宮島の鹿について 


「餌やり禁止の撤回を」求めて2013年1月はじめから、自分にできることを、していましたが、宮島におけるシカの状態(人と密接であることの、シカへの害)、活動仲間に教えてもらった人によるシカへのいじめ、シカの食性、いままでシカのために餌やりなどの活動を続けてこられた方の話、廿日市市農林水産課の方の意見などを聞き、「餌やり禁止」はすべきであると、今は思っています。人の食べ物をシカにあげることの害は多方面にわたり、とても大きいからです。
正月の宮島は初詣客ですごい人出です。参拝の長蛇の列が出来、人がザワザワしている市街地で、落ちている紙コップを口でいじったり、人ごみの中で立っている鹿は、幸せなようにはみえません。野生の鹿は人を見ると耳をそばだてて、脱兎のごとく逃げます。でも宮島の鹿は、私たちが近寄ると、期待するような目で寄ってきます。餌をくれると思っているのです。宮島には動物嫌いの人もいます。鹿が店の前で糞をしたりすることに辟易している島民もいます。鹿を蹴って歩いている人もいます。
鹿の幸せは、市街地で観光資源として生きる事ではなくて、できるだけ人から離れて、自分で餌をとって食べられる環境で生きる事だとかんじました。
しかし現在廿日市市が行っている『餌やり禁止「のみ」』、は今まで共存してきた鹿に対して乱暴なやり方だと思います。「餌やり禁止」をするのであれば、シカが山で食べられる植物がどれくらいあるのか調査し、宮島の鹿の適正な頭数はどれくらいなのかを考え、避妊去勢も視野に入れ、衰弱個体に対しては、行政による適正な餌やりを続けるべきだと思います。しかし行政はそれを行ないません。廿日市市では鹿のために年間たった400万の予算しかないのです。

現在宮島は廿日市市に合併されていますが、2005年の合併前の「宮島町」時代は、年間2000万の鹿のための予算があり、行政が餌やりをおこなっていたそうです。しかい現在、廿日市市の年間のシカ対策費用はたったの400万。これは、シカと人とのよりよい共存のためにとても足りる金額ではありません。避妊去勢も簡単にできることではありません。事例の少ない避妊去勢による個体数管理を行なうのであれば、事前調査をし、その対象群、対策の実施範囲を決定し、その後のモニタリング調査を継続しなければなりません。避妊を目的とした捕獲許可申請も必要です。どのような手法で避妊処置をするのかも検討しなければならないでしょう。シバの造成もお金がかかる事業でしょう。真剣にシカの保護管理に取り組むためには、お金も手間もかかることと思います。

行政と話をしてみて廿日市市は決して『シカなんてどうなろうと構わない』とは思っていないと感じます。口を縛られたシカがいると聞くと即座に対応してくれます。しかし2008年の「宮島のシカ保護管理ガイドライン」制定後、シカの食べるシバが圧倒的に不足しているにもかかわらず、いまだにシバの造成を120㎡しか行なわず、食べるものが無いシカが宮島の植物をたべることによる植生への害が指摘されているにもかかわらず、「協議」のみで具体的な調査を行なっていない姿勢は、シカの保護管理に真剣に取り組んでいるとは言いがたいものです。
-2014.1.2追記







住民の生活環境や、糞害、観光客への被害があるとして、
2008年から、広島県の廿日市市は宮島の鹿への餌やり禁止を含む「宮島のシカ保護管理ガイドライン」の5年計画を立て、鹿を市街地から山へ返そうという取り組みをしています。
(実際の餌やり禁止は、この計画以前、2000年から行われていましたが、鹿せんべい禁止を含む本格的な餌やり禁止は2007年ころから)

2005年の農業生産資源研究所の資料によると、これまで鹿が食べなかった、反芻動物にとって有害な成分を含む植物を、鹿が食べはじめた、とあります。
2009年、朝のテレビ番組で、宮島の鹿の餌やりが 禁じられている中での、鹿の様子が報道され、お腹を空かせた鹿が、観光客の捨てたビニール袋を食べる様子や、死んだ鹿の胃袋の中に小砂利しか入っていなかった様子が報道されたそうです。
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この写真は2008年ごろ
※この頃から、ボランティアの方による餌やりが行なわれはじめました。

2010年の廿日市市のモニタリング調査では、 尾とその上部に角ばりが見える「やややせ」が約50%、肋骨がうっすらと見える 、脊椎骨の稜線が明瞭になる 「やせ」が約20%、「げきやせ」が数%、「良好」は約4%、となっています。
2011年、廿日市市が保護した、やせた鹿
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廿日市市は、宮島の入浜という場所に、衰弱した鹿を収容するための保護施設をつくっています。
もし極度に痩せすぎている鹿や、重症を負った鹿を見かけたら、餌を与え、治療をしてもらうようお願いしてください。
→ 廿日市市役所 農林水産課 林業振興係 電話:0829-30-9148

2010年、廿日市市が、死んだ鹿4体の解剖を行ったところ、すべてで、胃に大量の異物が蓄積されており、うち2体では異物が3kgを超えていたそうです。
2015年6月に死因を特定するために解剖された二頭のメス鹿の胃からも、大量の異物が確認されています。
第 12 回廿日市市宮島地域シカ対策協議会資料 2016年8月12日
宮島地域シカ保護管理対策 現地調査結果報告書
比較的新鮮な状態で得られた2頭のメスについて解剖を行った。(中略)2 頭とも第 1 胃に大量の異物が確認され、継続的な消化機能の低下による衰弱が疑われた。しかし、宮島のシカではほとんどの個体が同様の状態であることが知られており・・・

宮島の市街地の鹿の腹はゴミだらけです。鹿はカリウムの多い草を食べるためバランスを取るために塩分も食べたがります。そのためポテトチップスの塩のついた袋なども食べてしまいます。


宮島には現在、市街地に鹿が500頭以上いるといわれています。
広島大学大学院理学研究科は、宮島の鹿の被害は、植物にとって多大であり再生不可能。将来森林植生が変わってしまうだろう、といっています。 また、宮島は鹿の食べられない松の木、毒のあるキョウチクトウやアセビなども多く見られます。
観光地化された、周囲30kmほどの小さな島にどれほど鹿の食べられる植物があるのか。

廿日市市では、餌やり禁止とともに、シカの食べるシバ草地を造成し、シバを育てる、ということもしています。
1.包ヶ浦にもともとあったシバ(5ヘクタール)へ、年1回の施肥。
2.入浜の鹿の保護収容施設に120㎡のシバ地を造成。
しかし宮島のシバ地の総面積は223m×223m程度。
市街地に、500頭鹿がいるとして1頭当たり10m×10mです。
1日のうち10時間を食べることに費やし、1日に11kgもの草を食べる鹿に対し、このシバの量は十分であると言えるのか?
奈良公園には鹿が1000頭おり、対してシバ地の面積は約70~80ヘクタールあります。そして奈良の鹿はそのシバだけで生きているのではなく、山の植物も食べています。(財団法人 奈良の鹿愛護会に確認)
奈良の鹿とは比較にならない環境で、宮島の鹿は生きています。

2013年1月、廿日市市農林水産課へ「500頭ほどもの鹿を養うだけの植物が宮島にはあるのか?」と問い合わせたところ、そういったことを研究調査するには予算が限られており、まだ分かっていない。また、2010年の廿日市市定例会で、田中環境産業部長が「更なるシバ地が必要、広島大学、山口大学においてシバ草地の造成の手法・場所などについて調査研究を行なってもらっている」と答弁していることについて、「その場所はまだ決まっていないのか?」と尋ねると、「宮島は景観法などの縛りがあり、簡単にシバ造成ができない」また「国立公園には勝手にシバを造成できない」という問題があり「難しい」といわれました。
※宮島はすべて、一種、二種などの国立公園に指定されており、シバを植えるとなると、文化財審議会や環境省の審議にはからなければならないそうです。
※田中環境産業部長は、2010年当時。現在の環境産業部長は井原氏(2012年4月着任)

5年ほど前から、宮島の鹿の保護活動を続けている、宮島の鹿愛護会のボランティアの方は、『宮島には鹿の食べられる植物がほとんどない』と言われています。アセビ(馬酔木)は鹿にとって有毒ですが、『アセビは道なりにたくさん生えている、しかし鹿の好きな植物、宮島以外ではどこにでも生えているありきたりのササは宮島にはない』とも言われています。鹿が食べつくしたのだろうと。またエノコログサ(鹿の好きなイネ科の植物。ねこじゃらし)も宮島には生えていないそうです。
『ササなどを宮島に持っていき、植えたこともあったが、鹿が食べてしまったせいか育たなかった』とも言われていました。

また2006年に宮島の鹿による植生被害の調査が、環境省により行われました。その結果「森林の天然更新機能の低下、食害による植生の単純化や森林の下層植生への影響など、長期的・広域的な植生被害の実態が明らかになった」そうです。
(2008年「宮島におけるニホンジカの生息状況など調査検討報告書」広島県)
それから6年が経ちますが、鹿の数は減っていません。市街地だけで400頭~600頭いるといわれている鹿が十分食べられるだけの植物が、まだ宮島にあるのか?
『餌やり禁止』の中でのボランティアによる餌やりが、もしなくなったら、鹿は生きていけるのか?

2013年2月 広島大学に問い合わせ。
広島大学では地域貢献研究プロジェクトとして2009年に「宮島におけるシカの行動圏調査と植生への影響」が行なわれています。プロジェクト担当の総合科学研究科の山田准教授は「宮島にあるシバ地で、宮島にいるすべてのシカを養うことができるのかどうか」について、「かなり足りない」と言われました。(プロジェクト名にはシカの行動圏、植生への影響調査、とありますが、実際にされた研究は「シバ地がどれほどシカ群を支える上で重要な食料になっているか」にとどまったそうです)

シバが足りない以上、シカたちは宮島の植物を食べるでしょうが、宮島の植生はシカによる被害を受けていることは、2006年の環境省の調査で明らかになっています。また広島大学大学院理学研究科も「宮島の鹿の被害は、植物にとって多大であり再生不可能。将来森林植生が変わってしまうだろう」と言っています。
餌やり禁止をすることにより、植生への被害は拡大すると思うが、市は被害状況を確認しているのだろうか?被害が多いのならば、鹿の保護管理対策としての『餌やり禁止』は、非人道的であるだけではなく、生物多様性の面からも問題のあることではないだろうか。

2013年2月 廿日市市役所 農林水産課に上記点を問い合わせ。
担当者「植生への食害ということになると、市だけで動くことができない。市と県と環境省が一緒になって、進めなければならず、現段階では、植生の被害については協議のみで、対策はとっていない」
とのこと。
協議のみ?「自然植生への影響をを把握する」ことも含めた宮島シカ保護管理ガイドラインが定められたのが2008年。それから5年たつが、協議しかおこなわなかったのだろうか?植生の被害と『餌やり禁止』は直結する問題であり、植生被害を調べることは重要事項であると思うのだが・・
シカ対策に年間400万円の予算が出されているが(犬達のSOS 歌って踊れるミニスカ乙女隊さんの情報)それでは足りないのか?と聞くと「400万の予算では、生息個体数・繁殖数・栄養状態を調べるモニタリング調査だけで手一杯」だとのこと。




広島県の特定鳥獣保護管理計画では、鹿の適正な生息密度は1k㎡あたり2~5頭
しかし宮島では、鹿の生息密度が1k㎡あたり17頭です。人と鹿とが穏やかに共存していくには、宮島の鹿の数は多すぎます。減らさなければならないと思います。しかしその為に「餌やり禁止」のみしか行なわないというのは、非人道的なことでは無いでしょうか。

戦後まもなく数十頭から100頭ほどだったものを、観光資源として奈良からつれてくるなどして増やし、餌付けしてきた鹿です。被害を防ぐために、餌をやらず、おなかをすかせた鹿が、3kgもの異物を食べるという状態は、人間と鹿との穏やかな共存とはいえないだろうと思います。
※2009年の朝日新聞ニュースに『戦後奈良から連れてこられた』とあったのですが、『奈良から宮島へ鹿を連れて行ったことはない』ということを、廿日市市農林水産課の方が、奈良へ行って確認したそうです。


餌やり禁止はよいことです。人間の食べる物など、胃の4つある反芻動物の体に良いわけがないのです。鹿は草食動物なのです。しかし餌やり禁止をするなら、行政による適正な餌やりをしていただきたい。
おなかを空かせさせて、数を減らすという保護管理計画は、保護でもなんでもない、一方的な、命あるものへの思いやりのない計画です。
現在鹿への餌やりは、宮島の鹿愛護会や、宮島の鹿通信さんなどがボランティアで行っています。鹿への餌やりを見咎められることもありますが、鹿への餌やりは廿日市市により禁止されているとはいえ、条例で定まったものでも罰則があるものでもありません。ボランティアの方たちは、もう4、5年前から餌やりや、鹿がゴミを食べてしまわないようゴミ拾い、行政への要望を続けています。重い病に倒れた方もいます。

「鹿の食べられる植物を育て、避妊去勢をし、鹿が野生で生きられる環境を整備できるまでは、行政による適正な餌やりを行う。」

なぜ、これができないのか?

2012年5月、廿日市市役所に問い合わせたところ、人為的な避妊は、鹿の生態系をくずす恐れがあるとして、行っていないということでした。
2013年1月、同様の問い合わせをしたところ、やはり同じ見解で「避妊去勢をすることは、鹿にとって良いことではないと思う」と言われていました。「おなかを空かせさせて数を減らすとことよりも、避妊去勢のほうがずっと人道的なやり方だと思う」と言いましたが、どこまでいっても話が平行線であるとかんじました。





2012年8月の宮島花火大会では大量のゴミがでたそうです。
http://miyajimanosika.blog111.fc2.com/blog-entry-141.html
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2012.8.11宮島花火大会後
「地面を揺るがす大音響、逃げ惑う鹿、散乱するゴミ、人ごみが桟橋方面に引き上げたころ、1頭の牝シカがゆっくり歩いてきました。そて、メーと羊のような鳴き声をあげていました。」(宮島の鹿愛護会の活動報告より)

2013年1月2~4日
宮島の鹿愛護会や、宮島の鹿通信さん、そのほか有志の方たちが、宮島でのゴミ拾い・鹿への給餌活動をされました。
奈良や大阪からの参加、親子で参加など、全部で10名ほどの方が参加されました。
おなかを空かせた鹿がゴミを食べてしまわないよう、ゴミ拾い。
島を回って400~600頭いるといわれる鹿への餌やり。
街頭で、宮島の鹿のおかれている状況の訴え。
ゴミは思ったほど落ちていませんでした。しかし屋台の裏がこのようになっているところもありました。
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屋台の方に、片付けてもらうようお願いをしたところ、快く肯き、そのあと片付けてくれました。

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フェリーを降りてすぐのところにある看板
「鹿の暮らしを守るために餌を与えないでください」とあります。

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親子の鹿。鹿たちは、観光客と一緒に写真を取られたり、子どもに追いかけられたりしています。
フェリーを降りて桟橋から鳥居へ向かう途中の鹿には、肉付きの良い鹿も見られました。しかし餌やりに同行し、島内をまわったところ、全体的に鹿は痩せていると見られました。

活動期間中、観光客の方数十名と話をしましたが、一人をのぞき全ての人が
「餌やり禁止はかわいそう」「餌はやらにゃあいけん」
と言われていました。
「鹿せんべいが売ってないか探したけどなかった」「痩せていてかわいそう」
そういった声も聞かれました。
「パンフレットやゴミを食べよるんで!かわいそうに」そういう男性もいました。「どうすればいいのか?」と言われた方には、要望先を明記したチラシを渡しました。


2013年お正月に撮影した、そのほか写真


2013年5月連休
宮島の鹿愛護会や、宮島の鹿通信さん、そのほか有志の方たちが、宮島でのゴミ拾い・鹿への給餌活動をされました。
福岡や大阪、東京、名古屋、神戸からの参加、親子で参加など、全部で20名ほどの方が参加されました。
おなかを空かせた鹿がゴミを食べてしまわないよう、ゴミ拾い。
島を回って400~600頭いるといわれる鹿への餌やり。
街頭で、宮島の鹿のおかれている状況の訴え。フェリ-乗り場(本土側)でのチラシ配り、島民の方へのポスティング、アンケート調査など。
アンケート調査結果
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多くの人が「人の手により鹿が野生で生きられる環境を整えてほしい」と言う意見でした。
アンケートの際には、なぜ餌やりが禁止になったのか、どういった被害があるのかなど、詳しく伝えました。
青色のシールを貼った人の多くは、その理由として「かわいそうだから」ということをあげていました。
かわいそう、というのは理性的でない感情です。しかし道徳的で人間らしい気持ちでもあります。
近くにいる動物に対して、幸せになって願うのは、当然のことです。
私たちは年間何十万もの鹿を「害獣」として駆除しています。できることから、動物を苦しめないやり方を選択していく事は私たちの義務です。

2013年8月11日
宮島花火大会後のゴミ拾いの活動が行われました。
宮島の鹿愛護会の活動報告より
http://miyajimanosika.blog111.fc2.com/blog-entry-290.html

2013年8月17日
島内をまわり、痩せた鹿を中心に餌やりを行いました。
寄付していただいた乾燥トウモロコシと、活動仲間が刈ってきてくれた、鹿本来の食性にあったクズを持っていきました。
鹿はクズよりもトウモロコシが好きですが、今後鹿が自然界で自力で生きていけるよう、できるだけ草食動物にふさわしいクズやエノコログサなどを与えた方がよいです。クズを食べない鹿もいましたが、多くの鹿はクズも食べました。
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活動仲間が車を出してくれ、車でいける範囲を移動しました。そして観光客や住宅地や車道から離れた場所で餌やりを行いました。車道から離れた場所で餌やりを行うのは、交通事故に遭う鹿が多いためです。餌がもらえる場所を覚えて鹿が車道に飛び出さないよう、できるだけ車道から離れた場所で餌やりをしなければなりません。
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車道わきに立ってこっちを見ている鹿

市街地、包ケ浦、杉之浦をぐるりとみて回りましたが、衰弱し、がりがりの鹿はいませんでした。私見ですが、全体の2割ぐらいが痩せ気味であると感じました。また全体の2割くらいが太っていると感じました。鹿はほとんど集団でいるため、痩せている鹿だけではなく太っている鹿にも餌を与える事になってしまいます。
車で移動中、また市街地を歩きながら、ゴミを拾いました。海水浴場の近くや車道の脇などにゴミが散乱していたり、桟橋から神社へ行く途中の自動販売機の脇にゴミ箱がないにもかかわらず、ペットボトルや食べ物の包み紙などが積まれたりしていました。そのゴミを鹿がつついていました。
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ゴミ箱はフェリー乗り場の入り口のところにあります。そこは地下につながっており、ゴミがいくらでも入ります。宮島に行かれる方は、ゴミはそこに捨ててください。またゴミ箱がどこにあるのか分からない人には知らせてあげてください。鹿がゴミを食べてしまいます。
いつまでも餌付けをしていては、鹿も島民も幸せにはなれません。鹿が観光客のそばにいる事の弊害はとても多いからです。しかし、宮島はもともと鹿が野生で自力で生きていく事は難しい環境です。鹿の適正な生息密度は1k㎡あたり2~5頭ですが、宮島では、鹿の生息密度が1k㎡あたり17頭です。餌やりをやめて、鹿が自力で生きていけるのかどうかはわかりません。しかし自力で生きていける環境を整えてあげて、じょじょに餌やりを減らして、人の観光、生活圏から離すことの必要を感じました。
この鹿は餌付けを行っていない島の裏手(入浜付近)で見た鹿です。ほぼ野生ではないかと思います。
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また、今回宮島を訪れた際、住民の方に聞いた話では「冬には餌不足で痩せ細ったシカが沢山出る。毎年4、5頭は、住民が行政に保護を要請している」とのことでした。
餌不足になる冬場を中心に餌やりを行うべきかもしれません。

2014年1月2、3日
宮島の鹿愛護会主催の、お正月の宮島で動物のための活動が行われました。
千葉からの参加者を含め、全部で7名の方が参加。
鹿がゴミを食べてしまわないよう、ゴミ拾い。
鹿問題を知ってもらうためのパネル展示。
痩せている鹿がいないか、いじめられている鹿がいないか、島内を見回り。
フェリー乗り場で、帰る人へ向けて、鹿問題について知ってもらうためのチラシ配布が行われました。
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2014年8月14日
花火大会から一夜明けた今日、宮島にゴミ拾いに行きました。
花火大会当日から宮島の鹿愛護会や、有志のみなさんが泊まりで夜遅くまで、そして次の日の早朝から、鹿がゴミを食べないようにゴミ拾いをしてしてくれていました。
それでも花火が良く見える高台に上がるとゴミがありました。
うっかり落としたというのではなく、置いてきたという感じです。使った後の子どものオムツまでありました。
花火大会当日からゴミ拾いをされた方たちの話では、花火が始まると鹿たちはおびえて山に逃げるそうです。でも花火が終わると山から下りてきて、みんなの捨てた食べカス(ゴミ)を食べ始めるそうです。昨日からゴミ拾いに宮島に行っておくべきだったと後悔しました。
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痩せている鹿はみかけませんでした。
今年産まれた子供がたくさん居ました。お母さんから離れないのですぐにわかります。かわいいという気持ちより、かわいそうという気持ちが先にたちます。
観光客が多い市街地で子どもを産み育てるお母さん鹿。
人と鹿が棲み分けられる環境でないと、鹿は幸せではないと私は思います。
宮島の観光客が多い市街地は鹿が棲みよい環境ではないです。奈良公園と違ってシバ地はないし、食べ物のカス(ビニール袋)を鹿は食べます。
餌をやって慣れさせるのではなく、人を見ると恐れて逃げるくらいにならなければと思います。
小鹿はわたしが少しでも動くと緊張して身構えます。でもお母さん鹿はわたしがそばに居ると寄ってきます。お母さんの姿を見て、子どもは人に寄るのを覚えるのかもしれません。
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2015年1月2日

参拝客は悪天候(低温・大雪)のため、例年より少なかったです。
宮島についてすぐに目にしたのが、鹿が紙コップを丸々一個食べるところでした。
取ろうと思ったのですが、あっちに首を振りこっちに首を振り、取ることができませんでした。
桟橋から厳島神社の間までにゴミ箱が5か所ほど、「カン」「ペットボトル」「燃えるゴミ」とそれぞれ分けて、わかりやすいように設置されていました。「これでゴミがなくなる!」「鹿がゴミを食べなくなる!」とワクワクしていたのですが、「カン」「ペットボトル」の中に、お好み焼きみたいなソースのベッタリついたプラスチックのトレイや焼き芋とかいか焼きを食べた後のタレのついたビニール袋やポテトフライの袋がぶち入れられていました。
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「燃えるゴミ」のボックスのほうは背が高くて鹿には届きませんが(きちんと鹿のことを考えて設置されています)、「カン」「ペットボトル」のほうは鹿が頭を入れられる高さです。「カン」「ペットボトル」の中の食べものカスの「燃えるゴミ」を鹿がいそいそと首を突っ込んであさっていました。「燃えるゴミ」は「カン」や「ペットボトル」のゴミ箱ではなく、「燃えるゴミ」のゴミ箱に捨てなければならんだろうが、たわけ者が。
『ゴミはゴミ箱に捨ててね^^。鹿がゴミを食べて死んでしまいます。タバコは灰皿に!』と書いたパネルをぶら下げて歩きながらゴミ拾いを国本さんや竹中さんとしていたのですがさらに『ゴミはきちんと分別してね^^』とも書かなければならないのか?頭痛が激しくなりそうでした。分別もできないのか?文字が読めなくてももともと入っているごみを見れば、どこに何を入れればいいかわかるだろうが!とストレスで頭がぐるぐる回りそうになりながらみんなで「カン」の中に入っている「食べものカス」を「燃えるゴミ」へ入れなおしました。ゴミ箱の「周囲」にもゴミが散乱していました。
(※後日「カン」「ペットボトル」「燃えるゴミ」の表記に英語も書いてほしい、表記が風で飛んでしまわぬようテープではなく、紐でくくりつけてほしいと、廿日市市農林水産課へ電話でお願いしました。宮島支所へ伝えてくれるとのこと)

更に歩いていると石垣の上に、これもたこ焼きかなんかのタレのベッタリついたプラスチックトレイがきれいに重ねられて、ハシまで行儀よく並べられておかれていました。見栄えよくきれいに並べてもそこはテーブルではなく「石垣」です。「食べ終わりましたよ」とハシをそろえられても、トレイを下げに来てくれる店員さんはいません。見つけた鹿が喜んでプラスチックごと食べるだけです。
人間だけの世界なら、ゴミを放置して薄汚い街になろうがいか焼きの串が道路に散乱していようが、同じ人間のしたこと、彼らの罪は私の罪でもあると納得して我慢します。しかし地球には動物も一緒に住んでいます。プラスチックや紙コップを食べて病気になって死んでしまうことなんて鹿はわからずに匂いにつられて食べてしまいます。1歳とか2歳とかの子供のそばにナイフとか押しピンとかの危険なものを放置するでしょうか?
人間だけの世界といいましたが、ゴミを収集してくれる人にも迷惑な話です。ゴミの収集の仕事をしている知人がいますが、「夏は腐って臭くて大変だ、体に生ごみの臭いが染みついて、周りの目が気になる」と言っていました。そんな大変な仕事をしてくれている人たちに、自分の食べたポテトフライのゴミを「カン」から「燃えるゴミ」へ分別しなおさせるということまでさせるのでしょうか?寒い日に、自分の手に他人のたこ焼きかなんかのタレがつく気分がどんな気持ちかわからないのでしょうか?

自動販売機の脇に設置されているゴミ箱の「横」にもよく空き缶が並べられておかれていますが、自動販売機の脇の「ゴミ箱」はたしかに「ゴミ箱」ですが、ゴミ箱の「横」はゴミ箱ではないので、そこに空き缶を並べて置いたり、その空き缶にいか焼きの食べかすのクシを刺して置くのは誤りです。
自販機の「ゴミ箱」がいっぱいであったなら、あきらめてほかのゴミ箱を探さなければならないのです。

あと、これは毎回のことですが、的屋さんの背後にゴミが散乱しています。観光客から見えないから汚くしても良かろう、後で片付けようと思っていらっしゃるのかもしれませんが、後も先も関係ない鹿は気が付いて、ゴミをあさっています。

今回初めて見かけた立て看板。桟橋の近くに建てられていました。
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桟橋から厳島神社、もみじ谷公園、要害山、山辺の小道、うぐいす道、など一部をみただけですが、あばらが見えるほど痩せている鹿はいませんでした。
ゴミの近くにいない鹿たちは枯葉(比較的新しいもの)や、植物の茎をかじったり、木の皮をはいだりしていました。ドングリはたくさん落ちていて、ガリガリと食べている鹿もいました。
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植物の茎をかじっている鹿

たくましく生きているように見えました。

2015年7月7日
宮島の鹿
2015年6月4日~6月22日の間に21頭が死亡。
廿日市市農林水産課に問い合わせたところ、
解剖所見可能な2体のみ解剖。(半日以上たつと、中毒症状など所見できない)。
県から3名派遣されて剖検したが、病変や中毒症状がなかった。胃の中にはゴミが詰まっていた(「市街地の鹿ではそれが普通」)。そのため栄養状態は良くはなかったと考えられるが、肉付きなどをみると、それが原因ではないと考えられる。
特定はできないが、悪天候が続いたためではないだろうか。
22日以降は死亡していない。
とのこと。


2015年8月11日
宮島水中花火大会後のゴミ拾いに参加。
写真-花火大会が終わりゴミを放置してかえる観光客
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写真-観光客が去った後すぐにやってきて、食べ物の匂いのついたゴミを食べ始める鹿
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鹿がゴミを食べるのを見かねて、ゴミ拾いをする人。
地元の人らによる花火大会後の一斉ゴミ清掃も行われていますが、それは翌日の朝からです。
翌日の朝まで待っていては、鹿が大量のゴミを食べてしまいます。
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毎年行われる宮島の花火大会では、大量のゴミが不法投棄されます。
花火大会が終わり、ゴミを置いて観客が帰った後、鹿がやってきて、ゴミをいそいそと食べ始めます。
廿日市市の宮島地域シカ保護管理計画書によると、宮島市街地の鹿の腹の中はゴミだらけだそうです。

宮島水中花火大会では、花火が見える広範囲にわたってゴミが不法投棄されます。
鹿が食べる前に、数名の個人だけですべてのゴミを清掃することは不可能です。

この宮島の鹿と不法投棄ゴミ問題について、
一般社団法人宮島観光協会と、廿日市市農林水産課へ、下記の提案書を提出しました。


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2015.8.13
宮島水中花火大会におけるゴミ管理についての提案書

はじめまして。
NPO法人アニマルライツセンターです。
私どもは動物の保護活動をおこなっております。

私どもの元に、「宮島の鹿がビニールなど人が捨てたゴミを食べている。鹿のお腹の中がゴミだらけになっている」という通報が市民から数件寄せられました。
実態を把握すべく、廿日市市の宮島地域シカ保護管理計画を読んだところ、「宮島で死んだシカを解剖すると,胃の中にビニールなどの不消化物の塊がみられる」「成獣雄の 2 個体では異物の湿重量が 3 kg を超えていた」など逼迫した状況であることがわかりました。
そこで私どもは、宮島水中花火大会の行われた8月11日に現地調査をいたしました。
その結果、宮島水中花火大会で発生したゴミが、大量に道端に放置されており、観覧客が去った後まもなく多数のシカが現れて、道端に投棄された食べ物の匂いのついたビニール袋や紙コップを食べるという実態を目にしました。

廿日市市の宮島地域シカ保護管理は「鹿は野生動物」であるとして、その上で人と鹿の生活圏の分離を柱に進められています。しかしながらこの花火大会においては、ゴミの管理不徹底が、「食べ物の匂いのするゴミ」のある市街地に鹿をおびき寄せ、結果として人と鹿の棲み分けを妨げることにもつながってしまっていると思います。

私たちは、鹿の健康と、人と鹿の穏やかな共存のために、宮島水中花火大会におけるゴミ管理について、以下を提案します。
参考にしていただけたら幸甚です。

・警察、警備員、露店業者など宮島水中花火大会の関係者の間で、ゴミ箱の設置箇所を情報共有しておく。(これら関係者のほとんどがゴミ箱の場所を把握していませんでした。観覧客にゴミ箱の場所を尋ねられ「ゴミはうちの管轄ではない」と回答する警察官もいました。)

・アナウンスでゴミ箱がどこにあるのかを放送する。

・宮島水中花火大会のパンフレットにゴミ箱の設置箇所を明示する。
(観覧客への聞き取りでは、「ゴミ箱は設置されていない」と思っている人が多数いることが分かりました)

・ゴミ箱の設置場所には背の高い看板を立てるなどして、遠くからでもゴミ箱の場所が判別できるようにする。(群衆の中ではゴミ箱がどこにあるのか判別できない状況でした。)

・宮島水中花火大会当日中のゴミ清掃。
(花火終了後、観覧客が去ってすぐに鹿がやってきてゴミを食べています。人と鹿の生活圏の分離のためには、終了後早急のゴミ清掃が必要だと思います。)

以上。

何卒、よろしくお願い申し上げます。




「餌やり禁止」のみ、は命あるものに対して、あまりにも思いやりの無いやり方ではないでしょうか?
観光の目玉として利用してきた鹿に対し、こういうやり方がフェアといえるのでしょうか?
「鹿が野生で生きられる環境が整備されるまで、餌をやりながら、去勢避妊をし、鹿の食べられる植物を育てる」そういったやり方をしてもらえないのか?
廿日市市の1年間の鹿対策費用は400万円。400万円でこれだけのことをやるのが難しいのならもっと予算を出してもらえないのか。

2012年度、廿日市市は、宮島の観光リーフレット等の作成だけに526万円の予算を出しています。(リーフレットを鹿は食べます。鹿にとって有害です)同年、大河ドラマ「平清盛」を活用した誘客事業に1億1450万の予算。観光事業費にあてられている予算はこれだけではありません。
http://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/shisei/zaisei/documents/h24_yosan_gaiyo_1.pdf




要望先①
廿日市市役所


1.意見フォーム
http://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/toiawase/index.html

2.廿日市市 農林水産課(電話: 0829-30-9148 FAX:0829-31-0999)
2013.1.7
お正月にゴミ拾いにいったこと、やせている鹿が多く見られたことを伝え「餌やり禁止の撤回をしてもらえないのか問うたところ、「今後も餌やり禁止は続ける」とのこと。お正月の活動中に観光客や地元の人と話しをして、「かわいそうだから餌をあげたい」という声が多かったことを伝え、『宮島の鹿愛護会との話し合いで世論で動く』といわれる以上、動くべきでは、との問いには「話し合いでそのように発言してはいないのでは・・」とのこと。しかしそのような発言があるか、ないかにかかわらず行政は世論で動かねばならないのではないか、餌をあげながら避妊去勢をし、鹿の食べられる植物を育ててほしい、と言うと「そういった意見があることを参考にします」(昨年5月と同じ回答)とのこと。
また宮島にいる鹿を養うだけの植物が宮島にあるのか、との問いには「予算が限られており、把握していない」とのこと。
2013.8.26 農林水産課へ質問
餌付けなしで鹿が生きていくことができるのか知りたかったため、市街地とその周辺では鹿の数が500頭くらいいると報告されているが、島の裏手のほうの餌付けされていない鹿はどれくらいいるのかをたずねたところ
「モニタリングはあくまで人との軋轢のある市街地とその周辺の鹿が対象で、それ以外の鹿の頭数については把握していない」
宮島に鹿の食べられる植物は足りているのか、たずねたところ、
「広島大学の調査結果などから、足りていないと思われる」とのこと。
2013年8月に島民と話をした際『10年ほど前に繁殖制限のために、オスを隔離していたことがある。オスもメスも離されると元気がなくなってしまう、隔離が繁殖制限につながったのかどうかはわからないが・・』という話を聞いていたため、確認。
「それは合併(2005年の宮島町の廿日市市への合併)以前の話で、手元に資料がなく、わからない」

3.廿日市市 宮島支所 地域づくり推進課 (電話:0829-44-2000)
2013.2.5 お正月に宮島の鹿のためのゴミ拾いに参加したことを伝え、鹿の保護管理のためにどのような対策とっているのか教えてほしい、というと「鹿の保護管理については農林水産課へ問い合わせてほしい」とのこと。しかし宮島支所の地域づくり推進課の課長は年一回の「宮島地域シカ対策協議会」(シカの保護管理の方針を決定する協議会)の委員です(同じく宮島支所の市民福祉課長、観光管理課長も委員)。発言権のある部署としてどういう意見を持っているか知りたい、といいましたが、個人としての見解はさまざまにあるが『廿日市市』としてはやはり「餌やり禁止」のみでシカ対策をしていく方針である、とのことでした。

4.廿日市市 環境産業部 観光課(0829-30-9141)
2013.5.20  5月の連休に鹿のためのゴミ拾いを行なったこと。観光客へのアンケートの結果などを伝え、観光地にふさわしい宮島にするために、シバ地の造成など、動物に優しい施策をとってもらえないか聞いたところ
「鹿問題については農林水産課が主体で動いているので、観光課として動く、ということはやっていないです」とのこと。「意見は関係部署に伝えます」
観光課のメールアドレスを教えてもらい、5月連休のアンケート結果をメール。
観光課メールアドレス kanko@city.hatsukaichi.hiroshima.jp


廿日市市の上部組織である、環境省と広島県

5.環境省中国四国地方環境事務所・広島事務所
〒730-0012 広島市中区上八丁堀6-30広島合同庁舎3号館1階
TEL 082-511-0006  FAX 082-211-0455  
メールアドレス(中国四国地方環境事務所):REO-CHUSHIKOKU@env.go.jp

※この事務所の保護官は、年一回の「宮島地域シカ対策協議会」(シカの保護管理の方針を決定する協議会)の委員(アドバイザー)です。
2013.2月
担当者にシカの保護管理として「餌やり禁止のみ」という今のやり方でよいと思っているかを問うと、「良いと思っている」とのこと。
シカがガリガリになっていることがメディアで報道された2008年頃から、ボランティアによる餌やりを続けてきたことで、シカの状況が改善されたのではないか(全体的に痩せているとはいえ、昔のようにガリガリではない)、との問いには「そう思わない」とのこと。

2008年のシカの保護管理ガイドライン策定後、そのガイドラインに課題とされている「シバの造成」は120㎡しかおこなっていない、「シカの食害」について何の調査もおこなっていない、「避妊去勢」についても手をつけていないというのは怠慢ではないかというと、「この計画は市主導でおこなっており、わたしはあくまでオブザーバー。出されてきた資料や提案に、意見を述べるだけ」とのこと。
宮島のシカたちを、現在あるシバだけでは養うことはできないことが広島大学の調査で分かっていること、シカの食害の調査が生物多様性の面からも必要であることを伝え、次の2013年のシカ対策協議会(日程未定)で、オブザーバーとしてシバの新たな造成、シカの食害の調査をおこなうことを提案してほしい、というと「環境省として必要であると判断したらそうする。意見は参考にします」とのこと。
この保護官は「シカの幸せを考えるならシカは野生に戻したほうが良いのではないか。口蹄疫防止の観点からも。」と言われていました。またボランティアによる餌やりが、そのことの妨げになっているのではないかとも言われていました。この保護官は月に1度宮島へ視察にいっているとのことです。私「おっしゃるとおり、シカは野生に戻すべきだと思う。しかしその方法として『餌やり禁止のみ』は思いやりがない乱暴なやり方だと思う」。保護官「シカと人にとって良い方法を検討していく」。

6.広島県 環境県民局 自然環境課 
TEL 082‐513-2931
〒730-8511 広島市中区基町10-52 
メールフォーム https://www.pref.hiroshima.lg.jp/form/detail.php?sec_sec1=48

※この課の参事と主幹は、年一回の「宮島地域シカ対策協議会」(シカの保護管理の方針を決定する協議会)の委員(アドバイザー)です。
2013.2月
参事あてに連絡すると、主幹に電話を交換されました。
宮島の鹿が2008年の頃のようなガリガリの状態から回復したのは、ボランティアによる餌やりのおかげではないか、との質問に「そうではないと認識している」とのこと、また餌やりについて「自然界の中で鹿が生活できるようにするためには、餌やりは控えてほしい。宮島の山の中まで行くと原生林があり、鹿の食べられる植物がある」ともいわれていました。しかし、現在宮島にあるシバ地だけで宮島の鹿たちを養うことにかなり無理があるとする広島大学の研究結果、また2006年の環境省の調査で、鹿による食害の実態が明らかになっていることを伝え「シバだけで足りないシカは宮島の植物を食べると思う。被害があるなら餌やり禁止だけでは生態系が壊れることになるため、避妊去勢などを視野にいれなければならないのではないか?2006年頃から宮島の鹿は減っていないが、鹿による植生への被害はなくなったと考えているのか?」との問いには「調べていない。検討課題だと思う。意見を参考にします」とのこと。
追記:2013.7.29 廿日市市役所でおこなわれた、年に一度の「宮島地域シカ対策協議会」で2013年度の「宮島地域シカ保護管理業務 実施計画」の中の調査項目に、植生被害状況が追加されました。
この日の協議会の詳細
http://miyajimanosika.blog111.fc2.com/blog-date-201308-6.html

2013.5.8
広島県廿日市市広島県自然環境課広島県広報課環境省中国四国地方環境事務所広島事務所へ5月連休におこなったアンケート結果をメール。


行政への要望先を記載したチラシ

無題


チラシを周りの人に配っていただける方は、データを送りますので、ご連絡下さい。
subetenoikimono@yahoo.co.jp


要望先③
議員への要望

2.廿日市市市議会議員名簿
http://www.hatsukaichi-shigikai.jp/
何人かの議員の方に電話でお話をさせてもらいました。
みなさんからも、議員へ要望してもらえないでしょうか。
広島にお住まいの方、廿日市市にお住まいの方は私よりはるかに発言力があると思います。

過去、市議に対して宮島の鹿通信さんが、陳情に回られています。
廿日市市議会の定例会では公明党と成蹊会に属する議員の方が、鹿問題に対する質疑をされています。
廿日市市議会会議録
2012.09.12:平成24年第3回定例会(第2日目) 成蹊会の林忠正議員による質疑
2010.12.10:平成22年第4回定例会(第4日目) 公明党の砂田麻佐文議員による質疑
2008.06.13:平成20年第2回定例会(第4日目) 成蹊会の高橋みさ子議員による質疑
ヴェジ ギャングプランクさんが、議事録を精査してくれました。

また、公明党の山本ひろし参議院議員が、2010年9月に宮島へ行き、地元砂田市議・細田市議と現地を視察され、鹿を守るための対策を検討をされていたそうです。
http://www.yamamoto-hiroshi.net/archives/cat52/cat146/2010/09/25_2044.htm

2013.4.10
議員の方々へフェイスブックや、手紙、メール、公式サイトなどを通じ、5月連休の鹿のための活動をすることを伝え、近くに来られることがあったら立ち寄ってほしいとお願いしました。
2013.5.6
議員の方は誰もこられませんでした。
2013.5.7
議員の方たちへ、5月連休に行った観光客の方への鹿問題についてのアンケート結果を連絡。




メモ souken
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