うさぎと、ラビットファー

  • Day:2013.01.31 08:03
  • Cat:毛皮
ラビットファー(うさぎの毛皮)は、うさぎの毛を刈って作られているのではありません。


養殖されるウサギは靴箱2つ分サイズ程度の金網の中で、飛び跳ねることも駆け回ることもできずに、一生を過ごします。そして、に詰められて出荷され、上の動画のように、と殺されます。
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の隙間から他のウサギがと殺されるのが見えます。
ウサギは養殖される間も、と殺を待つ間も、と殺されるときも苦しみます。
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※うさぎの写真は、CAFT(毛皮貿易廃止連盟)より→ http://rabbitfur.org/index.html
「毛皮廃止のために、ご自由にお使い下さい」とあります


2011年12月公開 うさぎ養殖場(オランダ)



ラブットファーはとても安価に販売されています。100円ショップでもラビットファーつきのアクセサリーを買うことができます。
フランスだけで年間7000万匹のウサギが殺されていると言われています。(FAO報告


商品を買う前にタグを確認してください。タグは商品自体に縫い付けられていることも多いです。
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このような商品にラビットファーは使われています。
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ウサギ以外の毛皮の作られ方
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-23.html




メモ souken
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「県民への差別以外のなにものでもない」

米軍機は、アメリカ本国では、人口密集地での低空飛行は禁止されています。
アメリカ本国では、米軍機の離発着は、周辺住民に飛行機の姿がほとんど見えないほど配慮されています。

沖縄

「沖縄では、普天間飛行場では夜中の11時まで米軍ヘリが飛んでいます。嘉手納基地では、眠っている住民を叩き起こすような爆音を響かせて未明の午前3時、4時に数機のジェット戦闘機が本国に向けて離陸していくのです。
なぜか?本国には日中に着かなければならないからです。日本だけが米軍の無法地帯と化していることを、私たちが必ずしも十分認識していないのです。日本が米軍基地にとって無法地帯なのは、私たちがそれを許している関係がそこにあるからなのです」
普天間基地のある、宜野湾市 元市長 伊波洋一氏講演より(2011年)
http://hino-shiminjichi.jp/article9/iha.pdf

秋田県では、米空軍三沢基地のF16戦闘機の爆音に驚き鶏舎の隅に逃げた鶏300羽が圧死しています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-02-16/2011021604_01_1.html
海外で多くの場合、野生動物の保護のために、人が生活していないところでも低空飛行が禁止されている中、「いつ、どこを飛んでもいい」と認める日米地位協定を盾に、日本では人や動物の住むそばで低空飛行が繰り返されています。
日本が「防衛のために必要だ」と米軍に依存し続ける限り、低空飛行は続き、法的根拠のない思いやり予算1800億を含む約7000億円が、在日米軍に使われます。

米軍が日本にいるのは、日本を守るためではなく、アメリカの国益のための軍事戦略のためです。
北朝鮮が2012年4月にロケット(長距離弾道ミサイル技術を利用)を発射しましたが、発射前の日米協議で、アメリカは日本に対し「迎撃は、米国の防衛目的に限る」と通告しています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120714/plc12071408200010-n1.htm

日米安全保障条約5条には、「日本国領域下にあるどちらか一方への攻撃は、それぞれの国の憲法や手続きにそって対処する」とあります。日本が攻撃されたら、米軍が守る、とは条約のどこにも書かれていません。

北朝鮮の7/22の労働新聞には「再侵略の刃を研いでいる日本軍国主義」と題して「米国は日本を朝鮮侵略の代理人として使おうとしている」と書かれています。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0723&f=politics_0723_006.shtml
在日米軍基地が、北朝鮮との緊張感を高めているのに、どうして日本を守る気のないアメリカに依存するのか。国民の4割が食糧支援を必要としており、ひどい生活を強いられている、農業貧困国である北朝鮮を脅威として騒ぐことは、大局をみていない恥ずかしいことではないのか。


いずれにせよ、アメリカが守ってくれようがくれまいが、領土問題の解決のために武力(米軍)に頼ろうという考えは、危険なことだと思います。
国際社会にとって大切なことは何かを考えたときに、日本がとるべき態度は、すでに日本を超した経済大国中国との友好な関係を築くこと、日朝国交正常化を推進すること、東アジアの平和を築くことです。これは武力をもってしてはできないことです。


2012年7/23 
アメリカの指示通りに、在日米軍オスプレイ12機が米軍岩国基地へ陸揚げされました。
岩国基地でオスプレイの試験飛行を終えた後、沖縄の在日米軍普天間基地に配備され、10月初旬からの本格的な運用では、本州、四国、九州など7つのルートを設定し、低空飛行訓練を行われる予定です。
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23日、オスプレイの陸揚げに反対する人たち。500人ほど集まり、反対されたそうです。
産経ニュース
「北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の海洋進出などで日本の周辺環境が険悪化する中で、米海兵隊の装備・能力を向上させるオスプレイの導入は、日本の平和を守り、日米同盟の抑止力を高める上で不可欠といえる」 
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120613/plc12061303310004-n1.htm
抑止力を高める?時代おくれな考えだと思います。

NHKが2010年11月に行った世論調査では、
「これからの安全保障体制」をどうするかという問いに対して「日米同盟を基軸に、日本の安全を守る」と答えたのは19%です。それに対して、「アジアの多くの国々との関係を軸に、国際的な安全保障体制を築いていく」が55%、「いっさいの防衛力を持たないで、中立を保ち、外交によって安全を築いていく」が12%となっています。
67%の人が、アジア諸国との外交によって安全保障をはかるべきだと考えています。
「中国の動きへの対応」をどうするかという問いに対しては、「アメリカの軍事的抑止力によって、対処していく」と答えたのは12%です。「アジアにおいて他の国々とともに、対処していく」が57%、「日中二国間の関係を深めることで、対処していく」が23%です。

『沖縄県と市町村は、2012年10月1日から11月末までオスプレイの飛行状況について目視での調査を行った。その結果、日米合意ではできる限り避けるとされた市街地上空での飛行が、315件確認された。また、基地の外では避けることになっているヘリコプターモードなどの飛行も84件確認された。』
(日テレニュースより)
『2013年1月3日からオスプレイは飛行訓練を開始。同じ海兵隊の岩国基地では、地元の岩国市と山口県、国、米軍が「正月三が日は訓練を実施しない」という紳士協定(公式の手続きによらない信用協定)を結んでいる。』(沖縄タイムスより)

どこまで沖縄を馬鹿にしているのか。
沖縄県、沖縄県民をあげて「いらない」といっているオスプレイ、基地は、沖縄にいらないのです。




2013年1.27 オスプレイ配備撤回、普天間基地閉鎖・返還を求める東京集会、銀座パレードが行なわれました。
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主催:オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会
詳細→ http://noosprey.xxxxxxxx.jp/index.html

沖縄県議会と、沖縄全41市町村議会が「配備反対」を決議していますが、沖縄を除く46都道府県議会のうち、オスプレイ配備や訓練に異議を唱える意見書を提出したのは、5県議会(山口、長野、徳島、愛媛、福島)。その5県でも、沖縄と同じ「配備反対」はなかった、と書かれています。


1月28日は、総理への直訴・関係大臣等への要請が行なわれます。



メモ kurisum

ユニクロのダウンは、ほかのダウンより、マシなようだ。

ダウンは、
鳥たちの胸から腹部にある
やわらかい羽毛です。



卵を産み、鳥たちが離れていった巣から、自然に抜け落ちた羽毛を拾う、というダウンの採取方法は過去のものです。

現代では、ライブハンドピック(生きた鳥から手でむしる)
というやり方があります。
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通常、生後12週ほどで初めてのライブハンドピックを行います。
鳥の翼や首を足の間に挟み固定し、胸から腹部のダウンをむしります。
その後6~7週間で、再び羽毛が生えそろい、次のライブハンドピックとなります。続いて6~7週目で3回目のライブハンドピッキング、と繰り返しライブハンドピックが行なわれます。
無題

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2009年に報道された、ハンガリーのダウン生産現場


羽毛をむしられ、裂けた体を麻酔なしで針と糸で縫われている様子や、
むしられたあと地面にうずくまっている様子が撮影されています。
羽をむしられている間、鳥の血糖値が2倍に跳ね上がっているという調査報告もあるそうです。

ハンガリーはダウンの主要生産国です。動物の権利団体PETAの担当者は「ハンガリーのダウンの50%ほどはライブハンドピックにより採取されている」と言っています。
ライブハンドピックについて規制のあるEU圏内でさえ、このような状況です。
ダウンはそのほかに、中国、北米、ポーランド、フランス、カナダなどさまざまな国で生産されています。
ハンドピッキングを繰り返すことで、より良質な毛を採取することができるといわれています。
また、生きたまま毛をむしることで、効率よく、1匹から何度も採取できます。

数回ライブハンドピックが行われた後、鳥たちは食用にと殺されます。
と殺前に、フォアグラのための強制給餌でさらに苦しめられる鳥たちもいます。
フォアグラの生産方法
http://www.hopeforanimals.org/animals/foiegras/

ライブハンドプラッキング以外の、ダウンの生産方法として「マシーンピック」があります。
マシーンピックは、食用の鳥を屠殺後に、機械でダウンを採取する方法です。

ライブハンドプラッキングとマシーンピックの、正確な割合は不明です。ライブハンドプラッキングが全体の1%未満だという報告がある一方、2009年のスウェーデンのドキュメンタリーでは、ライブハンドプラッキングの割合が、総供給の50~80%かもしれないと報告しています。

しかし普通お店でダウン商品を購入するとき、そのダウンがどのようにして採取されたのか、私たちが知ることは困難です。
ファッションメーカーのパタゴニアでさえ、「いまだに生きた鳥から摘まれたのでもなく、フォアグラ用でもないダウンを提供できるサプライヤーは見つかっていません」といっています。
※その後パタゴニアは、綿密なトレーサビリティをおこない、2014年秋からの商品はすべてライブハンドピッキングも強制給餌もされていないものにすると発表。
http://www.patagonia.com/jp/patagonia.go?assetid=37607


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ライブハンドピックもされておらず、フォアグラにもされなかった鳥から採取されたダウンを探して購入するという選択もできますが、より良い選択は、動物性のものを身に着けないという選択です。
生きたまま羽を抜かれようが、殺された後で抜かれようが、商品として扱われる動物たちは、コストを抑えるために、多大な負担を強いられているからです。

ダウンやウールにかわる防寒具として、動物性のものを使用していないシンサレートプリマロフトなどのハイテク素材もあります。ダウンやウールよりも高機能で実用性が高いです。洗濯機で洗える、ほこりが立たない、無臭、ダウンより保温効果がある、無臭(動物性のにおいがしない)、軽い、ぬれてもすぐ乾くなど。




ユニクロのダウンについて

2013.1.17 問い合わせ(0120-090-296)
ライブハンドピックされた水鳥のダウンを使っていないのか?」との問いに
「使っていない」とのこと。仕入先は企業秘密で言えないが、食用に殺された水鳥のダウンのみを使用している。農場から商品までの過程を把握している、とのこと。
また「フォアグラにされた鳥のダウンを使用しているのか?」との問いには
いままでは、一部使っていたが、2013年の秋冬商品からはフォアグラにされた鳥のダウンは使用しない、とのこと。
シンサレート、プリマロフトといった素材を使った商品は、現在、ない、とのこと。

2013.1.17 ユニクロにメールで要望
「はじめまして。わたしはヴィーガンで、動物の権利を守るという観点から、動物性のものを身につけない生活をしています。ユニクロさんの毛皮を扱わない、ライブハンドピックされたダウンを使用しないという企業方針をこころから応援しています。
いまひとつお願いがあるのですが、ダウンのかわりに、シンサレートやプリマロフトなどの、動物性ゼロの商品を取り入れてもらえないでしょうか?シンサレートは試した事がないのですが、プリマロフトは知人に借り、冬をそれで過ごしたことがあります。わたしは以前ダウンを着ていましたが、ダウンよりはるかに暖かく、軽く無臭でした。
商品とされる以上動物たちは、大きな負担を強いられています。動物性でない商品の開発を検討していただけますよう、どうぞよろしくおねがいします。」

H&Mも、ライブハンドプラッキングも強制給餌も行われていないダウンを使用しています。
http://sustainability.hm.com/en/sustainability/downloads-resources/policies/policies/animal-welfare-policy.html

写真はこちらより

http://www.flickr.com/photos/vierpfoten/with/5259864237/#photo_5259864237

http://farmwatch.de/ungarn


2014年1月
The North Face, Patagonia, Mammut, Jack Wolfskin また Vaudeのような、国際的なアウトドアブランドがガチョウやアヒルに対する、強制給餌および生体での脱毛をしないことを表明。
http://www.vier-pfoten.eu/news-press/news/top-outdoor-brands-for-down-go-cruelty-free/



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参考サイト
http://www.kaiminseibu.jp/umouryokouki.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Down_feather



メモ souke

猫と消防隊員

  • Day:2013.01.16 14:20
  • Cat:
2013.1.15 夕方
アニマルライツセンターへ、次のメールが投稿されてきました。
「大阪の北新地のビル名はあましん梅田ビル 薬局の右隣のビルの隙間に猫が朝からはまっていて出られない状態です
消防に連絡しましたが、多分助けられないと言われました
どなたか近くにおられる方、アドバイスお持ちの方、ご連絡いただけませんか??
私の番号は・・・です
救助された場合は私が引き取ります」

電話してみると「その後、消防の人がきてくれたけど、猫の鳴き声が聞こえなくなってて、ほんとにいるのかどうか確認できぬため、いったん帰ってしまわれた」とのこと。

現地に行ってみると、すでに活動仲間のシバタくんがきていました。
そこにいると思われる、鉄板で覆われたビルとビルの隙間からは、たしかに猫の鳴き声は聞こえません。
鉄板をたたいても、呼びかけても反応はなし。
シバタくんの案内で、ビルの裏手へ回りました。その裏手からビルの隙間にはいりこめそうだ、と彼はいいます。しかしそのためには2階の踊り場から隣の屋根に乗り移り、というアクロバティックな作業が必要とされます。「大丈夫なのか?」「落ちやしないか?」という心配をよそに、シバタくんはすいすいと飛び移り飛び降り、隙間の暗闇の中に消えました。

数分後戻ってきて「鳴き声がする。しかし表側同様、隙間は鉄板で覆われていて、中に入ることができない」
ともかく鳴き声はする、そこにいる、とのことで、消防に再度連絡。

「他にレスキュー要請があったら、そちらへ移動しなければならないが」という断りはありましたが、すぐにそちらへ向かう手配をする、とのこと。
電話から5分たつかたたぬかの早さで消防隊員の方たちが3名(途中からもう1名きてくれました)かけつけてくれました。オレンジ色のつなぎにヘルメットをかぶり、長く重そうなはしご、腰周りには懐中電灯や無線機、レンチみたいなものや何に使うのか分からないようなものがたくさんぶら下がっていました。
一緒に持ってこられた一抱えはありそうな大きな工具箱を地面に置き、隊員のリーダーがすぐに人員配備をおこない、一人の隊員がすぐに裏手にまわり、猫の様子を確認に行ってくれました。
表と裏とで無線機のやり取りのあと、裏にまわられた隊員のかたから
「鳴き声が聞こえない」とのこと。

鳴き声が聞こえずとも、姿が見えぬかと、隊員の方たちが強力な懐中電灯で隙間から照らしても、長いはしごを上られて、鉄板の切れる上部から中を照らしても姿が見えない。2階のお店のベランダへ入らせてもらい、そこから隙間を照らしても見当たらない。

ビルの隙間は配線や配管でいっぱいでした。
猫はおそらく周りの騒ぎに怯えて、その配線や配管の影に隠れてしまったのだろう。

『姿も見えず、鳴き声もきこえなければ、隊員たちは帰ってしまわれるだろう』
『朝からいままで、そうとう猫は寒い思いをしているだろう、もし救助してもらえなかったら死んでしまうだろう』という私の非建設的な心配をよそに、消防隊員たちはひたすら建設的に、地面にへばりつき床の隙間から中を照らしてみたり、はしごに登りさまざまな角度から中を照らしたり、ネコに呼びかけてみたりして、もくもくと猫の姿を探してくれました。

とちゅうから駆けつけてくれた消防隊員の方が、はしごの上部から下をじっくりと見まわして、言いました。
「ここにいるやん」


猫は騒ぎに驚き、じっとしていたのです。

猫がいることが分かったあとの、隊員たちの動きはさらにスピーディーでした。
ビルの隙間に取り付けられた、手作業で外すのは到底不可能と思われるような、ガッチリとめられた鉄板はあっという間に取り外され、猫を逃がさぬようとらえるための「業務用」網が用意され、ビルの隙間に隊員の一人がするっと潜り込みました。
猫の暴れる声が聞こえて数秒後、猫は無事に網の中へ収められました。

私もシバタくんも、仕事中の合間をぬってかけつけてきた方(最初にアニマルライツセンターに情報を流してくれ猫を引き取るといってくれている優しい方)も、ほっと一息つきました。

隊員の方たちは猫をとらえた後、重い鉄板を再度取り付け、工具を片付け、襟をただし、次のレスキュー現場に向かわれました。

隊員の方たちは終始真剣な動きで「たかが猫」という様子はまったくみられなかったです。
法律がどうであろうと、罰則がどうであろうと、命は命、かけがえのないもの、そんな風に思っているのは私たち活動家だけではないことを、強く感じた一日でした。
レスキュー作業中、現場を管理してくれた警察官の方は猫用のキャリーバッグを用意してなかった私たちのために、署にあまっているのがないか問い合わせてくれました。
このビルの中で働いている方たちは「ずっと鳴いていて気になっていた。助けてあげて」と言われていました。

飼ってくださるかたが引き続き仕事のため、いったん私が家に連れ帰ることになりました。
捕獲用の網の中で暴れており、バッグにうつす際も暴れましたが、家につれて帰る間中、バッグの中でずっとおとなしく微動だにしませんでした。死んだのではないかと心配になり何度かそっと中をのぞきましたが生きていました。
ネコにとって、とても大変な一日だったことでしょう。

シバタくんがたくさん買ってきてくれたネコ缶と水を、家に帰ってからあげましたが、まったく動かず、かばんからも出てきませんでした。でも頭をなでると、きもちよさそうにしていました。夜中に何度かニャーニャーと小さな声で鳴きました。

朝起きるとネコ缶を入れておいた容器が空に、水も飲んでいました。ネコは元のままかばんの中にいました。
朝、飼って下さる方に引き渡すために、ほかのかばんにネコをいれようとしたところ、ネコはもう暴れず、じっとしていました。かばんに入れるためにネコを両手で抱えたとき、ネコがとても小さく軽いことに初めて気が付きました。

1/16 7時半にネコを引き渡しました。今日病院に連れて行ってくださるそうです。とても優しい方なのでネコはきっと安心すると思います。

消防局の方にお礼の手紙を書こうと思います。



人間が海外から連れてきた動物を、「日本の生態系を脅かす」として駆除すること

50年まえから周囲1キロほどの岩山の島で、
観光客から投げられる餌を頼りに生きてきた猿


遊覧船から投げられる餌を、子供を腹にかかえて追いかける猿

1996年、遊覧船にのった観光客が「岩山にすごくやせた猿がいる」とおどろいて、アニマルライツセンターに通報したそうです。

以下、アニマルライツセンターより抜粋

静岡県南伊豆町、ヒリゾ浜の向かいの、大根島(オオネシマ)という周囲1キロ、高さ60メートルの岩山の無人島がある。 そこに、観光の目玉として、1965年頃、台湾から輸入された数十匹ほどのサル(タイワンザル)が放たれた。 周囲1キロほどの大根島は、動物園のサル山が巨大になったような岩山の島で、一部に申しわけ程度の緑があるだけで、果樹はなく、断崖絶壁の島でカニや海苔などを十分に捕食できるとも思えず、雨露を凌げるような構造物もない。
観光業者によると、年間100日は悪天候のため大根島に近寄れず、その間まったく餌は与えられていないとのこと。2009年の環境省の調査によると、7~8頭生息しており、うち2匹は子供だとのこと。

2005年外来生物法によりタイワンザルは「特定外来生物」に指定。
環境省と、サルを観光資源として餌付けしてきた伊豆クルーズは、タイワンザルを「大根島から排除、展示施設へ収容」することを決定。

しかし、収容先不明のまま年月が経過。

2012年 環境省と飼養者である伊豆クルーズは、資金難等を理由に、タイワンザルの捕獲・殺処分をすることを決定。

以上、抜粋終わり。

大根島のサルたち
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2005年に施行された、外来生物法により『タイワンザル』は特定外来生物に指定されました。特定外来生物とは、海外からやってきて、日本の生態系を脅かすとして指定された生き物です。特定外来生物に指定されると、飼養、運搬などの取扱いが規制され、被害が出ている場合は駆除が行われます。

50年近くも近親交配を続け、仲間が飢えて死んでいくのをみていたであろう猿が、どんな思いで生きてきたのか。暑い日、寒い日をどうやってしのいできたのか。
観光客が遊覧船から投げ与える唯一の餌をどのような思いで追いかけていたのか。
岩山まで届かず、海へ落ちていった餌をどんな思いで見ていたのか。

食べ物のない、寒暑をしのぐことのできない岩だらけの島から、本土へ移して離してやることはできません。外来生物法上、違法になるからです。しかし本土へ離すことができたとしても同じことかもしれません。タイワンザルだろうがニホンザルだろうが、日本では年間2万匹ものサルが「有害鳥獣」として駆除されているからです。

2005年に施行された外来生物法は、廃止されるべき法律です。動物たちは自分の意思で飛行機や船に乗って海外からやってきたのではありません。人間の手によりつれて来られたのです。その動物たちが増えすぎると、日本の生態系を壊す、として根絶殺害しようとするのが外来生物法です。
原因は「外来動物」にあるのではなく、人による動物の輸入です。
厚生労働省は「日本は世界で最も多種多様な動物が輸入されている国」と言っています。

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1939年、毛皮用に輸入したヌートリア。毛皮が売れなくなったため、捨てられ野生化。ほかの種を脅かすとして、特定外来生物に指定され、処分がすすめられています。

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1928年、毛皮用に輸入したアメリカミンク。毛皮が売れなくなったため、捨てられ野生化。ほかの種を脅かすとして、特定外来生物に指定され、処分がすすめられています。

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アライグマ。元々は北米~中米の動物。最初に日本で野外繁殖しているのが確認されたのは1962年、その後「あらいぐまラスカル」の人気からペットとして大量輸入。捨てられたり脱走したりして野生化。他の種を脅かすとして、特定外来生物に指定され、処分がすすめられています。

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ジャワマングース。
1910年に「マングースはハブを主食にしている」という間違った情報に基づき、ジャワマングースが沖縄本島に放たれた。
1970年にも、奄美大島にハブ駆除目的でジャワマングースが放たれた。
生態系を脅かすとして、現在徹底した駆除が進められており、沖縄北部と奄美大島ではジャワマングースの数が激減している。
奄美大島では2000年に1万頭いたといわれるジャワマングースが、300頭にまで減った(*)と推測されている。
*http://kyushu.env.go.jp/naha/pre_2013/data/0430ca.pdf
ジャワマングースには身の危険をおかしてまでハブを捕獲する理由を持っていない。
今ではハブにかまれて死ぬケースは減少しているが、これはジャワマングースのおかげではなく、ハブの乱獲、血清の普及、ハブ生息地の開発が理由である。
2015年度外来種被害防止行動計画によるジャワマングース駆除方針によると、
<目標>
・ 関係機関との協力の下、2020 年(平成 32 年)までに複数の小区画で地域根絶を達成し、2022 年度(平成 34 年度)までに奄美大島及びやんばる地域において、根絶が達成される。(環境省)




そのほか、アカゲザル・カミツキガメなど処分がすすめられています。

ドイツでは、海外からやってきても50年以上国に住んでいる動物は「在来種」とされます。
日本にはそのような法律はありません。

2012年12月、今後の「外来生物法」のあり方について、環境省は「いかにして防除(駆除)、根絶していくか」をまとめています。→ http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=21183&hou_id=16099 

ある種を、その種であるという理由で、「駆除根絶」するのは、ホロコーストです。
外来種であろうが在来種であろうが有害鳥獣であろうが人であろうが、種というくくりではなく、個々が、かけがえのない命です。




メモ kitarak

毛皮の国別輸入量と、中国の毛皮産業

  • Day:2013.01.11 15:30
  • Cat:毛皮
日本の毛皮輸入量(国別)
無題

2004年から2005年にかけての、中国河北省での毛皮生産現場 
レポート
スイス動物保護協会による「中国毛皮産業に関する報告書」
取材動画


中国政府の対応
2005年、アジア毛皮貿易会議の際、日本から(日本毛皮協会代表)上記の件につき言及したところ、中国側は「動物福祉に配慮した動物養殖基準を国家として作り、遵守させる」ことを約束したそうです。
日本毛皮協会の文書より
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

6年後、
2011年1月30日に韓国テレビ局で放送された中国毛皮生産現場




2011年末 動物権利団体のPETAが撮影した、中国の毛皮産業
(撲殺による殺害)


(電気ショックによる殺害)






中国の毛皮産業だけが残酷なのではありません。すべての毛皮が残酷につくられています。
フィンランド・ノルウェーの毛皮産業
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-22.html

タヌキやキツネだけでなく、さまざまな動物が殺されて、毛皮にされています。
ラビットファー
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-27.html

世界中の毛皮の85%以上は、毛皮に動物を養殖することで作られています(世界毛皮貿易連盟IFTFより)。しかし、動物養殖だけが残酷なのではありません。毛皮用のワナも、同様に残酷です。
ワナにかけられた動物
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-24.html

私たちにできること→ アニマルライツセンター




メモ kitarak

「問題は金ではなく何が動物たちにとって正しいかです」フィンランド・ノルウェーの毛皮産業

  • Day:2013.01.11 15:00
  • Cat:毛皮
2010~2011年 フィンランドの毛皮用動物養殖場


2012年 ノルウェーの毛皮用動物養殖場



2010年~2012年
フィンランド、ノルウェーの毛皮用動物養殖場
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右前足の骨が見えています

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右後ろ足がありません

これらは、ごく一部の残酷な動画や写真ではありません。

そのほかの写真や動画
フィンランド→ http://tarhauskielto.fi/kuvat-ja-videot
ノルウェー→ http://www.flickr.com/photos/dyrsfrihet

フィンランドやノルウェーから、日本は毛皮を輸入しています。しかし日本の毛皮輸入の80%は、中国からのものです。
中国の毛皮産業→ http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-23.html




2013年1月 フィンランドでは、毛皮養殖場の廃止を求める国民法案が国会へ提出されました。
可決されると、フィンランドでは毛皮用動物養殖が禁止されます。
http://vegepunk.blog.fc2.com/blog-entry-34.html

フィンランド動物保護団体代表はこのように言っています。
「問題は金ではなく何が動物たちにとって正しいかです」

2013年6月
国会での投票により、146対36票の差で立法に至りませんでした。
党員全てが毛皮用動物養殖に反対したのは緑の党とフィンランド左翼同盟のみ。
逆に党員全てが賛成したのはスウェーデン人民党とキリスト教党でした。
毛皮養殖擁護派の主な主張は毛皮業界がフィンランドに収益をもたらすということ。
利益をもたらす毛皮業界を禁止するなんてばかげている、というものです。
動物の命よりも経済的利益を優先させるという考えの政治家が多数派を占めるという残念な結果でした。
http://vegepunk.blog.fc2.com/blog-entry-95.html

ワナにかけられた動物

  • Day:2013.01.11 14:35
  • Cat:毛皮
2011年撮影 わなにかけられた動物


わなにかけられた動物のうち、4匹に一匹は生存を望み、自分の体の一部を噛み切ってでも逃れようとすることが確認されています(PETA調査)

世界中の毛皮の85%以上は毛皮用に動物を養殖することで作られていますが、このように、わなにかけられた動物が毛皮にされることもあります。

子供の元に戻ろうとしていた母親がワナにかかることもあります。
この動画でも使われている、とらばさみ(LEGHOLD)は禁止している国が多いです。

EU 内で足枷罠の使用は禁止されている。またセーフガードとして,足枷罠の非禁止国(ないし罠に関する国際的な人道的基準の非適用国)からの毛皮輸入は制限されている。
http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_syokuryo/pdf/h25eu-animal.pdf

理由は、即死ではないこと、骨が砕ける痛みに、動物は捕獲者が来るまで、長時間苦しまねばならないこと、などです。
多くの国でとらばさみは禁止されていますが、動物の種類によって(有害動物であるかどうか)、あるいは違法に、とらばさみが使用されています。

日本でもとらばさみの使用は禁止されていますが、有害動物である場合、衝撃緩衝装置つきで、とらばさみを使用することができます。(ただし、自治体によってはとらばさみ自体を禁止している自治体もあります)

きつね・ボブキャット・ミンク・おおかみ などがワナにかかり、毛皮(ファー)にされています。


きつね
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ボブキャット
a (112)

ミンク
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コヨーテ
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アイルランドで、違法とらばさみにかかり、手当てを受けるきつね
a (115)

ワナではなく、毛皮用に養殖される動物たち
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-23.html


メモ veg

日本毛皮協会の考え

  • Day:2013.01.11 13:56
  • Cat:毛皮
日本毛皮協会主催「ファー オブ ザ イヤー」 
→ http://www.fur.or.jp/foy/index.html

2011年10月

一般社団法人 日本毛皮協会 中村友昭様

はじめまして。
貴法人の運営には私の税金が使われています。
ぶしつけで申し訳ないのですが、お金を出した者として貴法人に要望があります。
貴法人の公式サイトの「哲学・論理」のページについて、間違いと思われる記述があったので、訂正していただきたいのです。

①4項「毛皮の活用は、地球環境に良いのでしょうか?」の1のb中で
毛皮を取るために毛皮用動物を間引くことは、生態系のバランスを保つのに役立ち、自然保護につながる、という趣旨のことが書かれていますが、以下を参照にしていただき、書き換えていただくか、もしくは以下を付け加えていただきたいです。

実際は捕獲用罠にかかった野生動物のうち9割は毛皮のために利用できない動物であり、破棄されています。その中には絶滅危惧種も含まれます。
また罠により、ニューファンドランドテンは残り300ほどになっており絶滅の危機に瀕しています。
参考URL http://www.janegoodall.ca/planet-releaf/NewfoundlandMarten.html


②4項「毛皮の活用は、地球環境に良いのでしょうか?」の1のcの中で
毛皮養殖は動物福祉に配慮し、また食物リサイクルの支えともなっている、
という趣旨のことが書かれていますが、以下を参照にしていただき、書き換えていただくか、もしくは以下を付け加えていただきたいです。

2005年中国河北省での毛皮養殖産業における劣悪な飼育環境・屠殺方法が明らかになり、中国当局から指導を受けましたが、2011年1月に韓国のTV番組で報道された同省での毛皮養殖産業は、依然として動物福祉に配慮されたものではありませんでした。
参考URL
http://www.alive-net.net/world-news/wn-fur/97-1.htm

2010年に動物保護団体がフィンランドの83の毛皮養殖場を取材した映像にも、同様に動物福祉に配慮されていない相当数の動物が確認できます。
参考URL http://www.youtube.com/watch?v=YGixked9EtE&feature=player_embedded
また、フィンランドのカウスティネンでは毛皮養殖場にから出る廃棄物による水質汚染のため、地下水の利用が止められ、水流の道順が変えられています。
参考URL
http://www.gan.ca/campaigns/fur+trade/factsheets/fur+farms+and+the+environment.en.html
2008年から2010年に行われた調査では、付近にミンク養殖場の密集するカナダ湖では、水中に存在する低糞便性大腸菌の数と、アルカリ度が高いことが分かり、湖の富栄養化が問題になっています。
参考URL
http://www.no-fur.org/about/kankyo/detail/canadamink.html


③4項「毛皮の活用は、地球環境に良いのでしょうか?」の2の中で
毛皮は土に還る天然素材、といった趣旨のことが書かれていますが、
以下を参照にしていただき、書き換えていただくか、もしくは削除していただきたいです。

毛皮のコートの加工には、毒性のある化学物質(ホルムアルデヒド・クロムなど)が防腐剤などとして使用されています。(ホルムアルデヒドは「有害物質を含有する家庭用品に関する法律」で規制されています)
クローゼットの中で腐らない毛皮が、生物分解可能であると主張していますが、
生物分解可能なのは、生皮だけではないでしょうか?
化学物質が加えられ加工された毛皮が「土に還る天然素材」である根拠はあるのでしょうか?


以上です。
私の不勉強で間違っているところがあれば、指摘していただきたいです。
そうでなければ訂正していただきたいです。わたしは毛皮製品を生産・売買することに反対です。私の税金を使って誤った情報で、毛皮を普及してほしくないのです。

イングランド・デンマーク・オランダ・イタリア・フィンランドの広告規制委員会では「毛皮は環境に優しい」と訴えることは詐欺行為だとして禁止しています。
参考URL http://www.gan.ca/campaigns/fur+trade/factsheets/trapping+and+the+environment.en.html


貴法人の公式サイトの訂正・削除を行う、もしくは文書かメールでご回答をいただけますよう、宜しくお願いします。
相当日数が経過しても、サイトの変更あるいは回答がいただけないようでしたら、再度貴法人へ電話させていただきます。貴法人はご不在のことが多いので、連絡が取れなければ経済産業省へ問い合わせます。

ご多忙中お手数ですが、どうぞ宜しくお願いします。


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2011年11月

一般社団法人 日本毛皮協会 中村友昭様

11/9にご回答いただきました件について、以下の点を確認いただき、再度、貴法人の公式サイトの訂正・削除をお願い申し上げます。また、質問については、ご回答をいただきたけますよう、どうぞよろしくお願いします。
①「毛皮用動物を間引くことは生態系のバランスを保ち、自然保護につながる」という趣旨の、貴法人の公式サイトの記述の訂正、もしくは加筆要望について。
貴法人の回答は「カナダ・EU・ロシアはAIHTS(人道的なトラップの国際基準)に順守している」とのことですが、AIHTSに批准しているのは、前記3カ国のみです。日本の2010年度の毛皮の輸入量の1位は中国で、全毛皮輸入量の 8割以上を占めます。(添付資料1:財務省貿易統計より算出)またAIHTSの基準は、各個人が各管轄庁によって承認された設計に応じるわなを使用することを、妨げることができません。
以上の理由により、日本に入ってくる毛皮のほとんどは「人道的なトラップの国際基準」満たしているとはいえません。
また、①につき、貴法人は「毛皮として使われる動物は北米・ヨーロッパ合わせて、19種類しか認められていない。罠に捕まった9割の動物が毛皮として利用できず廃棄されているとしたら、カナダもEUもアメリカも放置してしまうことはありませんし、それ以前に猟師は、売ることができないのでやめてしまうと思います」と回答されましたが、世界中に哺乳類だけで動物は5500種類います。そのうちの0.3%(19種類)だけを選んで罠にかけるということが可能とは思われません。相当数の非毛皮用動物が罠にかかっていると考えるほうが妥当と思います。
以上、国際基準を満たさない方法で、世界中で多くの非毛皮用野生動物が捕らえられていることから、貴法人の公式サイトの「毛皮をとるために毛皮用動物を間引くことは生態系のバランスを保つのに役立ち、自然保護につながる」という記述を削除していただくか、上記の内容を但し書きで付け加えるかしていただけるよう、要望します。
②「毛皮養殖は動物福祉に配慮し、また食物リサイクルの支えともなっている」という趣旨の、貴法人の公式サイトの記述の訂正、もしくは加筆要望について。
貴法人の回答「中国の毛皮養殖に対し、日本は何度も中国に対し、動物福祉を考慮するように申し入れしており、少しずつは進んでいると感じている。」ということですが、中国に何度も申し入れされたのは、貴法人でしょうか?それとも国でしょうか?国であれば行政機関のどの部署であるか教えてください。どういった点で「少しずつは進んでいる」と感じられたのか、伺いたく思います。中国からたくさんの毛皮を輸入している日本人として、動物福祉の観点から容認できない、中国の毛皮養殖場の現況について知る必要があると思います。
また「動物養殖に転向してくるものは大半が、極貧暮らしをしてきた農民であり、今まで、人権すらあまり保護されていなかった人に動物福祉の考え方を理解させることは簡単ではないと思われます」とのことですが、貴法人の公式サイトによると、中央政府が、農民の救済策として動物養殖への転業を地方政府に指示したのは、1990年ころからとのこと。それから20年たち、今年の初めに韓国のテレビ番組で報道された中国の毛皮養殖現場では、劣悪な環境の中で育てられた毛皮用動物が、意識のあるまま毛皮をはがされています。これで「少しずつは進んでいる」というのであれば、今後「動物福祉の考え方」を普及させるまで、どれだけの毛皮用動物の福祉が無視されるとお考えかお聞かせ願いたいです。
フィンランドの毛皮養殖場については、貴法人はフィンランドにの生産者たち及びオークション会社に対し、問い合わせて下さり「2箇所の養殖場を動物福祉順守養殖場から指定をはずした」という返答をいただいたそうですが、この2箇所は「動物福祉順守養殖場」からの指定を外されただけで、現在も養殖業を続けているのか教えてください。
また、上記2箇所の養殖場以外について「十分動物福祉基準を満たしているが、数万等の動物を養殖していれば数等から数十頭が病気になるのは、人間社会と同様で異常なことではなく、必死に看病している」との返答をいただいたそうですが、添付資料2の写真をみていただけますでしょうか。(写真データの入ったCDを同封しています)
フィンランドの83箇所の養殖場から各2~4枚抜粋しております。貴法人のおっしゃるとおり、撮影されている、明らかに五体満足ではない動物は各養殖場ともに数匹から数十匹です。全ての動物を写真で確認することはできませんでした。「すべての毛皮用動物が虐待されているかのような映像を公表するのは不当である」とおっしゃられますが、以下の点からすべての毛皮用動物が虐待されていると考えます。
本来動物は草や土の上を走り回る動物です。動物の足は、金網の上を歩くように作られていません。撮影されている動物はつめが伸びきっています。土や草の上で走り回るなら、つめは自然にすりへるでしょう。その動物を金網の中、金網の上で一生飼養することは虐待です。また毛皮用動物が、それぞれ収容されている金網ですが、動画・写真で確認したところ、狭いもので、各個体の体長の2倍程度、広い物で3倍程度です。
動物行動学では、動物は通常行動の発現が妨げられると、常同行動(同じことを繰り返し行うこと)を発現するとわかっています。フィンランドの毛皮養殖場の動画では、常同行動をする動物が相当数撮影されています。OIE(世界動物保健機関)、FAO(国連農業食料機関)などが採用している、家畜福祉のための「5つの自由」のうちの一つ、「通常行動への自由」が妨げられていることは、動物福祉に反しています。
これらのことから、中国、フィンランドの毛皮養殖場は動物福祉に配慮されていないといえます。
また貴法人は、先般の手紙で、中国の毛皮用動物の福祉について、まだ配慮されているとは言えないといった趣旨のことを書かれています。
以上の点から、貴法人の公式サイトの「動物福祉を最優先し、国際・国内・地方等の法を遵守しています。」という記述を削除していただくか、上記の内容を資料を含め、但し書き、参考資料として付け加えていただけるよう、要望します。
また水質汚染についても貴法人は、先般の手紙で「地域で十分に監視・交渉・改善を進めるべきだ」と水質汚染を認めていらっしゃいますので「毛皮養殖が食物リサイクルのささえとなっている」という趣旨の記述を削除していただけるよう、要望します。毛皮養殖が水質汚染に加担している以上、毛皮養殖は食物リサイクルの妨げになっています。

③「毛皮は土に返る天然素材」という趣旨の貴法人の公式サイトの記述の削除、もしくは訂正要望について。

貴法人の回答では「毛皮のコートの加工には、毒性のある化学物質が使用されている、というのは明らかに間違いです」とのことですが、脱脂の際には有機溶剤が使われているのではないでしょうか?でなければ何を使って脱脂がおこなわれているのか、教えていただけますか。
また「染色の時には三価クロムが使われるのであり、毒性のある六価クロムではありません」とのことですが、それでしたら、なぜ「環境に優しい非三価クロムなめし」の研究が進められているのですか?
2010年の環境省 環境リスク評価室の「化学物質の環境リスク評価」による三価クロム化合物についての資料を添付します(添付資料3)。このリスク評価によると、三価クロムについて、健康リスク・生態リスクともに、詳細な評価を行う必要がある、としています。
また、国際化学物質安全性計画の事業による「国際化学物質安全性カード」に記載された、皮なめしに使われる塩基性硫酸クロム(三価クロム化合物のひとつ)の概要も添付します(添付資料4)。このカードによると、「塩基性硫酸クロムの吸入は咽頭痛を引き起こす」、「反復または長期の接触により、皮膚が感作されることがある」、としています。
近年、この三価クロムは、触媒になる化学物質と何らかの原因で反応した場合、六価クロムに変化するということがあり、全く問題のない物質とはいえない、という考えが一般的です。
また三価クロムは酸化すると六価クロムになります。そのため、革製品は焼却できず、多くの自治体が、不燃ごみとして埋立処理しているのは周知のとおりです。
以上により貴法人の「六価クロムと違い、三価クロムには毒性がない」とする趣旨の回答には首肯しかねます。
また「有害物質を含有する家庭用品に関する法律」で規制されている毒性の強いホルムアルデヒドですが、毛皮の加工で使われています。「毒性のある化学物質が使用されている」とする私の判断が明らかに間違っているとする貴法人の根拠はどこにあるのでしょうか?
「中国でなめしをする時にホルムアルデヒドを使っていたことがありますが、今はミョウバンを使うようになっています。」
とする貴法人の回答ですが、革製品の加工よりも、より多くのホルムアルデヒドの使用が必要とされる毛皮製品の加工で、中国がホルムアルデヒドを使っていないとされる貴法人の根拠をお聞かせ願えますか?また、毛皮製品のなめしに、国際的な基準は存在しません。日本でも皮のなめし方に規制や罰則はなく、環境に優しいエコレザーの認定基準があるのみです。
貴法人の回答には、中国で毛皮生産に携わる方たちに動物福祉の考え方を普及させるのは簡単ではない、とありました。動物が意識のあるまま皮をはがされている中国の毛皮生産の現場で、環境には配慮された毛皮のなめしが行われている、とする貴法人の回答の根拠を教えてください。
以上、少なくとも毛皮製品には人体に問題のある可能性のある三価クロムと、毒性のあるホルムアルデヒドが使われており、「土に返る天然素材である」「地球環境に優しい素材」とする貴法人の公式サイトの記述は誤りですので、削除していただくか、訂正していただけるよう要望します。

貴法人と私の見解を、全文校正なしで、貴法人公式サイトに載せたいとのことですが、以下の条件で了承いたします。
・私の住所とメールアドレスは記載しないこと
・この文章を含めた、今後のやり取りも記載すること
・添付資料も記載すること(写真については、データの入ったCDを送付いたします)
以上の条件で、私も双方の文章を公開させていただきたく思います。
11/29にこの手紙を発送いたします。12月初旬に貴法人へ電話させていただきますので、この条件でご了承いただけるかどうか、教えてください。
また、今後のやりとりは、電子メールで行いたいのですが、よろしいでしょうか?事務文書のやり取りを、手紙で行うのは、地球環境に悪いです。この文書への回答は下記メールアドレスへいただけますよう、どうぞよろしくお願いします。

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2012年2月

一般社団法人 日本毛皮協会 中村友昭様

2011年12/20にご回答いただきました件について、以下の点を確認いただき、再度、貴法人の公式サイトの訂正・削除、あるいは加筆をお願い申し上げます。
①「哲学・論理」のページ「地球環境と毛皮の利用」の 4項「毛皮の活用は、地球環境に良いのでしょうか?」の1のb、毛皮を取るために毛皮用動物を間引くことは、生態系のバランスを保つのに役立ち、自然保護につながる、という趣旨の記述についてですが、

現時点で、AIHTS(人道的な罠基準の国際協定)の規制下にあるのが、カナダ・EU・アメリカだけであり、AIHTSの規制下にない国からも、日本は毛皮を輸入していること。罠は捕獲動物を選ばないこと。(AIHTSの規制下のカナダでさえ、昨年、保護種のクーガーが罠にかかり死亡する、という例がありました。)

以上の点から、再度、記述の訂正、もしくは上記を加筆していただけますよう、よろしくお願いします。


②「哲学・論理」のページ「地球環境と毛皮の利用」の 4項「毛皮の活用は、地球環境に良いのでしょうか?」の1のc、毛皮養殖は動物福祉に配慮し、また食物リサイクルの支えともなっている、という趣旨の記述についてですが、

2005年に明らかになった、中国河北省での毛皮用動物養殖産業における劣悪な飼育環境・屠殺方法について、貴法人は、中国に対し、動物福祉に配慮した養殖をするよう要請されたそうですが、2011年1月に韓国のTV番組で報道された、同省での毛皮養殖産業は、依然として動物福祉に配慮されたものではありませんでした。
現時点で、動物福祉に配慮されず、毛皮用動物が養殖されていること。また、毛皮用動物養殖により、環境が汚染されていることが事実であること。イングランド・デンマーク・オランダ・イタリア・フィンランドの広告規制委員会では「毛皮は環境に優しい」と訴えることは詐欺行為だとして禁止していること。

以上の点から、再度、記述の訂正、もしくは上記を加筆していただけますよう、よろしくお願いします。


③「哲学・論理」のページ「地球環境と毛皮の利用」の 4項「毛皮の活用は、地球環境に良いのでしょうか?」の2、毛皮は土に還る天然素材、といった趣旨の記述についてですが

・毛皮のなめしの過程で、ホルムアルデヒドが使用されていること。(日本皮革技術協会に確認しました。「革なめしにおいて、ホルムアルデヒドは使用されるが、毛皮のほうが、より多くのホルムアルデヒドを使用する」とのことでした)
また、東京都生活文化局が、消費者に情報を提供するためにおこなった、繊維製品などを対象にしたホルムアルデヒドの溶出量の調査では、毛皮が使用されているすべての製品からホルムアルデヒドが検出され、その中には、1250ppmという高濃度のものもありました。(注1)
・脱脂の際に、第2種有機溶剤に指定されているテトラクロルエチレン(パークロルエチレン)が使用されていること(国内の毛皮なめし工場に確認しました)
・昨年、11月末に、私は「毛皮製品は焼却できず、多くの自治体が、不燃ごみとして埋立処理しているのは周知のとおりです。」と文書で申し上げましたが、大阪市での毛皮の処分方法は「焼却」でした。毛皮なめしの過程で、3価クロムが使われることがあり、3価クロムは酸化すると毒性のある6価クロムとなります。にもかかわらず、3価クロムが焼却(酸化)されている自治体があります。                                           
・現時点で、ゴミとして出された毛皮を「土に還す」処理を行っている自治体はないと思われます。

以上の点から、再度、記述の削除、もしくは上記を加筆していただけますよう、よろしくお願いします。


2011年12/20にお問い合わせいただいた「反論」
①「毛皮用の動物と、食肉用の動物の、養殖のされ方・殺され方についての違いを教えてください」について回答します。
日本の採卵用鶏の約95%がバタリーケージ飼育であり、ワイヤーでできたケージ(縦24cm×横35cm×高さ41cmサイズが一般的)の中にニワトリを2羽ずついれ、75日齢以降は、一生そのケージの中での生活を強います。また日本の乳牛で放牧により飼養されているものは2%に満たず、約25%が牛舎内での放し飼い、約74%がスタンチョンなどでの繋ぎ飼いでほぼ一生を過ごすこと、ブタのほぼ100%に麻酔なしでの去勢が行われていること、など、現代の工業的畜産は、動物の福祉に配慮されていないと考えます。
食肉用動物の殺され方についてですが、OIE(世界動物保健機構)のと畜福祉規約には、と畜前処置と、死に至るまでのと畜中処置のための規約が、具体例をあげ、数値を持って示されていますが、日本の動物愛護管理法には、第四十条に「動物を殺さなければならない場合には、できる限りその動物に苦痛を与えない方法によってしなければならない」とあるのみで、その具体的な、と畜方法については明記されていません。環境省令の動物の処分方法に関する指針においても「できる限り処分動物に苦痛を与えない方法を用いて、当該動物を意識の喪失状態にし、心機能又は肺機能を非可逆的に停止させる方法によるほか、社会的に容認されている通常の方法によること」書かれているのみです。よって日本で、具体的に、どのように殺されているかはわかりません。
一般的にピッシングで気絶後、放血が行われていると思いますが、たとえば2012年1月20日の主要屠畜場54箇所での、屠畜数(概算)は牛が2,662、豚40,320です。単純に割ると、1箇所795頭を1日に屠畜していることになります。OIE(世界動物保健機構)のと畜福祉規約には、気絶後から放血までの最大時間の設定を求めており、電気的気絶法では20秒、CO2気絶法では60秒とされています。また、放血法は、全ての畜種において、両側の頸動脈か、その導管の切断とされ、放血後、最低30秒間、あるいは全ての脳幹反射が消失するまでは解体しない、と定められています。1日に795頭、ベルトコンベア式に解体していく中で、OIEの規約に沿った、動物の福祉に配慮された殺し方がなされているのかどうか、私にはわかりません。

おそらく貴法人は、食用にするのも毛皮のために殺すのも、同じ様なことであるのに、何故毛皮だけが追求されるのか、という一貫性の矛盾を突こうとしていらっしゃるのだと思いますが、肉を食べるものであっても、毛皮に異議を唱えてもよいと思います。なぜなら(以下知人の文章より抜粋)
「肉食は人間にとって、必ず必要であるために動物が殺されるのは仕方がないが、毛皮は、特に先進諸国では高価な毛皮を着なければ凍えて死んでしまうというような例は存在し得ないので、防寒のために必須であるとは言えず、他の非動物性防寒衣料で十分に代替可能であり(化学繊維のほうが安価で優秀)、肉食は人間にとって必須であるが、毛皮は人間にとって必須ではない。したがって、人間同様に苦痛を感じることのできる動物に、わずかな人間の必須でない楽しみのために、動物に不可逆的な苦痛や死を与えることは不必要であり、道徳的には明らかに誤リである。」からです。

②「昔は、人間も強い動物に殺されて食べられていました。その状態に戻すことが佐藤様の望みでしょうか?」について回答します。
その状態に戻すことを望んでいません。また、動物のほうが強かった昔と、人間のほうが強い今とではまったく状況が異なります。人間が動物に食べられていた昔、動物は、ファッションのために、人工授精で人間を繁殖させ、その一生を金網の中で過ごさせ、毛皮をはぐために殺す時に、ようやく金網から出す、というようなことはおこなってなかったでしょうし、思いつきもしなかったでしょう。人間は、独自の脳の発達の仕方により、そのような養殖方法・工業的畜産などを考え出し、他種を支配していますが、圧倒的優位に立って、他の動物を苦しめたり殺したりすることは、やめるべきです。ファッションのために、命あるものである動物を、一生金網の中にとじこめるのは残酷なことです。また、虚偽の記載をしてその毛皮を普及させることも、間違っていると思います。
環境省は「動物の愛護の基本的な考え方とは、人間の命が大事であるように、動物に対してもその尊厳を守ること」と告示しています。毛皮の生産は、その尊厳を守っていないと考えます。

③「反毛皮団体の撮影したビデオにあるように、すべての動物が病気の状態で飼育されているとお考えでしょうか?」について回答します。
すべての動物が肉体的・精神的に、病気であると考えます。なぜなら、感情ある生き物が、その一生を、狭い金網の中、金網の上ですごすことに対し、平常心でいられないからです。オーストリア・スコットランド・イギリス・クロアチア・スイスが毛皮用動物の養殖を禁止とした理由は、そこにあるのではないですか?
また「病気にかかっている動物だけ撮影して、毛皮動物の飼育場のすべて、であるかのような見せ方をすることが誤った情報だと思われませんか」との事ですが、誤った情報だと思いません。2011年11月末に郵送させていただいた手紙に添付いたしました写真はフィンランドの83箇所の毛皮養殖場からそれぞれ2~3枚抜粋した、計221枚ですが、それだけ傷を負った動物の写真があれば、毛皮養殖が残酷だと判断するには十分な情報だと思います。また、その221枚の写真は、撮影された中の一部の写真に過ぎません。

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(注1)
2009年の東京都のホルムアルデヒドの調査でも、安価な髪留めやマフラー等からホルムアルデヒドが検出されています。
髪留めは12点のうち7点が検出され、マフラーは少量ではあったものの5店の内3点が検出されています。そのうち、最も多いもので髪留めの毛皮部分から1250ppmが検出されています。日本の基準値は75ppmです。



メモ kurisum

新薬開発はハイリスク、ハイリターンのビッグビジネス 成功率27111分の1

動物実験
 
日本では、把握されているだけで671匹の猫が実験用として販売されています
(2010年度)
http://www.env.go.jp/council/14animal/y143-21/mat03.pdf

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上の写真は、アメリカ ウィスコンシン大学での、猫をつかった、頭に電極を埋め込み、音に対する反応を調べる実験です。
埋め込まれた部分は深刻な細菌感染の温床となり、最後には脳を調べるため断頭し、解剖。
このような残酷な実験に、補助金を出さないよう、アメリカ国立衛生研究所にメールで要望することができます。
→ https://secure.peta.org/site/Advocacy?cmd=display&page=UserAction&id=4317



「サルは自分の身の危険をおかして、ハンターに撃たれて傷ついた仲間を安全なところまで運ぼうとする。群れの一員が死んだときの悲しみは、あまりにも人間と似ていて心を動かされるので、次のサルを撃たないハンターが多い」
(罪なきものの虐殺 ハンス・リューシュ より)

2010年 サルの実験(下写真) 
http://cfcorner.blogspot.jp/2010/09/faces-behind-animal-experimentaion.html

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猿・犬・猫・豚・マウス・羊・魚・爬虫類・鳥などあらゆる動物が実験に使われています。
日本の実験動物数は、把握できるだけで年間1000万以上。実数は倍以上と言われています。
http://www.ava-net.net/fact/data.html


人の、ガンによる痛みを調べるために、右坐骨神経周囲をガンにさせられたマウス
(下の写真 帝京大学
http://www.anesth-teikyo-cba.jp/kenkyu.html
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マウスは世界中で、あらゆる分野で最もたくさん実験に使われる動物です。
日本では判明しているだけで年間600万以上が使われています。(実際はもっと多いと推定されます)
http://www.ava-net.net/fact/data.html

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動物は無感覚な生き物ではなく、私たちと同じように痛みを感じ、苦しみます。また動物はお互いを心配し、気遣います。
ねずみは、わなにかかった仲間を、救出しようとします。救出することで、自分の餌の取り分が減ると分かっているときでも、相手を思いやります。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52054854.html

生まれながらにして病気のマウスが、人の手で作られています。
心筋症モデルマウス(独立行政法人 医薬基盤研究所が開発 下の写真)
やせて、呼吸ができなくなっています
生まれて7ヶ月で急激にやせて、呼吸不全で、すべて死にます。
http://animal.nibio.go.jp/j_4c30.html
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妊娠した豚を殺し、その子宮から出された胎児

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ブタは食べられるだけでなく、ロディオやクローン、実験用医療モデル、などさまざまなところで利用されています。
ブタの利用→ http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-6.html



アステラス製薬(旧 山之内製薬)は過去、骨粗しょう症に関する実験で、37匹の子犬の足を金属ワイヤーで折ることを計画していましたが、キム・ベイシンガーらの抗議で中止になりました。
http://www.nomoreanimaltests.com/pc/29naiyou.html
この計画は、潜入調査の結果明らかになったものです。
現代の、ほとんどの動物実験は、内部告発がない限り、どのような事がおこなわれているのか、私たちが知ることは困難です。
しかし、表に出てくるものもあります。

2012年8月 ファイザーが販売をはじめた「アキシチニブ(抗がん剤)」は、次のような動物実験をもとにつくられています。

1.ビーグル犬をつかい、心血管系への影響を調べる試験。人に使用される何倍もの量のアキシチニブを強制投与し心電図をを計測し、データ収集後、と殺。
2.胆管にカニューレを装着させた雄犬に、アキシチニブを強制投与し、胆汁への排出具合を観察。
3.マウスにアキシチニブを強制投与し、どれくらいで死ぬか観察。死ななかったものは、と殺し、解剖。
4.毒性試験では、ビーグル犬にアキシチニブを繰り返し強制投与し、14日間観察。14日経つ前に、痩せおよび活動低下、、ただれなどが見られたので、と殺。
4.妊娠うさぎにアキシチニブを強制投与。(胎児への影響を調べるため)10mg投与、30mg投与、100mg投与、300mg投与群にわけて観察。各群6匹、計24匹のうさぎが実験につかわれた。
300mgのアキシチニブを投与されたウサギは3匹が死亡、残り3匹は抵抗力が弱まってきたため、と殺。100mg投与群は体重の低下が顕著になってきたため、妊娠25日ほどでと殺。「胎児の生存は10m投与群にしか見られなかった。」「胎児所見では、短尾や後肢浮腫がみられた」

他にもさまざまな実験がおこなわれています。
この汚らしい実験の詳細
http://www.info.pmda.go.jp/shinyaku/P201200096/index.html

日々、どのような薬が承認され、その薬の開発においてどのような実験が行われたのか、私たちは知ることができます。PMDAは医薬品医療機器の承認審査をする機関です。PMDAのサイトで、適当な年月日を入力し、検索してみてください。
http://www.info.pmda.go.jp/approvalSrch/PharmacySrchInit
非難されるべきやり方で、商品をつくった企業をチェックして、動物のかわりに、やめてもらえないか、抗議することができます。

ビーグル犬は、遺伝子が安定している、毛が少なく、骨格が分かりやすいなどの理由から、よく実験に使われます。それだけでなく、性格が従順、主人(実験者)に忠実なことなども実験道具として好まれる理由でしょう。実験用ビーグル犬の養殖施設は、日本にもあります。 
下写真 動物実験に使われている動物
http://www.labes.co.jp/animal/dog/jutaku.html
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犬は人間は、消化器系の働きの違い、腸の長さ、見た目、何もかも違います。動物の実験結果を人間に当てはめようとすることの愚は明らかです。人間同士でも、その性格や生活スタイルで試験結果に差がでるのです。犬はモルヒネに異常な興奮を示すことがあるので、モルヒネの人体への効用が認められるまで数十年を要しています。クロロホルムは犬にとって猛毒であるため、これも人への使用が何年も遅れています。
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実験につかわれる犬



動物実験はあらゆる分野で行われています。

医薬品、農薬、家庭用品(台所洗剤、漂白剤、かび落としなど)、食品添加物(着色料、発色剤、甘味料など)、タッパーなどのポリ容器(容器が溶ける恐れがあるため)、子供のおもちゃ(子供が舐めても大丈夫かどうか)、抗菌剤入りの文房具、タバコ、酒、建築資材、環境汚染物質(排気ガス・ちり)の毒性、水道水の発がん性、宇宙開発など、あらゆる分野で動物実験が行われます。
また、2種類の洗剤を併せて使うと化学反応を引き起こして有毒ガスを発生する場合、などあらゆることを想定して動物実験が行われます。

 タバコのための動物実験
  →http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-127.html
 酒のための動物実験
  →http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-168.html
 宇宙開発における動物実験
  → http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-7.html


ペットフードメーカー「アイムス」で使われた実験動物(下の写真)
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過去、アイムスが行った動物実験の一部

①腎機能低下の影響を調べる実験で、24頭の若い犬が、右の腎臓を摘出され、左の腎臓には損害を与えられました。腎機能の低下は、尿を通して除かれるべき毒素が体をめぐり、嘔吐、ケイレン、ただれ、激しい喉の渇きなど、大きな苦痛をもたらします。犬たちは7ヶ月及び14ヶ月の間観察されました。実験の結果に影響を与えないために、犬たちの症状を軽減する処置はとられませんでした。

②生体解剖(生きたまま解剖)。2~5歳の28匹の猫の胃が、2時間の外科手術の間、露出させられ、繊維の豊富な食物の効果を調べる実験が行われました。実験後、すべての猫は殺されました。

アイムスは今もこのような動物実験を行っている可能性があります。
アイムスの回答 → http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-13.html


タバコやお酒においても、動物実験がおこなわれます。ビーグル犬に強制喫煙させる実験。
(下写真)
お酒では、本来、お酒を飲まないサルを使ってアルコール中毒にする実験などが行われます。
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独立行政法人 理化学研究所も、動物へ強制喫煙させ、喫煙の体内における「メカニズム」を報告しています。(2012年4月発表)
喫煙が体に悪いことはすでにわかっていることであり、このような研究ではなく、なぜ予防対策(タバコを吸わない)にお金を使わないのか。
理化学研究所には何百億もの税金が投入されています。
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2012/04/25/1320191_2.pdf

マウスに強制的に毒物を吸わせる実験
(下の写真 理化学研究所のものではありません)
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下の写真 自動車の排気ガスの人に与える影響を調べる実験
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ガスを吸わせられているマウス 日本自動車研究所より

2012.9月 日本自動車研究所へ問合せ。(03-5733-7921 広報グループ(動物実験を行っているつくば市総務部へ電話したところ、問合せは広報グループへして下さい、とのこと)
「今後もこのような動物実験を続けるのか」との問いについて「今後の計画は未定。動物実験は委員会に諮って行っている」
以前(1986年)に行った、サルをはりつけた衝突実験 をやめた理由について問うたところ「昔のことなので、今すぐ答えられない」
「動物実験をするか否か決定する権限のある人と、話をしたい」というと「問い合わせ内容による。総合問い合わせからメール下さい」とのこと。
続き→ http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-11.html


日本自動車研究所には、億単位の税金が使われています。

どの法人に、どれだけの補助金が出されているのか、私たちはチェックすることができます。
https://www.koeki-info.go.jp/pictis_portal/koeki/pictis_portal/common/portal.html
公益法人インフォメーションサイトの右下のほう「特例民法法人に関する年次報告」の「年次報告集計に用いたデータのダウンロード」 の「法人データ」
※円の単位は、千円です



動物は苦痛に無感覚ではありません。「あと、どれだけ我慢すればこの苦しみから逃れられる」という将来を考えることはできません(霊長類は将来を考えるかもしれません)。その分受ける苦痛は、希望を持つことができない、まじりけなしの苦痛となります。


目に試験薬を入れられたうさぎ(毒性テスト)
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猿の脳に電極を埋め込み、脳機能と行動の関わりを調べる実験
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2012.7月から、メリアル・ジャパンにより販売されている犬のノミ・マダニ駆除剤は、犬とラットを実験し、殺して、作られています。
・濃縮した薬を、ビーグル犬(成犬・子犬)に繰り返し投与し、観察。観察後、殺し、解剖。
・この薬を投与されたラットが、どのように歩様異常、異常姿勢、被毛変色、斜視などを起こすか観察

この汚らしい実験の詳細
http://www.maff.go.jp/nval/syonin_sinsa/gijiroku/pdf/gijiroku_bukai_231130.pdf

『ロンドンのデイリー・グラフ紙(1970年)の報道によると、カーディフ大学のS・J・ダイアモンド博士は、動物の行動を研究していたとき、一匹のラットがおぼれている仲間を助けようとしてレバーを押すのを発見した。サルは、食物を自分に与えてくれるが、同時に仲間にショックを与えるようなレバーを押そうとはしない。こうしてサルは、仲間を傷つけるよりも食物無しですます方を選んだのである。ダイアモンド博士はおそらく驚いたのであろうが、「この種の実験で、人間以外の動物にも一種の愛他行為が存在することが示されたようである」という結論を得た。
動物を本当に知っている人なら、動物実験研究者などは全く知らない特質、すなわち同情心を動物も具えていることをダイアモンド博士に知らせてやって、博士の電気料金を節約する助けとしてやれたことだろう』(罪なきものの虐殺 ハンス・リューシュ より)

2012.8月 メリアル・ジャパン03-6301-4724に電話
「やめてほしい」「ノミ・マダニ駆除剤はすでに御社よりフロントライン・プラスという商品が出ている、新たに動物を苦しめなければならないのか」
メリアル・ジャパン「フロントライン・プラスに新たな成分が加わったので」「外資系なので、実験自体はほとんど海外でやっている」「要望はうけたまわります」丁寧な応対。名前を聞かれたので、伝える。

動物用医薬品を販売するために、非難されるべきやり方を行った企業を、チェックすることができます。
→ 動物医薬品検査局 「動物用医薬品等部会議事録」より
http://www.maff.go.jp/nval/syonin_sinsa/
しかし開発をすすめたが、承認申請までいたらなかったもの、失敗作のために実験された動物については知ることはできません。
新薬の開発の成功率は27000万分の1といわれています。しかし成功すれば莫大な利益を得ることができます。
ハイリスクハイリターンのギャンブルのために、動物が実験に使われています。

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視力低下の実験のために盲目にされたハト
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動物実験の結果を、人に当てはめることができるのかどうかという問題もあります。
日本製薬工業協会の報告では、動物実験がおこなわれ、臨床試験(人によるテスト)にまで進んだ薬のうち4割が「人間への安全性には問題がある」として不許可とされ、そのうち6割は動物実験と臨床試験(人によるテスト)の結果に関連がなかった、としています。(1999年 朝日新聞より)
同じげっ歯類であるモルモットとハムスターへのダイオキシンの毒性を調べるテスト(どれだけダイオキシンを与えたら死ぬかのテスト)でも、その結果に8000倍の差があります。
タマゴテングダケは、少量でも人間一家が絶滅することがありますが、最もありふれた実験動物、ウサギには無害です。羊は砒素を大量に飲み込むことができます。



研究者の中にも動物実験に反対する人々は少なくありません。これらの人々は、人の体と大きく違う動物実験の結果を人間に当てはめることの危険性や、また苦痛を感じることができる私たちと同じ生き物に、このようなことを行うべきではないという倫理基準から、動物実験に反対しています。
PCRM (責任ある医療を目指す会)もそういった人々の団体です。ワシントンに本社を置くPCRMは15万の医療専門家や関係者、市民からなる団体です。

マハトマ・ガンジーは動物実験について、こう言っています。
「今日、人間が神と神の造られた美しい生き物たちに対して犯している罪の中でも、もっとも罪深いものであり、自分たちの生きる代償に、他の有情の生き物たちを苦しめるくらいなら、われわれは自分の生命を断念すべきである」

そのとおりだと思います。抗うことのできない動物に、このような恥ずべき行為をし、それを「人のため」と正当化し、苦痛を感じることのできる生き物に、苦痛を与え、その苦痛を観察するような危険な人たちに、どんな研究もしていただきたくない。

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人の病気の治療を研究するために、まず動物を、強制的にその病気にかからせます。そして、それから治すための実験がはじめられます。
上の写真と、下の文は、実験用動物の開発をおこなう、霊長類医科学研究センターより
「MPTP(神経毒)長期投与によるカニクイザル慢性パーキンソンモデルを樹立している。図の様に動物は四肢の硬直が顕著に認められ、同じ姿勢のまま無表情で停止し、振戦が顕著な場合、餌を持つ手が震え、とりこぼす場合もある」

また、2012年1月には、サルの脊髄にウイルスを注入することで、東京医科歯科大が、「筋萎縮性側索硬化症」の医療用モデル猿を作製しています。筋萎縮性側索硬化症は、運動神経の細胞が死んで筋肉のまひや萎縮が全身に広がり、呼吸困難に陥る病気です。

いったい、動物たちにこのような無慈悲な行為をすることを良しとする根拠はどこにあるのだろうか?
なぜ人間に対しては許されない行為を、動物に対して行うのか。
私たちが、動物に対して圧倒的に優位にたっているのなら、なおさらその立場を利用して弱いものを苦しめたり殺したりすることは、恥知らずなことではないのか。

『1974年に南アフリカで実施された調査によると、その前の2年間に地元の地元の実験室に送られることになっていた500頭から1500頭のヒヒが、実験開始前に死んだが、そのほとんどは輸送中の渇きと熱射病のためであった。この輸送の間に母親は乳飲み子の首を切ってしまうことがよくある。
ドイツ語で「アッフェンリーベ(サルの愛)」という言葉は、大げさな母親の愛情の意味である。であるから、サルの母親が自分の子供を殺そうと決心するまでに、どれほど絶望し、悩むかは想像がつく。しかし、自分の子供が実験者の手にかかるよりは死んだほうが幸せだということがわかる程度の知能は、明らかに持ち合わせているのである』
(罪なきものの虐殺 ハンス・リューシュより)

名古屋大学 医学部長 祖父江氏は「アルツハイマーなどの治療薬のために、動物実験が必要」と言っています
(2011年 21回 動物愛護管理のあり方小委員会において)
http://www.env.go.jp/council/14animal/y143-21a.html 
世界でトップ100人のアルツハイマー病研究者のひとりとして認められた、動物実験に反対するハンセン氏は「動物実験は人間の役に立たない」
また「動物実験は人道的ではなく、決して人道的ではありえない」
とも言っています。 
http://www.ava-net.net/world-news/140-1.htm

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老化促進モデルマウス(日本で開発 下の写真 下のマウス)マウスの寿命は本来2~3年ですが、1年で脱毛や背骨の曲り、目のただれ、などの老化が始まります。人の高齢者の歯の喪失の影響を調べるために、人為的に歯を抜かれたり、細胞の移植をするなどの実験が行われます。
http://yakushi.pharm.or.jp/FULL_TEXT/130_1/pdf/011.pdf
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私たちにできること

「化学物質の毒性試験」で、たくさんの動物が実験が実験に使われています。人の手によりつくられた化学物質の数は100万とも1000万ともいわれています。
なるべく化学物質に頼らない生活を行うこと。
化粧品、洗剤、日用品を買うとき、動物実験されているかどうか、企業に問い合わせること。動物実験しないでほしいと要望すること。
むやみに薬や病院に頼るのではなく、ライフスタイル(食事や運動)を見直すことを心がけること。
研究機関に対して施設の見学や、実験内容の情報公開を求める。
地元の議員に動物実験の廃止を求めること。
チラシ配りやパネル展などを行う。





どこからとったのか明記していない、動物実験の写真は以下より
http://www.kinshipcircle.org/fact_sheets/
http://www.facebook.com/pages/Stop-Animal-Testing-SAT/252383371502152
http://www.animalexperimentspictures.com/  


メモ veg

宇宙で動物実験

日本学術会議のマスタープラン2011(3年ごとに改訂)には、宇宙ステーション「きぼう」に、哺乳動物実験施設を作ろうという計画が盛り込まれている。
この計画は日本宇宙生物化学界が企て、日本学術会議により採択された。

日本学術会議は、2012年の動物愛護管理法改正において、実験動物のための規制強化は「科学者を萎縮させることにもなりかねず」「研究開発に必要不可欠な実験動物の入手が困難になるなど、動物実験に多大な影響がもたらされることも明らかである」と、動物のための法律であるにもかかわらず、自分本位の立場を崩さなかった集団。(彼らの思い通り、動物実験については一切の法改正が行われなかった)


現在宇宙ステーション(きぼう)では、めだかを使った実験が行われている。


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骨を赤、軟骨を青に染められたメダカ標本
宇宙における「骨代謝」を研究しているそうだ。何もない、無味乾燥な水槽の中で飼育され、暇つぶしに色づけされ標本にされるメダカの気持ちが想像できるだろうか。
「骨粗しょう症の新たな治療法の発見へとつながることが期待されます」
とされているが、骨粗しょう症のための動物実験は、すでに犬やラットやマウスをつかい散々に行われている。この上宇宙まで行ってメダカを、興味本位としか思えないような実験に使うことはやめていただきたい。

さらに、今後は「宇宙環境での生物メカニズムの研究」「宇宙放射線や重力の、生物への影響」などをさらに推し進めるため、哺乳動物も宇宙ステーションで実験に使おうという計画があるのだ。

そして、宇宙にかかわる動物実験は、宇宙ステーションだけではなく、現在、地上でも行われている。
以下、この残酷さが伝わるだろうか。

3 ヶ月間の後肢懸垂および 2-G(重力) 負荷
大阪大学で 8 週齢のオス C57Bl/10 マウスを、任意に後肢懸垂、2-G 負荷、および 1-G コントロール群に分け、3 ヶ月間飼育した。1-G コントロールマウスは、25x 17 cm (高さ 12 cm) のケージに一匹ずつ飼育した。
後肢懸垂群にも同じサイズのケージを使い、テープでひもと尾を(血流をブロックしない程度に緩く)固定した後、両後肢が床およびケージ側面と接触しないように懸垂した。2-G 負荷は、動物用遠心機を使って実施した。4 本のアームに取り付けたゴンドラに、それぞれ 3-4 匹のマウスを搭載した。遠心機は連続運転したが、えさや水の交換、ゴンドラの掃除等のために、毎日約 30 分は運転を止めた。
2010 年 9 月 17-20 日の解剖には、イタリアおよびアメリカ (NASA) からの研究者に加えて、宇宙実験には直接関与していなかった日本人も多数参加して、tissue sharing を行った。各群最低 5 匹のマウスからサンプリングを行った。ほとんどのサンプルはそれぞれの研究者に輸送されたが、後肢筋は以前と同じような方法で sharing するために、すべてイタリアに輸送し、現在横断切片の作成およびcDNA の抽出等が進行中である。

以上こちらから http://surc.isas.ac.jp/SpaceUtilizRes/SUR27/27sur-pdf-web/L10-Ohira.pdf

tissue sharingとはなんだろうか=「組織の共有」。「横断切片の作成」 非人道的な言葉が並ぶ。

後肢懸垂とは下図のようなことだ。「テープでひもと尾を固定した後、両後肢が床および側面と接触しないように懸垂」これを3ヶ月つづけたのだろうか?懸垂しっぱなし?そして重力を与えるための遠心機は「連続運転」、えさなどのために「毎日約30分運転を止めた」とあるが、23時間30分毎日3ヶ月連続運転したのだろうか、そのあと組織をシェアリング?
こんな実験が動物実験委員会の審査を通ったのだろうか?
この動物実験について、大阪大学の担当者に問い合わせたところ、このような返答であった→ http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
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(断っておくと、この上の写真は宇宙に関わる実験のために懸垂されているマウスではなく、理研に、抑うつを調べるために懸垂させられているマウスである。
5-10分間ぶら下げてやると、最初のうち、マウスは必死にもがきますが、そのうちあきらめて、ただぶら下がっている状態(無動状態)が表れてきます。この状態は絶望状態の一種であろうと考えられており」と記されている。人間の精神疾患の治療法が、マウスを懸垂する研究で見つかると考えるような稚拙な頭では、吊り下げられたマウスの痛みを思いやることはさぞかし困難だろう。)


宇宙開発の中核を担うJAXA(宇宙航空研究開発機構)には動物実験委員会が設置されている。
定期的に動物実験計画について審議、承認が行なわれているが、そもそも審議されるべき事柄か?問答無用に却下ではなかろうか?
過去(2003年以前)JAXAの動物実験に関する指針は「カテゴリー4、5の実験については、動物の苦しみを最小限とするか解消するために、実験方法および代替法の検討を行うこと」とされていた。
カテゴリー5の実験とは「麻酔していない意識のある動物を用いて,動物が耐えることのできる最大の痛み,あるいはそれ以上の痛みを与えるような処置」のことである。カテゴリー5の実験には麻酔をしていない動物に重度の火傷を引き起こしたり、重度のストレスを与えて殺すことが含まれる。
SCAWによるこの「痛みの分類」で行ってはならないとされているカテゴリー5の実験も、以前は禁止されていなかったわけだ。しかし今は違う。
「当機構の現在の指針では、カテゴリー5の実験は認めておりません。また、カテゴリー4に該当する実験が提案された場合については、実験方法の見直しや代替方法の検討を行うこととし、動物への苦しみなくすあるいはごく最小限に留めるための措置を取れるよう最大限善処しております。」(JAXA広報部)

カテゴリー4ならいいのだろうか?カテゴリー4の実験「脊椎動物を用いた実験で、避けることのできない重度のストレスや痛みを伴う実験。」
カテゴリー4の実験には、苦痛を伴う解剖学的あるいは生理学的欠損あるいは障害を起こすこと、動物が逃れることのできない苦痛を与えること、動物が耐えることのできる最大の痛みに近い痛みを与えること、が含まれる。
カテゴリー3なら?カテゴリー3には「カテーテルを長期間留置すること」や「逃れることのできる苦痛を与えること」が含まれる。

すでに、医薬品のため、化粧品のため、洗剤、子供のおもちゃ、タッパー、排気ガス、建築資材など、あらゆる分野で動物実験は行なわれている。
惑星探査けっこう、ロケットけっこう、さらなる宇宙への好奇心を満たしたいのならやっていただいたらよい(ただし、私の税金を使うことには同意しない。私にはそのような好奇心はない)が、その過程で動物実験をすることはやめていただきたい。
宇宙を切り開くことが人類の進歩なら、他種の痛みを思いやらない低劣で時代遅れな動物実験は、宇宙開発とは相容れないだろう。



下の写真は、パラボリックフライト実験に使われたラット(東京医科歯科大学、長崎大、(財)日本宇宙フォーラムらによる)
パラボリックフライト実験とは、航空機を使った重力実験のことで、航空機を自由落下させることで低重力状態をつくる実験。
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「宇宙では、記憶・学習・情動などの高次脳機能にどのような影響をあたえるのだろうか、またストレス応答とどのような関係があるのだろうか、まったく知られていない」がゆえに行なわれた実験だということだが、ラットの脳機能を研究してどうするのか?人と異なる生物の脳機能の研究結果を人間へ応用しようと無謀なことを考えているのだろうか?もしかしたら彼らは人間とラットは同じものだと思っているのだろうか?たしかにそのとおりかもしれない。
睡眠を妨害して寝させない、仰向けにして手足を縛り恐怖感を与える、動けないように金網で縛り首まで水中に沈める、などのラットにストレスを与える実験では、人間と同じようにラットは胃炎を発生させている。また、去年の米シカゴ大の研究では「まず、わなの扉を外から頭で押して開けられるようにラットを訓練。そして1匹のラットをわなに閉じこめると、訓練を受けたラットは扉を開けて仲間を救出した。わなの外にチョコレートがあるときも、自分が独り占めできなくなるのを承知でラットは扉を開けてやった」という報告がされている。こういったことがラットが人間と同じような脳機能を持っているという根拠になるのかもしれない。(ただし人間でこのラットと同じような高邁な行動をするものがどれほどいるかは不明)
しかし、人間と似たようなものだから動物実験を行なっているというならば、動物実験者たちの愚劣さは明らかだ。われわれと同じように痛みを感じ、ストレスを感じ、思いやりのあることが分かっている生き物を、思い通りにすることができるという理由だけで実験に使っているのだから。

そのほかの分野で行なわれる動物実験
→ http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-10.html


国が、「宇宙基本計画」に関して、意見募集中。
(締め切り 2012.12.25 )※終了しました
http://www8.cao.go.jp/space/plan/public_comment.html


以下意見しました。

第2章 2-2基本的な方針基本的な方針の中に、宇宙利用の一環として、動物実験をしないことを明記してほしいです。重力負荷の実験のためにマウスが3ヶ月間吊り下げられたり、3ヶ月間遠心機で回したりされています(第27回宇宙利用シンポジウム発表論文)。また、財団法人日本宇宙フォーラムの公募地上研究の助成で、小さなラットの頭部に電極を埋め込みさまざまな機械を取り付け、パラボリック航空機実験が行われています。宇宙での高次脳機能や、ストレス応答との関係を調べる実験だということですが、このような残酷な実験は、人類の英知を高める宇宙科学の発展にそぐわないものであると思います。また今後、政府だけではなく民間をも取り込んだ宇宙政策を推し進めることで、動物実験はより拡大すると思われます。企業内でおこなわれている動物実験は外部から知ることができません。基本的な方針の中に、「宇宙利用の拡大の一環として、動物実験はしない」ということを明記し、民間企業による動物実験も厳しく規制してほしいです。

第3章 3-2 F.有人宇宙活動プログラム現在宇宙ステーションきぼうで、骨粗しょう症の治療法の発見などのために、メダカを使った実験がおこなわれていますが、やめていただきたいです。何もない、無味乾燥な水槽の中で飼育され、骨を赤色や青色に染められてメダカが標本にされていますが、骨粗しょう症のための動物実験は、すでに犬やラットやマウスをつかい、地上で散々に行われています。この上宇宙まで行ってメダカを、興味本位としか思えないような実験に使うことは、命あるものに対して思いやりのない行為だと思います。

第3章 3-2 F.有人宇宙活動プログラム宇宙ステーションきぼうに新規の動物実験・飼育設備を作らないでほしいです。日本学術会議のマスタープラン2011には5種の新規研究設備(動物実験・飼育設備を含む)を「きぼう」実験棟に増設することが記されていますが、すでに地上でさまざまに動物が実験に使われて利用されています。さらにこの上、動物の犠牲を増やすことはやめてほしいです。また、動物実験・飼育施設のみではなく、すべての新規研究設備は不要だと思います。ほかに資金を必要とする優先されるべき事項は日本に山積みであるからです。

第3章 3-1 D.宇宙輸送システムロケットでの動物打ち上げはしないことを宇宙基本計画に盛り込んでいただきたいです。宇宙をはじめて飛行した動物のライカ(犬)は、打ち上げから数時間で、熱とストレスで死亡したといわれています。ライカの脈拍は発射直後に通常の3倍にもあがり、元に戻るのに、地上で平常の脈拍へ戻す時間の3倍の時間を費やしたことが地上基地へ送信されたデータで確認されています。抵抗できない生き物にこのような多大な恐怖と苦痛を与えてまで得なければならない結果はないと思います。MBC南日本取材によると、H2Aロケットに実験用マウスを載せる計画あるようですが、そのような計画を実行しないでいただきたいです。大阪大学の大平教授らにより無重力の状態でマウスの筋肉や骨がどうなるのか詳細なデータを取り、骨粗しょう症などの薬の開発に役立てる、とのことですが、骨粗しょう症の治療のための動物実験は地上で、すでにたくさんおこなわれています。この上、動物を苦しめたり傷つけたりすることが必要でしょうか?また民間企業によるロケット打ち上げに関しても、動物の打ち上げをさせぬよう、国による監視体制をしいてほしいです。

以上。

動物実験




メモ veg