスの期間は、性ホルモンの分泌は抑制され、卵巣の正常な働きを阻害し、繁殖機能に悪影響を及ぼしていると言われています。しかし受胎率の低下には負のエネルギーバランス以外の要因も複雑に絡んでいます。従って繁
殖技術のみならず、育種・飼養・衛生管理等、畜産獣医技術全般に関わる問題といえます。
牛の受胎(繁殖性)の阻害要因を解明し、受胎率の改善・解決に向けた早急な対策が必要です。
3)周産期の免疫機能の低下
分娩前後の3週間、あわせて6週間を周産期と呼んでいます。この時期には、乳房炎、乳熱、起立不能症、第四胃変位、ケトーシス、ルーメンアシドーシス、低カルシウム血症、蹄葉炎、胎盤停滞等種々の疾病が多発します。これは特に周産期疾病と呼ばれています。
妊娠末期の乳牛は、胎児の急速な成長や分娩後の泌乳に向けた乳腺の発達等により栄養要求量が増加します。また分娩という大きなストレス負荷に伴い、血中コルチゾール濃度の上昇、貪食細胞機能や T リンパ球機能といった免疫機能が一時的に低下するといわれています。
負のエネルギーバランスの時期には糖質の不足によって免疫細胞はエネルギー不足となり、蛋白質の不足は免疫細胞の分化・増殖に必要な原材料の不足をきたすともいわれています。
そのため、周産期に免疫機能を正常に保ち、周産期疾病を未然に防ぐためには、個々の乳牛の泌乳能力や生理機能を勘案したきめ細かな飼養管理が必須となります。周産期における免疫機能の詳細なメカニズムは未だ解明されていませんので、今後、抜本的な取り組みが必要と思われます。
4)乳房炎
生産病として最も重要な病気は乳房炎です。乳房炎は、乳房(乳腺)に細菌が感染することにより発症します。乳房炎になると、乳中に細菌や白血球が出てくるためと治療に使った抗生物質が乳に混入するため飲用に適さず、このような乳は廃棄されます。細菌感染は乳の出口である乳頭口からの細菌の侵入によって起きますので、この病気の予防は、搾乳前後に乳頭を徹底的に清潔にすることが必要です。また、乾乳期に抗生物質を乳房に注入することや、最近では、ワクチン接種による予防も試みられています。

以下次号に続く
日産 合 成工 業 株式 会社 学術 ・開 発 部


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「動物に苦痛を与えていないことが明らかにならなければ実験を行うことが許可されません。」


2014.10.29

はじめまして。
動物保護の活動を行っている佐藤と申します。
貴法人のサイトの記述で訂正してほしい点がございますので
確認いただけますよう、よろしくお願いします。

http://www.jsvetsci.jp/10_Q&A/Q%26A-table.html

こちらのサイトの上から9つ目の質問、
「私は現在、動物実験についての研究をしております。
動物を救う事を職としている方にとって、動物を実験に使用する事をどう思われますか?」
との質問に対し


「動物実験をしているからと言って野放図に動物を苦しめているわけではありません。現在日本には「動物の愛護及び管理に関する法律」というものがあり、その中で動物実験を行う場合は動物に苦痛を与えない方法でしなければならないと定められています。また各研究機関、学術団体などでは指針を制定しており、その中でも動物に苦痛を与えない方法により動物実験を行うことが義務付けられています。これを研究者に守らせるために研究者は実験を始める前に動物実験計画書を実験を行う機関の動物実験委員会に提出し審査を受けることになっています。動物に苦痛を与えていないことが明らかにならなければ実験を行うことが許可されません。」

と回答されています。
この回答について、下記の点を踏まえ、訂正をお願いできないでしょうか。

日本で、法律や指針で動物実験がきちんと管理されているとは到底いえません。
動物愛護管理法には3Rが謳われていますが、それを担保するための具体的な法的枠組みは日本にはありません。
日本学術協会から「動物実験の適正な実施に向けたガイドライン」が出されていますが、これは実験施設に対して拘束力をもつものではありません。
また文部科学省、農林水産省、厚生労働省からは動物実験についての指針が出されていますが、実験施設においてこの指針が守られているとは思えません。
たとえば各指針には、「動物実験等に関する情報(例:機関内規程、動物実験等に関する点検及び評価、当該研究機関等以外の者による検証の結果、実験動物の飼養及び保管の状況等)を、毎年1回程度、インターネットの利用、年報の配付その他の適切な方法により公表すること。」などと情報公開が義務付けられていますが、動物実験を行う私企業において、動物実験に関するそのような情報が公開されている例を私は知りません。

また、環境省から出されている「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」には、動物実験施設について「可能な限り、外部の機関等による検証を行うよう努めること。」とあり、国立大学動物実験施設協議会および公私立大学実験動物施設協議会は「動物実験に関する相互検証プログラム」を実施していますが、この検証を受けている機関は、文科省所管の424機関のうち62機関だけです。
http://www.kokudoukyou.org/index.php?page=kensyou_ikenbosyu
製薬会社などそのほかの実験施設についてはHS財団が検証を行う、といわれていますが、HS財団の検証を受けた実験施設は87施設しかありません。
http://www.jhsf.or.jp/project/doubutu_institution.html
実験施設の届出制を導入し、実験施設数が把握されている兵庫県下だけで70の実験施設があることを考えると、これらの数字はあまりに低い数字といえます。

各自治体が、どこに動物実験施設があるのかすら把握できない現状の日本のシステムで、動物実験の指針や基準、ガイドラインが守られているとは考えられません。

また貴サイトの上記回答には「動物に苦痛を与えていないことが明らかにならなければ実験を行うことが許可されません」とありますが、これは明らかに間違いであり、サイトの閲覧者に重大な誤解を与えることになってしまいますので、削除していただけないでしょうか。
Scientists Center for Animal Welfare (SCAW)が動物実験の痛みを5つのカテゴリー(A.B.C.D.E)に分類し、苦痛の判断基準としていますが、カテゴリーC以上は明らかに苦痛を伴うものであり、日本でカテゴリーC以上の実験は行われています。インターネット上で、カテゴリー別に動物実験数を公開している大学もあり、それを見るとカテゴリーC.Dの動物実験が中心に行われていることがわかります。
カテゴリーCの動物実験とは「脊椎動物を用いた実験で,動物に対して軽微なストレスあるいは痛み(短時間持続する痛み)を伴う実験。」であり麻酔下で血管を露出させること,あるいはカテーテルを長期間留置すること、などが含まれます。
カテゴリーDの実験は「脊椎動物を用いた実験で,避けることのできない重度のストレスや痛みを伴う実験。」であり、行動面に故意にストレスを加え,その影響を調べること。麻酔下における外科的処置で,処置後に著しい不快感を伴うもの。長時間(数時間あるいはそれ以上)にわたって動物の身体を保定(拘束)すること。麻酔薬を使用しないで痛みを与えること。などが含まれます。

こういった実験が現実に行われている以上、「動物に苦痛を与えていないことが明らかにならなければ実験を行うことが許可されません」を削除していただきたいと思います。
獣医師を目指し、しかし動物実験に抵抗があるかたがインターネットで検索した場合、貴サイトにたどり着く可能性は高いです。
このQ&Aはかなり昔に公開されたものと思いますが、そのような獣医師志望者に誤った情報を伝え、不利益を与えてはならないのではないでしょうか。

お忙しい中恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします。


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2014.10.30
返信あり


日本獣医学会ホームページ掲載の記事に関するご意見をお寄せ
いただきありがとうございました。

ご意見を検討し、記事の内容を修正いたしましたのでご案内いたします。

http://www.jsvetsci.jp/10_Q&A/Q%26A-table.html#Anchor49575

日本獣医学会



kita

養豚農業の振興に関する基本指針


2014年につくられた養豚振興法にもとづき、養豚振興についてどういった基本指針をつくるかの検討が行われています。

第一回パブリックコメント(2014.9.30終了)
「養豚農業の振興に関する基本方針」の検討における国民の皆様からの御意見 ・御要望の募集について
http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/c_kikaku/140710.html

2014年6月27日に「養豚農業振興法」が施行され、同法第3条で「養豚農業の振興に関する基本方針」を策定することとされています。
養豚農業の振興に関する基本方針には以下の事項を定める事とされています。
・養豚農業の振興の意義及び基本的な方向に関する事項
・養豚農家の経営の安定に関する事項
・国内由来飼料の利用の増進に関する事項
・豚の飼養に係る衛生管理の高度化に関する事項
・安全で安心して消費することができる豚肉の生産の促進及び消費の拡大に関する事項
・その他養豚農業の振興に関し必要な事項

上記6点について、農水省はわたしたちに意見を求めていました。

意見例

養豚農業の振興の意義及び基本的な方向に関する事項

●国際原則である動物福祉の「5つの自由(飢えと渇きからの自由、恐怖と悲しみからの自由、不快からの自由、通常行動への自由、病気と苦しみからの自由)」を盛り込むなど、畜産動物福祉の向上を基本的な方向のひとつとしてほしい。と畜場では水飲み場が設けられていないところがあり、妊娠ストールでは、豚は方向転換という当たり前の行動もできない。麻酔なしでの体の一部の切断も一般的に行われている。こういった状況を持続させるのではなく、改善していくという方向を示してほしい。

養豚農家の経営の安定に関する事項

●動物福祉に配慮した経営ができるよう、福祉レベルの向上にかかわる費用を補助する政策を盛り込んでほしい。養豚農家が動物福祉に配慮した経営をしたいと考えても、豚1頭あたり3万円程度の取引では生産コストを下げざるを得ず、放牧養豚の実施や妊娠ストールを廃止することは困難である。EUでは、畜産動物福祉の法定基準に農業者が達するための補助措置や法定基準以上の高い動物福祉をおこなう農家に減少した所得を補う直接支払い制度がある。日本にもそういった制度が必要だと考える。


国内由来飼料の利用の増進に関する事項

●国内飼料で、なおかつ豚の健康に良い飼料の利用増進をしてほしい。一般的に豚には粗飼料があまり給餌されないが、豚にも繊維質の飼料が必要である。「豚は配合飼料だけでは円滑な成長・繁殖を営むことができない」(「家畜飼育の基礎」2000年)。肥育豚の3/4が胃潰瘍であるといわれるが、その原因の一つとして粒子の細かい飼料や、粗線維の不足が挙げられている。

●自然循環型の放牧養豚を推進する内容にしてほしい。
北海道の放牧養豚場、ホープランドではブロッコリー・スイートコーンなどの収穫後の跡地に牧草の種をまき、豚が放牧されている。牧草を食べつくすと、豚はほかの畑へ転牧される。豚は収穫残さを綺麗に食べてくれると言う。このホープランドの飼料自給率は70%を超える。放牧養豚のメリットは自給率だけではない。雑草の根っこも豚は食べるため雑草の繁殖も抑えられる。排泄物処理の問題も解決する。豚の糞尿の肥料効果で、放牧跡地に作付けされた野菜は上質なものができたという。
ホープランドの放牧養豚に関する報告 http://lin.alic.go.jp/alic/month/domefore/2010/feb/spe-01.htm

豚の飼養に係る衛生管理の高度化に関する事項

●衛生管理の手法のひとつとして放牧養豚を推進する内容にして欲しい。
年々、養豚の予防衛生管理技術は向上してきているが、同時に豚の疾病は増加傾向にある(「ブタの科学」2014年)。どんなに衛生管理につとめても結局のところ工場型の大規模養豚場では豚は本来の習性を発揮できず、常にストレスにさらされている。そのような環境は病気予防に適しているとはいえない。2013年にFAO(国際連合食糧農業機関)は「1940年以降新たに出現したヒトの感染症の約7割は動物起源だ」とする報告書を出しており、その原因の一つとして工場型の畜産の拡大をあげている。
より自然な状態での豚を飼育する事こそが、高度な衛生管理でではないだろうか。

●抗生物質の使用削減を盛り込んで欲しい
アイオワ大学は2014年に「大規模養豚場の近くに住む人は、抗生物質耐性感染症のリスクが高くなる。」と報告している。また同年WHO(世界保健機関)は感染症治療で使われるさまざまな抗生物質が多くの国で効かなくなっていると発表している。抗生物質で病気を予防しようとしても結局のところいたちごっこであり、それよりも抗生物質を使用しないでよい飼育環境にするほうが根本的解決になるのではないだろうか。山梨県の放牧養豚農家では抗生物質の投与をおこなっていない。ストレスのない自然に近い環境で飼育し免疫力を高める事で、日常的な抗生物質の投与をなくすことは可能である。

●妊娠豚ストールを廃止し、母豚の群飼育への移行を促進する内容にして欲しい。
EUでは既に妊娠豚ストールは廃止されており、2014年6月には穀物メジャーのカーギル社が2017年までに妊娠豚ストールの廃止を発表した。カナダも廃止に向けて動いているところである。このストールは動物福祉の観点から容認しがたい大きな問題のあるものであり、このストールを使って生産された豚肉は、今後国際的に通用しなくなると思われる。ストールの廃止にはクリアしなければならないさまざまな問題があると思うが、方向転換もできない檻の中で日本の母豚の多くが一生のほとんどの時間を過ごしている事を考えると、廃止にむけて取り組む価値は大きい。

●免疫去勢製剤の普及を盛り込んで欲しい
外科的処置をともなわない、免疫去勢製剤(インプロバック)がすでに2010年、日本で認可されているにもかかわらず、日本ではほとんどの豚に麻酔なしでの去勢が行われている。麻酔なしでの去勢により、心的外傷性疾患や腹膜炎で死亡したり、ストレスから発育や免疫力が落ちる傾向があることが知られている。オーストラリアやニュージーランドでは10年以上の使用実績があり安全性が確認されており安全性に問題はない。またワクチンを摂取したオス豚は、外科的去勢オス豚に比べると自然なパターンで発育することができるため、飼料効率がよく、糞量も少ない。生産性・動物福祉・病気予防全ての点に置いてメリットのある免疫去勢製剤を、高度な衛生管理の手法として推進していただきたい。

安全で安心して消費することができる豚肉の生産の促進及び消費の拡大に関する事項

●動物福祉食品の普及を目指す内容にして欲しい。
放牧や、歯・尾の切断を行っていない、スノコではなくオガクズを使用しているなどの動物福祉に配慮された豚肉は、消費者が見て分かりやすいようラベルをつけるなどして、動物福祉食品(フリーダムフード)の普及に努めるべきだと思う。
2012年に生協組合員を対称におこなわれたアンケート(715人)では、86.6%が「動物の飼育環境についてより多くの情報をのぞむ」と答えている。2009年に東京食育フェアで行われた動物福祉に関するアンケート(672人)では85.9%が「価格と家畜の福祉のバランスが大切」と答えている。しかし現実に日本のスーパーに並んでいる畜産物を見て、動物がどのように飼育されたものなのかどうか、消費者は判断することができない。動物福祉のラベルのついた畜産物を普及させることは、畜産動物福祉という考えを浸透させることにもつながる。

その他養豚農業の振興に関し必要な事項
●災害時の畜産動物の救護体制の強化を盛り込んで欲しい。
東北大震災では原発警戒区域内に飼育されていた3万頭ほどの豚が放置されたまま餓死しており、こういったことの二度と起こらぬよう災害時の豚の避難先、避難が難しいのならば安楽殺させるなど速やかな行動がとれるよう、救護計画を立てておく必要があると考える。また停電時に換気扇がとまって豚が大量に死ぬということが起こっている(※)。換気や、給餌・給水等の設備が自動化された豚舎においては、停電時に備え、自家発電機や代替システムを整備する等を義務付けることも必要だと考える。
※アニマルウェルフェアに対応した家畜の飼養管理に関する検討会
平成 20 年度 第1回豚分科会議事録より
「停電で換気扇がとまって豚が大量に死んだというのは、それこそ同じぐらいの規模の農場の人と勉強会なんかをやっていると、12~13 軒の中の、例えばここ 5 年以内に 2 人とか 3 人がそういう事故、で例えば豚が何百頭死んだりとか、恥ずかしい話ですけれども現実に、そういうのは起こっているのですよね。換気扇がとまってしまって窒息死したとか。」

●環境への配慮から、養豚の飼養規模拡大を抑え、放牧養豚を推進して欲しい。
年々1戸あたりの飼養頭数は増えており、肥育豚の70%が2000頭以上の養豚場で飼育されている。規模の拡大は、機械化、施設化、畜産と耕種部門の分離につながる可能性が高く、そのような工場型の畜産は石油エネルギーに依存しており環境への負荷が高いものになってしまう。近年の異常気象に見られるように環境破壊は深刻であり、自然循環型の放牧養豚を推進すべきと考える。





2014.10.9「第1回 養豚農業の振興に関する基本方針について意見を聴く会」 で、パブコメの結果が公開されました。

無題

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傍聴された方の話では、ウェルフェアのウの字も出なかったそうです。

2014.10.24 農林水産省 生産局 畜産部 畜産企画課に、動物福祉に関する意見がどれくらい寄せられたのかを確認したところ、

・動物福祉に関する意見は、個人・団体を含め二十数件寄せられた
・「ストール廃止の意見は、ほかにも寄せられていないか」との問いには、きちんとした統計は取っておらず、多めに寄せられた意見を「主な意見」といして掲載したとのこと。
・農業従事者(養豚業とは限らない)からも動物福祉に関する意見は寄せられた、とのことでした。




2015.2.6「第2回 養豚農業の振興に関する基本方針について意見を聴く会」の傍聴に行ってきました。
基本方針の「案」にはアニマルウェルフェアという言葉が一言だけ出てきます。

DSC_0268_R.jpg
たったこれだけ。
会議ではアニマルウェルフェアについて議論される事はありませんでした。
動物保護団体からの声がもっともっと必要です。

3月上旬には第三回傍聴会が開催されます。
3月中旬には第二回目のパブリックコメントが行われます。
傍聴会は誰でも参加できます。
今日の傍聴会は動物保護団体のPEACEアニマルライツセンターも行っていましたが、動物の立場から関心を持つ人がもっと集まれば、方針も変わると思います。
動物の立場からのパブリックコメントがもっとたくさん集まれば、方針は変わると思います。

わたしたち動物の権利を守ろうとするものにとっては、日本が動物をどう扱うかを決める重要な基本指針です。
一人でも多くの人に関心をもってもらいたいです。





kitara

野生動物の殺しかた

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こういうイノシシや鹿の箱わなが日本中に仕掛けられています。

週に何度か見回りにきて、かかっていたらその場で檻の隙間から槍を何度も突き刺して殺す。
そういう殺しかたが、一般的です。

槍で殺すのはただですし、銃なら弾代がかかります。麻酔で安楽殺なら更に何百倍もの金がかかります。麻酔なら医師も連れてこなければなりません。その金もかかります。

鳥獣保護を図るための事業を実施するための基本的な指針には
「捕獲個体を致死させる場合は、できる限り苦痛を与えない方法によるよう指導するものとする」
とありますが、その配慮はなされていません。

有害なノーベル賞

有害な「ノーベル賞」
医学・生理学賞に欧州の3人「脳の空間認識」解明
10月6日 19時06分

動物実験が行われています。
こういう、将来実用化されるかどうかもわからない基礎研究のために、動物が実験に使われています。
動物の苦しみの上に立って、「ノーベル賞、ノーベル賞」と大騒ぎする。
ノーベル賞とか、大騒ぎするようなもんじゃないです。
ノーベル賞と関わりが深く、ノーベル賞候補者に多額の助成をしている、ロックフェラーは、動物実験、人体実験、新薬販売、副作用、再度動物実験、人体実験、新薬販売、と繰り返して、莫大な富を築いたけど、そのロックフェラー親子は医薬品を極力避け、主治医はホメオパシーの医師だったそうです。
名声とか地位とか肩書きを有り難がって大騒ぎすることは、こういうずるい大富豪にとってはよだれが出るほど嬉しいことに違いありません。
そういう人々を操るのはとても簡単だからです。

今日、広島の土砂災害で行方不明になってしまった、うちの犬を探して、被災地をウロウロしているときに、あるボランティアの方に出会いました。
その方は東北大震災で被災されたそうです。そのとき、たくさんのボランティアの方に助けられたと言ってました。そして今回、その恩を返すために広島に来たと言ってました。
この方のほうが、今回ラットを実験してノーベル賞を受賞するオキーフ氏より、ずっとずっと称賛に値します。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141006/k10015173391000.html


オキーフ氏は、動物はなぜ、自分が今いる位置を感覚的に把握できるのか、その理由を突き止めようと、ラットを使った実験を行い、まず、脳の中でも「海馬」と呼ばれる記憶に関わる部位に注目しました。
その結果、海馬の中に、自分が今どこにいるのかを把握する神経細胞があり、この細胞をつないだ神経のネットワークがあることを突き止めました。

豚の利用

  • Day:2014.10.07 13:01
  • Cat:
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肉用に飼育される豚
肥育豚の一生

豚の寿命は15年程度と言われていますが、肉用に飼育される豚たちは生後半年程度で、出荷、と殺されます。日本では、放牧養豚はほとんど行われておらず、豚の多くは、と殺されるまでの一生を豚舎のなかで過ごします。
豚舎の中は豚にとっては快適なものとは言えません。豚は探索システムが極端に活発な動物です。自然に近い環境で過ごす豚は、日中の52%を餌を探したり草をはむことに使い、23%を歩き回って周囲を調べることに費やします。鼻であちこち掘り返して調べたりさまざまな草や根、昆虫やミミズを探して食べたり、泥に体をうずめて体を冷やしたり、木に体をこすり付けて汚れを落としたり、仲間とじゃれあったり忙しい一日を過ごします。しかし豚舎の中には転げ回ったり穴掘りをしたりするのに適当な材料は何もありません。体を擦り付ける柱や、鼻で持ち上げるものもありません

歯と尾の切断

狭い豚舎の中でお互いを傷つけあうことを防ぐため、母豚の乳首を傷つけるのを防ぐため、などの理由から 、日本の農家の63.6%以上で歯の切断が行われており、一般的に生後7日以内に、無麻酔で、ニッパーを使って歯の根元から切断されます。尾の切断も同様に、生後7日以内に、無麻酔で、日本の農家の81.5%で実施されています。豚は探索システムが極端に活発な生き物です。しかし過密飼育される豚舎の中には豚の好奇心を満たすようなものは何もありません。そのため探索の転嫁行動として仲間のひらひらした尻尾にかじりついてしまいます。かじりつかれた尻尾から菌が入って脊髄にまで及ぶと、食肉としてダメになってしまいます。
尾の切断はそういった「尾かじり」による肉の損傷を防ぐために、おこなわれています。 尾には末梢神経が通っており、もちろん痛みを感じます。豚はコミュニケーションの疎通に尾を使いますが、それもできなくなります。尾を切断された痛みは、切断時だけではなく、その後長期にわたって豚を苦しめるだろうといわれています。
http://jp-spf-swine.org/All_about_SWINE/AAS/21/21_28-48.pdf
こういう体の一部の切断は豚を苦しめます。ニッパーを使い歯の根元から歯髄を傷つけるような切断を行った場合、歯肉炎の発生率が高くなり増体量が低下することが知られています。
放牧では尾かじりは起こらないことがさまざまな調査で明らかになっています。
European Food Safety Authority's Animal Health and Welfare Panel
(パーセンテージについては2014年畜産技術協会調べ)
フィンランド、スウェーデン、ノルウェーでは豚の尾の切断はすでに禁止されています。
http://www.animalwelfarenorway.com/pig-welfare


去勢

雄臭のない肉を生産するため、ほぼ100%の雄豚に、無麻酔でおこなわれます。
去勢について

胃潰瘍

肥育豚の 4 分の 3 は多かれ少なかれ胃潰瘍を患っています。胃潰瘍は様々な原因で起こります。特に重要なものはストレス(群編成、温度変化など)、そして栄養です。1 頭当たりの飼育面積が小さすぎる密飼いの場合には、豚に大きなストレスがかかり、胃潰瘍のリスクが高まります。(FINISHING PIGS 肥育豚管理の実践ガイド2011年より)よく太る濃厚飼料ばかりで粗飼料が少ないことも原因のひとつです。
Aarhus大学の研究では、細かく砕いたあるいはペレット化した飼料の代わりに粗く砕いた資料を与えることや、それに加えて、ワラを継続的に与えることが、胃潰瘍の有病率を減少させることができるとしています。
Does Hemp Help Prevent Gastric Ulcers in Slaughter Pigs?
http://www.thepigsite.com/swinenews/41851/does-hemp-help-prevent-gastric-ulcers-in-slaughter-pigs/




子供を産むために飼育されている豚たちについてはこちらに掲載しています。
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-3.html





『家畜行動学者はまず、家畜が「幸せそう」にみえる環境とはどのようなもので、そこで家畜はどのような生活をしているのかを調査した。
そして洋の東西と問わず、動物の幸せは自然に放つことにあると考えた。
傾斜のある森林と平坦地のヤブ、沼地、小川などを含む多様性に富んだ原野に、さまざまな年齢のブタを多頭数、放牧し、そこでの生活を事細かに記録した。すると、ブタは血縁をもとに、成雌4~6頭とその子からなるサブグループに分かれた。それぞれが前方視界が開けた巣を傾斜地に作り、そこでキャンプした。そして朝目が覚めると、巣からけもの道を数メートル移動して、道路上のヤブになったところで排糞した。
それから様々な場所を探査しながら植物・種子・草の根・ミミズ・昆虫に加えヘビ、小動物、鳥類などなんでも食べた。実に採食時間は、探査も含めて6~7時間、行動面積は20~30ヘクタール(東京ドームの4~6倍)にも及んだのである。
12~13時間は横になってまどろんだり、睡眠したりの時間であった。残りの数時間は、ぬた場で泥浴びをして、外部寄生虫を落としたり、立ち木に体を擦り付けて皮膚をきれいにしたり、仲間と喧嘩したりじゃれたりして親和関係を醸成した。

大変に忙しい生活であるが、そこでのブタはおとなしく、新規な刺激にもパニックにはならず、前述した常同行動(※)も発現しなかった』
以上
動物たちの「幸せ」とは何か  2005年雑誌『UP』
東北大学教授 佐藤衆介氏著 より文章抜粋
(※常同行動・・同じ行動を繰り返し繰り返しおこなう異常行動)

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放牧養豚

クローン豚 
1999年~2011年で、609頭(ミニブタ除く)を産ませ、そのうち、正常分娩が427頭 残りは死産・産後直死。
正常分娩のうち、病死 176頭。
クローン技術は母体にも、生まれたクローンにも、大きな負担と痛みを強います。クローンの死産・病死の割合は、普通に出産した場合と比べ、格段に高いことからも、その痛みが推し量れます。イギリスの研究によると、すべてのクローン動物には遺伝子に何らかの以上が見られるとのことです。
「追跡調査によると羊の場合、体の巨大化や心肺機能の欠陥、牛の場合、多くの流産、マウスの場合、胎盤が通常の4倍に肥大、などがひんぱんに見られたほか、発育障害や免疫機能不全もあった」と報じられています。

移植時に臓器が拒絶されにくい豚、免疫機能が欠損している豚などの医療用モデルをつくり、実験に供するために、このようなクローン豚の研究がされています。

参考 http://www.s.affrc.go.jp/docs/clone/index.htm

ノックアウトブタ
遺伝子操作することで免疫機能のひとつが生まれつき働かないようにされたブタ
この免疫不全ブタは生まれて2ヶ月以内に、すべて死にます。
人の病気の治療のためにこのようなブタが産み出されています。
参考 http://www.nias.affrc.go.jp/press/20120611/

iPS細胞
iPS細胞の研究のために、文部科学省は2013年度から10年間で200億~300億円の助成をすることを決めました。
そのiPS細胞の人への実用化の研究のために、生まれつき膵臓のないブタが作られています。この膵臓のないブタの胎児へ、人のiPS細胞を入れて、人の膵臓を作ろうという計画です。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG17051_X11C10A2CR8000/
2011年
生まれつき膵臓のないブタの胎児に、正常なブタの細胞を入れて「ブタ」の膵臓を作ることに、東大と明大が成功しました。
膵臓のないブタは生まれてまもなく重度の病気になり死んでしまいます。成功までの過程で、どれだけのブタが犠牲になったかはわかりません。
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膵臓ができないよう遺伝子操作された雄の白ブタ(下)に正常な雌の黒ブタ(上)の細胞を入れて誕生した膵臓のある雄ブタ(中央)。
膵臓のないブタは、生後まもなく重度の高血糖症状などによって死亡します。
2013年
生まれつきすい臓のないブタの胎児に「人」の膵臓を作ることは難しい事が判明。
『中内教授らはiPS細胞を膵臓の前段階の細胞に変え、膵臓ができないよう遺伝子操作した胎児に注入する方法を検討したが、注入するタイミングや部位が難しいと判明。iPS細胞そのものを遺伝子操作した胚に注入する方法が有力と考えた。』
生まれつきすい臓のないブタの胚へ人のiPS細胞を注入して、人の膵臓をつくるほうが有効だとされています。しかしそれは人と動物が入り混じったキメラ動物を作る事になっているため、現在法で禁止されています。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20130219/index.html

法の目をかいくぐることができたとしても、おそらくブタの体に人間の膵臓を作ることに成功はしないでしょう。万が一成功したとしても、それを人間に移植することには成功しないでしょう。iPS細胞iPS細胞と浮かれていますが、この騒ぎはヒヒの心臓を人間に移植したときの騒ぎとまったく同じものです。病気を減らすためのものではなく、好奇心のための実験に過ぎません。病気を本当に減らしたいのなら、iPSなどの流行を追うのではなく、確実に有効な方法、予防・食習慣・生活スタイルの改善に重点を置いた施策をすることです。動物を苦しめ、命を奪いiPSに何百億もの税金を投与する必要はまったくありません。


植物の遺伝子を組み込んだ『ほうれん草ブタ』も作り出されています。
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-58.html


事件の再現
2001年の名古屋受刑者放水事件では、放水で直腸や肛門に傷をつけることができるのかどうかを調べるために、豚が実験に使われています。豚の直腸は裂開し、肛門の皮ははがれ、腹に7リットルもの水がたまる、という結果が得られたそうです。

豚は愛媛県でロディオにも利用されています。
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-17.html




2011年3月15日 地震と津波をのがれ、生き残った豚20頭が、餌を求めて宮城県の海岸を走り回っているところを、市の職員に捕獲され「衛生上問題がある」として殺処分された(産経ニュースより)

有機畜産物(動物の福祉に配慮された育て方、放牧などが行われた家畜の肉など)として日本農林規格(JAS規格)に格付けされている豚肉はゼロです。

農林水産省 有機畜産物のJAS規格について
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html

イギリスではスーパーで、動物の福祉に配慮された食品「フリーダムフード」を購入することができますが、日本では畜産動物たちがどのように育てられているのかさえ知られていません。
このような日本において、畜産動物の飼育状況は過酷なものになっています






わたしたちにできること

最良の選択は肉を食べないという選択です。どんなに良い飼育をしたとしても本来の寿命よりはるかに短い期間で、最終的には恐怖と不安の中でと殺してしまうからです。動物は自分と同じ種の血の臭いをかぐと情動が不安定になると言われています。見知らぬ場所で仲間の血の臭いをかぎ、と殺される順番を待つ間、電棒で追い立てられて豚がどのような思いでいるのかはかりしれません。
しかし、もし食べるのをゼロにするのが難しければ、世界中の都市や学校で取り組みが進んでいる「ミートフリーデー(週に一日肉なしの日)」を試してみることもできます。また、舎飼いではなく放牧で、妊娠ストール(子供を産ませるために飼育される豚を、1頭1頭檻の中に閉じ込めて飼育する方法)を使用していない豚肉を購入することもできます。通販のらでぃっしゅぼーや、ぶぅふぅうぅ農園ではそういった豚肉を扱っています。また鹿児島県のえこふぁーむは放牧で妊娠ストールを使用していないだけではなく切歯・断尾もしていません。北海道の「北海道ホープランド」はストール飼育を行わず、5頭/1000㎡という自由な環境で豚は放牧されています。私たちには、そのような肉を買うという選択をすることができます。
年々一戸当たりの豚の飼育頭数は増えており、生産効率を重視した大規模化が進んでいます。私たち一人ひとりの選択で、豚の苦しみを減らすことができます。




メモ veg