妊娠ストールに反対の人々


■サンプラザ中野くんからのメッセージ
「こんにちは。
サンプラザ中野くんです。
僕は妊娠ストールに反対です。
僕がはじめて妊娠ストールを見たのは10年ほど前です。
豚たちは、一頭一頭が狭い檻に閉じ込められていて、振り向くこともできない状態でした。
こんな狭いところで、一生を過ごしている動物がいることを、あの時、初めて知りました。
僕がはじめて、あの妊娠ストールを見てから10年たちますが、いまも日本ではこの妊娠ストールが、普通に使われています。
妊娠ストールは豚をとても苦しめます。もし僕だったら、とても耐えられません。
動物たちを、こんな目に合わせてはいけないと、僕は思います。
この飼育方法を、ほとんどの人は知らないと思います。知らない人には、まず知ってもらいたい。そして、僕たちに何ができるのかを考えてみて欲しい。一人ひとりの選択で、豚たちをこの檻から出してあげられるということを知って欲しい。
僕たちには、妊娠ストールを使っていない豚の肉を買うという選択ができるし、
肉を食べる量を減らすという選択もできます。
動物たちには、なにも選択することができません。
でも僕たちには、動物を苦しめないという選択をすることが、できます
僕は妊娠ストールに反対です。
サンプラザ中野くんでした。」


豚の妊娠ストール廃止サイト
日本語版
http://www.arcj.org/savemotherpig/
英語版
http://www.arcj.org/en/savemotherpig/


■賛同メッセージを寄せてくださった方々
秋田昌美(ミュージシャン)
浅川千尋(天理大学 人間学部教授)
かなつ久美(漫画家)  
サンプラザ中野くん(ミュージシャン) 
中村宗之(立正大学 経済学部准教授)
ピーター・シンガー(プリンストン大学 生命倫理学教授)
細川幸一(日本女子大学 家政学部教授)
マーク・ベコフ(コロラド大学 動物行動学教授)
葉祥明(絵本作家・画家・詩人)


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2015年 日本の養豚



日本のお母さん豚の88.6%がこのような狭い檻に閉じ込められています。(2014年農水省調査)
この檻は妊娠ストールと呼ばれるもので、EUをはじめ、海外では多くの国が禁止しています。

妊娠ストールの中で育てられ
外の世界に触れることもなく
この狭い空間で死んでしまったお母さん豚もいます。
彼女の一生を苦しみに満ちたものにしたのは、
畜産動物の置かれている状況を許している
私たち一人ひとりです。


妊娠ストールを廃止しよう
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

フロリダ憲法 - 第21条 妊娠中の豚に対する残酷で非人道的な監禁の制限

日本ではブタの妊娠ストールは一般的な飼育方法ですが(2014年時点で88.6%で使用)、海外ではヨーロッパを中心に、多くの国や州が妊娠ストールを禁止しています。
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

アメリカのフロリダ州でも、2008年から妊娠ストールを禁止しています。
その法的根拠となるものがフロリダ憲法第21条です。
タイトルを「妊娠中の豚に対する残酷で非人道的な監禁の制限」とし
方向転換できない囲いに豚を閉じ込めることが「非人道的」であるという明確な立場から、妊娠ストールを規制しています。


日本の法制度を考えると同じものを作るのは難しいかもしれません。
しかし、妊娠ストール廃止をいう目標を明確にしていく必要はあります。
フロリダ憲法に書いてあるとおり、妊娠ストールは非人道的なものだからです。


フロリダ憲法 art.10 section 21
http://www.leg.state.fl.us/Statutes/Index.cfm?Mode=Constitution&Submenu=3&Tab=statutes#A10S21


第21条 妊娠中の豚に対する残酷で非人道的な監禁の制限
動物に対する非人道的な扱いはフロリダ市民の懸念事項である。動物虐待を防止するため及び米国動物愛護協会(HSUS)の勧告を受け、フロリダ州では妊娠中の豚に対する残酷で非人道的な監禁をここに定めるとおり制限する。
(a) いかなる者も、農場で、豚が自由に向きを変えることができないような方法で、妊娠中の豚を囲いに監禁すること、または繋留することは違法とする。
(b) 本条は次の場合は適用されない。
(1) 獣医学用途において検査、試験、治療または手術を受けている時。ただし、監禁または繋留の期間が合理的に必要な範囲を超えないことを条件とする。
(2) 出産前期間の間
(c) 本条において
(1) 「囲い」とは、豚が一日中あるいは一日のうち大部分を閉じ込められているあらゆるケージ、クレート、他の囲いのことをいい、「妊娠ストール」と一般的に呼ばれているものも含む。
(2) 「農場」とは、土地、建物、支援施設、その他、食肉や動物繊維の生産に使用される従たる設備のことをいう。
(3) 「者」とは、あらゆる自然人、法人、企業のことをいう。
(4) 「豚」とは、あらゆる豚の種のことをいう。
(5) 「自由に向きを変える」とは、囲いにいっさい触れることなく向きを変えることをいう。
(6) 「出産前期間」とは、出産予定日より前の7日間のことをいう。
(d) 本条に違反した者は、第一級軽罪として有罪になり、州議会が本条の違反につき、より重い刑罰を制定しない限り、フロリダ州法775.082(4)aに規定される一年以下の懲役、もしくは5千ドル以下の罰金に処し、またはこれらの懲役および罰金を併科する。本条の施行日以降、州法の執行者は、本条の違反につき、フロリダ州法828.13に違反する行為があった場合と同様の方式及び権限にて本条の規定を執行することが出来る。監禁あるいは繋留はそれぞれ別の罪に問われる。ある者に所有されるか、飼育されるか、あるいはその者の管理下に置かれている豚については、当該所有者等の代理人及び使用人の認識または行為は、当該所有者等の認識または行為とみなす。
(e) 本条は、本条に定める違反に対して法を執行するために、施行規則を制定することを必要とするものではない。
(f) 本条においてその定めるところの一部が何らかの理由により無効と判断される場合も、本条の残りの部分は、可能なかぎり最大限、その無効とされる部分から切り離され、可能な限り最大限、有効なものとして扱われる。
(g) 本条は有権者の承認を受けた後6年間有効である。

経緯 2002年5月 国務長官あて嘆願書提出・2002年 採択


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翻訳:Keiko Numata , Yoko Kudou

妊娠豚檻廃止署名提出(各社の対応)


妊娠豚檻廃止活動中


伊藤ハム

2013.8.29 今は日程の調整がつかず難しいが、後日、動画などを直接みる時間をもうけてくれるとのことで、署名のみ先に提出しました。
2013.8.30 伊藤ハムより「署名をたしかに受け取りました」との連絡あり。
2013.9.6 伊藤ハムより、豚の動画などを見て、情報交換したい」との連絡あり。10月ごろに訪問させてもらうことになりました。
2013.10.19 伊藤ハムを訪問し、妊娠豚檻の廃止、動物福祉の向上を要望してきました。動画を見てもらいながら、放牧養豚と舎飼いの豚がどのように違うのかを、伝えました。また、外科的な去勢に変わる免疫去勢製剤(ワクチン)への切り替えの検討も要望。どのようにして、動物の置かれている状況を改善していけばよいのか、双方で意見を交換しました。伊藤ハムは、つい最近もアメリカ子会社養豚場を訪れ、動物福祉の向上のために少しずつ取り組んでいるようでした。
2013.12.20 妊娠豚檻廃止署名が12/10で終了。前回提出後に集まった署名の提出のために再度訪問したいというと時間をとってくれました。訪問し、署名と皆さんのコメントを提出。自社養豚場(アメリカ)でのストール廃止への取り組みはおこなわれているものの、自社「商品」にストールで生産された豚肉使用を廃止することは難しいとのこと。関東の活動仲間が手書きで集めてくれた署名54筆も提出しました。






日本ハム

2013.8.29 『妊娠ブタ檻廃止署名』の直接の受け取り・要望、豚の気持ちを聞いてほしいと、いぜんよりお願いしていたのですが「直接は難しい、郵送してほしい」とのことで、書類一式を郵送させていただきました。
提出書類は
・皆さんの署名
・皆さんのコメント
・写真帳(ストール飼育と放牧飼育のブタの違い)
・動物福祉への国際的な動きや、消費者動向や、ベジミートの需要などを記載した資料
・妊娠ブタ檻について記載された記事
2013.9.6 現時点で、受け取りの確認が取れていないので、改めて連絡をします。
2013.9.12 2013.9 日本ハムに電話。届いているとのこと、関係部署(自社生産飼育工場)へまわしましたとのこと。
2013.12.11 妊娠豚檻廃止署名が12/10で終了。前回提出後に集まった署名の受け取りのお願いのために電話。
「直接の受け取りはむずかしい」とのことで、いただいた署名とコメントを郵送。
ストール廃止はしていないが(試験的にストール廃止農場が稼動しているが、まだ結果がでていないそうです)国の規準にのっとった飼育をしている、とのこと。
また10月にお願いしていた免疫去勢製剤の使用については「人に誤って打ってしまう危険がある」ということで導入していないとのこと。
2013.12.25 電話で署名の受け取りを確認しました。
後日届いた、関東の活動仲間が手書きで集めてくれた署名54筆も受け取ってほしいとお願いし、了承もらいました。手書き署名54筆発送。外科的去勢に変わる免疫去勢製剤について『誤って打つことは非常にマレです。この注射器は少し当たったくらいでは大丈夫で、力を入れて押さないと薬剤が出ないようになっています。また1回このワクチンを誤って打ったとしても、「去勢と同等の効果」は現れません(2回打たなければ効果がないワクチンです)。万一2回打ったとしても、8週たてば「去勢と同等の効果」が失われる。』(この免疫去勢製剤(インプロバック)を販売する会社に確認)ことを伝えるも、やはり「人の安全が最優先」とのこと。






丸大食品

2013.8.29 『妊娠ブタ檻廃止署名』の直接の受け取り・要望、豚の気持ちを聞いてほしいと、いぜんよりお願いしていたのですが「直接は難しい、郵送してほしい」とのことで、書類一式を郵送させていただきました。
提出書類は
・皆さんの署名
・皆さんのコメント
・写真帳(ストール飼育と放牧飼育のブタの違い)
・動物福祉への国際的な動きや、消費者動向や、ベジミートの需要などを記載した資料
・妊娠ブタ檻について記載された記事
2013.9.6 現時点で、受け取りの確認が取れていないので、改めて連絡をします。
2013.9.12 丸大食品に電話。届いています、食肉事業本部で共有し、あとは総務部へまわすとのこと(総務部が外部との対応を行っているため、とのこと)
2013.12.12 妊娠豚檻廃止署名が12/10で終了。前回提出後に集まった署名の受け取りのお願いのために電話。
「直接の受け取りはむずかしい」とのことで、いただいた署名とコメントを郵送。
また9月末にお願いしていた免疫去勢製剤の使用については「検討してみたが自社農場では使えない」とのこと。
ストール廃止はまだおこなわれていないそうです。
2013.12.25 電話で署名の受け取りを確認しました。後日届いた、関東の活動仲間が手書きで集めてくれた署名54筆も受け取ってほしいとお願いし、了承もらいました。手書き署名54筆発送。







スターゼン

2013.8.21 妊娠豚檻廃止の署名を提出しました。
アニマルライツセンターの代表の岡田氏と一緒に行きました。
放牧養豚の豚の動画と、舎飼・ストール(檻)使用の豚の動画をみてもらい、どんな風に豚が幸せそうで、どんな風に苦しんでいるのかを伝えました。そのほか国内でのベジミートの需要について(13社に問い合わせたところ昔に比べ、需給が圧倒的に増えていることが分かりました)、海外・国際機関の動物福祉への取組みについてなど話をさせてもらいました。
メモを取りながら話を聞かれていました。大きな反応は引き出せませんでしたが、「生産者に伝え、社内で共有する」という真摯な態度でした。
2013.12.17 妊娠豚檻廃止署名が12/10で終了。前回提出後に集まった署名の提出のために再度訪問したいというと時間をとってくれました。署名と皆さんのコメントを提出。動物福祉への取り組みは行われているがストール廃止にはいたっていない。免疫去勢製剤については、すでに研究しているところとのこと、しかし「玉付き」の場合の格付けや費用が気になる、とのこと。
2013.12.25 後日届いた、関東の活動仲間が手書きで集めてくれた署名54筆も受け取ってほしいとお願いし、了承もらいました。手書き署名54筆発送。






プリマハム

2013.8.21 妊娠豚檻廃止の署名を提出しました。
アニマルライツセンターの代表の岡田氏と一緒に行きました。
放牧養豚の豚の動画と、舎飼・ストール(檻)使用の豚の動画をみてもらい、どんな風に豚が幸せそうで、どんな風に苦しんでいるのかを伝えました。そのほか国内でのベジミートの需要について(13社に問い合わせたところ昔に比べ、需給が圧倒的に増えていることが分かりました)、海外・国際機関の動物福祉への取組みについてなど話をさせてもらいました。
メモを取りながら話を聞かれていました。大きな反応は引き出せませんでしたが、「知らない部分があった。勉強になった」という真摯な態度でした。
2013.12.27 妊娠豚檻廃止署名が12/10で終了。前回提出後に集まった署名の提出のために再度訪問したいというと時間をとってくれました。署名と皆さんのコメントを提出。生産農家さんに伝えてくれるとのことですが、プリマハムでは「契約農家もあるが、市場から豚肉を買うこともある」とのこと。関東の活動仲間が手書きで集めてくれた署名54筆も提出しました。






舎飼の豚は、小枝をくわえたり、抜け落ちた鳥の羽を屋外でひろって遊んだりすることができません。小石をチューイングガムのように口の中でクチャクチャすることが豚は好きですが、それもできません。鼻であちこち探索し掘り返すことも好きですが、それもできません。
肥育豚は半年ほどでと殺されます。豚は目の前のわずかな溝でも、驚いて前に進めなくなってしまいます。動物は恐怖をとても強く感じる生き物です。痛みよりも恐怖のほうが苦痛であるという動物行動学者もいます。と殺場に連れて行かれるまで、見知らぬ場所で、血の臭いをかぎ、どんな恐怖を味わうのか。最終的にはこんな恐ろしい思いをさせて殺してしまうのです。生きている間は、苦しめず幸せになるよう配慮することは、わたしたちの最低限の義務です。
残酷なことが「仕方がないこと」と受け入れられることのない社会にしたいです。




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この国会議事堂の向かいに参議院議員と衆議院議員の事務所があります
衆議院議員会館議員事務室
参議院議員会館議員事務室
だれでも陳情がある場合、アポイントをとり、訪問することができます。本人に会うのは難しいかもしれませんが、事務室にいる人が対応してくれます。


2013.8.21
プリマハムとスターゼンへの署名の提出後に、アニマルライツセンター岡田氏とともに、農林水産副大臣江藤氏(の秘書の方)に私たちのやっている運動のこと、畜産動物の置かれている状況を変えるためにおこなってほしい取り組み(ストール禁止やバタリーケージ禁止などの法規制など)をお願いしました。
そのほかの農林水産委員の議員事務所に書類を渡してまわり、最後に農林水産省の畜産振興課(畜産動物福祉担当)を訪問し、日本における畜産動物福祉の取り組みについて話を伺いました。現時点は畜産農家の方への啓蒙活動をすすめている段階で(畜産農家の方の集まるセミナーなどで動物福祉について講演など)、海外のような法規制の段階に、いまの日本はまだいっていない、ということでした。



妊娠豚檻廃止活動
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

2013年1月からの妊娠豚檻廃止で、EUはどうなったか

2013年1月からEUでは、母ブタを、受胎の4週間後から出産の1週間前までの間、檻(ストール)へ閉じ込めることが禁止されました。

日本にはこのような規制がないため、妊娠豚檻廃止活動がおこなわれています。
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-3.html
妊娠豚檻(ストール)に入れられた母豚は、方向転換もできません。
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エーリック畜産情報9月号によると、
イギリス養豚理事会は、「EUでは、ストール廃止により、5~10%程度の豚肉生産量が減少し、深刻な価格高騰と豚肉不足が起きる」と警告していましたが、2013年7月時点で、豚肉生産の大きな減少は見られず、この規制強化を原因とした大きな混乱は確認されていないということです。(しかし豚飼養頭数は、この規制を受けて2012年から4%減と明らかに縮小しており、今後生産量・価格にも影響がでるかもしれません)

すべてのEU加盟国が、2013年から妊娠豚檻(ストール)の廃止ができたわけではありません。まだ未対応の国もあります。しかしストール廃止に向け、EUは動いています。EU域内では、欧州最大のミートパッカーのヴィオン社はアニマルウェルフェアに取り組んだ豚肉を評価した買い取り価格を設定して、一般の豚肉よりもプレミアムをつけて買い取る仕組みを作っています。また、アニマルエルフェア規制に違反した畜産物は取り扱わない方針を打ち出す大手スーパーも現れてきているということです。

2012年11月の段階でストール廃止未対応だったデンマークは2013年6月時点で、国内すべての養豚経営が、この規制に対応済みになったということです。
デンマークのアニマルウェルフェア規制はEUよりさらに厳しいものです。
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※スノコ板は糞尿が板の間から下に落ち、糞尿処理の手間が省けます。しかし豚にとって快適なものではありません。蹄や乳頭などの体の一部がはさまり傷ついたり、立つときに足が滑ったりします。

デンマークでは2012年11月にストール廃止に対応していなかった生産者のうち、2/3は施設更新により対応し、残りの1/3は廃業したとのことです。
日本において妊娠豚檻(ストール)廃止を実施する場合も廃業しなければならない養豚業者が出るかもしれません。
ストール廃止を実施するためには、養豚業者は母豚の群飼育に適した施設の改築のための資金が必要となり、新たな飼養管理技術の習得、人材が必要になります。これらを行うことが不可能であれば、
①繁殖母豚の飼育を止め、子豚を外部から導入する肥育専門経営へ転換する
②廃業する
のいずれかを選択せねばならないでしょう。
畜産動物が少しでも暮らしやすい社会にするためには、痛み(設備投資費用・廃業)を伴います。だからといって何も行わないのなら、動物の痛みはこれからもずっと続きます。無麻酔で体の一部を切断され、方向転換もできない檻に閉じ込められ、寝床で糞をし、どんなに暑くても泥浴びのできない豚は、肥育豚なら半年、繁殖用のメス豚なら4、5年程度で殺されます。そうして苦しみ殺されてしまった豚の命は、二度と戻ってきません。

しかし私たちは、廃業しても転職することができます。設備投資してもあとでその分を取り戻すことができます。
アニマルウェルフェアに配慮した飼養技術を習得することで、生産性をあげることに成功している養豚業者もいます。
ポールセン経営は、デンマークにある養豚場で、繁殖母豚1200頭を飼育し、子豚販売を行っています。妊娠ストールを廃止し、母豚を群れで飼育する技術を持っている養豚場です。ストールを使う日本より成績がずっと良いことがわかります。
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※ただし、デンマークやオランダでは豚の品種改良がすすんでおり、もともと子豚の生産能力が高い、ということもあります。

日本でストール廃止をしたらどうなるのか?
専門家によれば、日本国内の生産者が母豚の群飼育に取り組んだ場合、ストール飼いのころと比較して繁殖成績の低下が3年程度続くということです。これくらいの痛みは、今畜産動物に与えている痛みに比べるとわずかなものです。乗り越えればよいことです。EUでも2012年に従来型のバタリーケージを禁止したさい、多少の痛みを味わっています。一時、卵の生産量が落ち、価格は高騰しました。しかし加盟国は規制を遵守し2013年1月から価格は下落に転じています。卵の生産量については回復傾向にはありますが、以前より大きく減少しています。落ちて当然、落ちるべきと思います。動物に大きな負担を強いて作られる卵や肉は、そもそもそんなに大量生産大量消費されるべきではないのです。

妊娠豚檻(ストール)廃止で、EU域内での豚の飼育頭数は減っていますが、今後すべての国がストール廃止に対応するにつれ、もっと減ると思われます。もっと減るべきです。
EU域内だけで、月に2060万頭の豚が殺されています。日本は月に130万頭、日に5万頭近くが殺されています。


詳細は
エーリック 畜産情報9月号へ
http://lin.alic.go.jp/alic/month/domefore/2013/sep/wrepo01.htm
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