大阪市「天王寺動物園101計画(素案)」について意見を募集

大阪市「天王寺動物園101計画(素案)」について意見を募集しています。
(8月22日締め切り)
http://www.city.osaka.lg.jp/templates/jorei_boshu/kensetsu/0000368678.html

IMG_20151226_150710.jpg
写真は天王寺動物園のチュウゴクオオカミ(2015年撮影) 


天王寺動物園のマレーグマの常同行動(2015年撮影)

意見例


 
1.
該当箇所 
「魅力あるコンテンツの開発とその発信」について

意見
これ以上の動物の導入や繁殖の廃止を検討してほしい。
素案には「魅力的な動物の導入や繁殖」を強化、推進するとありますが、これ以上の動物の導入や繁殖はしないでほしいと思います。2015年、天王寺動物園に行きましたが、アムールトラ、鳥類、チュウゴクオオカミ、ベンガルヤマネコなどすべての動物が自然界とは比較にならぬほど狭く、無味乾燥な環境に置かれていました。マレーグマやシロクマは常同行動を続けていました。
飼育員の方はできる限りのエンリッチメントに取り組んではくださっているのでしょうが、とてもその配慮が行き届いているとは言い難い状況でした。これ以上動物を増やすことは、動物たちのさらなる福祉の低下につながると思います。
 
2.
該当箇所
「飼育管理機能の向上」について

意見
すべての動物に対してエンリッチメントを実施してほしい。
素案にあるように、エンリッチメントに努めることは、人の飼育下におかれた動物に対する最低限の配慮だと思います。ゾウなどの人気のある動物だけではなくすべての動物に対して取り組んでいただきたいと思います。
 
3.
該当箇所
「2つの経営目標 ~経常収支~」について

意見
経営目標の中に「将来的な動物園の閉鎖」盛り込むことを検討してほしい。
中米のコスタリカは、動物保護を理由に国内に2カ所ある国立動物園を来年閉鎖する計画を明らかにしています。計画によると、首都サンホセにあるシモン・ボリバル動物園は植物園として生まれ変わり、サンタ・アナ動物保護センターは公園に改修されるそうです。
地元のCNN系列局によると、これら2カ所で飼われる動物は野生に戻すか、自然保護区に預ける予定とのことです。
私もコスタリカの決断を支持しています。なぜなら動物園の動物たちは本来の生態や習性を発揮できない過酷な環境に置かれて苦しんでいると思うからです。動物園側にその意識がなかったとしても、動物園では、動物の社会は侵され、動物の尊厳は踏みにじられてしまっています。動物保護の観点から動物園の閉鎖という英断をしていただきたいと心より願っています。
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水浴びできない水鳥たち

多摩動物公園に、動物の飼育環境の改善をお願いしていますが、現在のところほぼ改善いただけていない状況です。
http://www.arcj.org/animals/zoo/00/id=556

中でも特に問題ある飼育であると判断した水鳥について、東京都動物愛護相談センターに指導をお願いしました。

写真を見ていただければわかりますが、どの施設も著しく水場が不足していることがわかります。
鳥本来の習性を発揮することが不可能な状態です。

トキ類、ミミズク、タンチョウエリア 多摩動物公園 (17)
タンチョウの飼育施設
タンチョウは水辺のちかい湿地が生息地です。趾は湿地を歩くのに適したつくりになっています。
しかし直径1mほどの浅い水場と硬い地面しか用意されていません。
自然界では水浴びもしますが、ここでは水浴びもできません。

トキ類、ミミズク、タンチョウエリア 多摩動物公園 (18)
ユリカモメ・セグロカモメの飼育施設
水辺に生息し、水に浮かび水浴びをし、時に潜水もする動物。
しかし直径1mほどの浅い水場しか用意されていません。

トキ類、ミミズク、タンチョウエリア 多摩動物公園 (8)
ホオジロガモの飼育施設
ホオジロガモは、水に浮かび、羽繕いをし、頻繁に潜水し、貝類・甲殻類・魚類・水草などを食べて過ごしています。しかしここでは浮かぶことも潜水もできません。写真に写っているのはほとんどトキ類です。ここでは広さはありますが深さが足りず、過密飼育が問題です。


現状のままでは、動物愛護管理法第19条の(登録の取消し等)にあたるものと私たちは考えます。

(登録の取消し等)にあたるものとして、環境省令(動物の愛護及び管理に関する法律施行規則)では”構造及び規模が取り扱う動物の種類及び数にかんがみ著しく不適切なものでないこと。”と記載されているからです。
多摩動物公園の状況は「著しく不適切」だと私たちは考えています。

展示動物の飼養及び保管に関する基準にも反しています。
この基準には、下記のように記載されています。
(2) 施設の構造等
管理者は、展示動物の種類、生態、習性及び生理に適合するよう、次に掲げる要件を満たす施設の整備に努めること。特に動物園動物については、当該施設が動物本来の習性の発現を促すことができるものとなるように努めること。
ア 個々の動物が、自然な姿勢で立ち上がり、横たわり、羽ばたき、泳ぐ等日常的な動作を容易に行うための十分な広さと空間を備えること。また、展示動物の飼養及び保管の環境の向上を図るため、隠れ場、遊び場等の設備を備えた豊かな飼養及び保管の環境を構築すること。
イ 排せつ場、止まり木、水浴び場等の設備を備えること。


第一種動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目にも反しています。
この細目には、下記のように記載されています。
第3条 飼養施設に備える設備の構造、規模等は、次に掲げるとおりとする。
一 ケージ等は、個々の動物が自然な姿勢で立ち上がる、横たわる、羽ばたく等の日常的な動作を容易に行うための十分な広さ及び空間を有するものとすること。また、飼養期間が長期間にわたる場合にあっては、必要に応じて、走る、登る、泳ぐ、飛ぶ等の運動ができるように、より一層の広さ及び空間を有するものとすること



上記を踏まえて、2015年7月1日に東京都動物愛護相談センターに連絡をし、改善指導を求めました。
東京都動物愛護相談センターは東京都の動物取扱業登録業務を担っている機関です。
センターからは職員二名が多摩動物公園に派遣され現状確認していただきましたが、センターの判断は概略下記のものでした。
展示動物の飼養及び保管に関する基準は、あくまで努力義務である。
水浴びなどの習性が発揮できなくとも著しく不適切とはいえない。
”著しく逸脱している”と言うのはすごく汚いとか、あまりに狭いなどの状況であると考える。

しかし私たちはやはり”著しく逸脱している”と考えます。
また展示動物の飼養及び保管に関する基準が、努力義務だとはいえ、そこには「特に動物園動物については、当該施設が動物本来の習性の発現を促すことができるものとなるように努めること。」と記載されており、動物園は一般の取扱業よりも責任が課せられるはずです。

そこで東京都動物愛護相談センターを管轄する東京都福祉保健局健康安全部環境保健衛生課動物管理係に「センターの判断に納得できない」旨を伝えたところ、「対応について再検討できないかセンターに連絡してみます」とのことでした。

最低限の配慮をしていただけるよう、今後も注視していきます。


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*環境省の立場
動物愛護管理法によると、第一種動物取扱業の登録は各都道府県知事の業務となっています。
そのため”著しく逸脱している”かどうかの判断は環境省ではなく、各自治体に委ねられています。






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円山動物園 - 公開レイプ

円山動物園-マレーグマが暴行死

7月24日
札幌市円山動物園において、メスのマレーグマ「ウッチー」(推定30歳以上)が、同居中のオスのマレーグマ「ウメキチ」(5歳) から少なくとも20分にわたる激しい暴行を受け、翌日死亡。
この同居は、繁殖を目的として6月16日から実施されたもので、ウッチーは、オス「ウメキチ」(5歳)とメス「ハッピイ」(3歳)の繁殖の補 助的役割として同居させられていました。

当日の動画 動画① https://www.youtube.com/watch?t=14&v=EmfISAP-OMw


続き② https://www.youtube.com/watch?v=lIZReRCQJ6o&feature=youtu.be


続き③ https://www.youtube.com/watch?v=LAQNMQKkuMY&feature=youtu.be


暴行後、ウッチーが大きくあえぎながら血だらけで足を引きずり歩いている様子が動画に撮影されています。
動画には、暴行によりすでにヘルニアが発生したためか、室内へ戻ろうにもその階段をなかなか登ることができず、その間にもオスに狙われ暴行を 受け、その後ようやく自力で室内に戻る様子が収められています。
円山動物園によると、ウッチーの同居時には常時飼育員がついており、この様子は飼育員も見ており、その上で「引き離しを行う必要がない」との 判断を下したそうです。

アニマルライツセンターの元へは「これは公開レイプだ」という強い怒りの声が市民から多数寄せられています。


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アニマルライツセンターはこの件について、下記の質問状を円山動物園に提出しています。

円山動物園 御中

貴園における動物の飼養管理体制に関する公開質問状

貴園では、多くの事故が起こっています。
2010年3月1日、ワラビーの「サンデー」(3歳)死亡。暖房から急に噴き出たスチームに驚いて施設内の壁にぶつかったと見られる。
2010年11月13日、エゾヒグマの「とわ」(2歳)と「カステラ」(0歳)が同じ放飼場に入ってしまい、体の小さな「カステラ」が「と わ」の攻撃に遭い、死亡。
2013年1月7日、コツメカワウソの「コチカ」(1歳)が死亡。プール内ですでに死んでいるところを発見。死亡原因不明。
2013年1月8日、シンリンオオカミの「キナコ」(13歳)が、檻越しに他の個体に噛まれ出血死。
2013年4月24日、インドオオコウモリが死亡(2012年に円山動物園に来園)死亡原因不明。
2013年9月24日、ホッキョクグマのマルルが転落(この事故以前にも飼育環境の危機管理の不備が市民から指摘されていた)
2014年5月28日、マレーバクの「トーヤ」(2歳半)屋外プール内の壁と鉄柵との間に左顎を引っかけ、溺れて死亡。
2015年5月3日、コツメカワウソの「ずんだ」(生後9カ月)がプール内の濾過取水口に右後肢を吸い込まれ溺れて死亡。
2015年7月25日、マレーグマのメス「ウッチー」(推定30歳以上)が、オス「ウメキチ」(5歳)、メス「ハッピイ」(3歳)の繁殖の補 助的役割として同居。5回目の同居の7月24日にウメキチからの暴行を受けて、翌日死亡。

■今回の事故について
1.7月25日に死亡したマレーグマのメス「ウッチー」(推定30歳以上)は、前日にオス「ウメキチ」(5歳)から少なくとも20分の暴行を 受けていることが確認されています。暴行後、ウッチーが大きくあえぎながら血だらけで足を引きずり歩いている様子が動画に撮影されています。 動画には、暴行によりすでにヘルニアが発生したためか、室内へ戻ろうにもその階段をなかなか登ることができず、その間にもオスに狙われ暴行を 受け、その後ようやく自力で室内に戻る様子が収められています。 ウッチーの同居時には常時監視員がついていたとのことですが、ウッチーが自力で室内に戻る以前に、「引き離しを行う必要がない」と考えたの は、どういう判断基準に基づくものか教えてください。
2.管理者が最後に生きているウッチーを確認した時刻を教えて下さい。その際にウッチーの健康状態の異常が確認できたのか、なんらかの治療を 行ったのかどうか教えてください。
3.ウメキチとウッチーは当初から仲が悪く、4回目までにもウッチーがウメキチに右足をかまれています。にもかかわらず5回目の同居に踏み 切った理由を教えて下さい。
4.今回の事故は、すぐにでも引き離す判断が必要であったと思われ、担当飼育員の適正が疑われます。事故が起きた後に担当飼育員への再教育、 または担当の変更を行ったかどうか教えてください。
5.今回のような事故の再発防止のために、どういった対策がとられるのか教えてください。

■貴園の飼育管理方法について(マレーグマに限らず動物全般)
1.貴園における、飼育員一人当たりの管理動物数を教えてください。
2.繁殖のための同居を行なう際、どのような管理体制がとられているか具体的に教えてください。(監視モニター・管理者の常駐の有無、同居を 中止させる判断基準)
3.同居を行なわせる際の、文書化されたマニュアルがあるかどうか教えてください。
4.繁殖時か否かに限らず、通常時の管理体制を教えて下さい。(監視モニターの有無、一日の目視確認回数など)
5.事故が続き改善がなされていないと考えられるのにもかかわらず、貴園では2018年秋に繁殖を目指してアジアゾウ 雄1頭、雌 2~3 頭の導入を予定しています。 一頭一頭の適切な管理ができないのであれば、これ以上の動物の導入や繁殖を廃止すべきだと思いますが、この点どうお考えかお聞かせください。

以上。



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動物園で、「こんな飼い方かわいそう」と思ったら、どんどん意見しよう。

動物園で、「こんな飼い方かわいそう」と思ったら、どんどん意見しよう。

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2015.7.1
当協会ホームページ「東京ズーネット」にご連絡いただき、誠にありがとうございます。
トカラヤギの展示についての当日のご回答が不十分であったため、ご心配をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
改めて、ご指摘いただきましたトカラヤギ3頭の個体情報をお伝えさせていただきます。
まず、1頭は群れの他の個体から攻撃されてしまうため、単独で飼育する必要がある老齢の個体(他の個体に餌を食べられてしまう個体)となります。
また、残り2頭は先日5月31日に出産したばかりの親子のヤギであり、まだ群れの中に合流させるには危険性のある個体となります。
また、ご来園者の皆様方からのご要望もあり、仔ヤギの姿をなるべく早く、間近に見ていただきたいという思いから、先行して限られた空間での展示をしておりました。
ご指摘を受け、その翌々日からは、奥の飼育室との扉を開放し、広い空間での展示に切り替え、衛生面も含めて改善させて頂きました。
なお、ヤギは草食動物とのことですが、生まれたばかりの仔ヤギは、まだ青草を食む必要のない個体となっております。
親個体にも授乳のための餌は十分に飼育管理下で行っておりますので、どうぞご安心下さい。
公益財団法人 東京動物園協会
恩賜上野動物園 教育普及課

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2015.6.29
ご意見・ご要望の対象:上野動物園
件名:ヤギの飼育方法について

本文:先日東京に遊びに行ったとき、上野動物園に行きました。
ふれあい広場のヤギのことが気になったのでメールさせてもらいました。
大人のヤギ2頭と子供のヤギ1頭が柵の中で飼育されていましたが、そのスペースがとても狭く、床は糞だらけでした。しかもコンクリート。ヤギは草食動物なのに、草を食むことのできない環境で一日中過ごしていることがとても可愛そうでした。施設の方に聞くと一日中その柵の中にいるということでした。夜間は中に入れるとのことでしたが。
もうすこしヤギの習性に配慮した飼育をしていただけないでしょうか?
ご回答いただけますようよろしくお願いします。



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動物たちの苦悩 ― 常同行動

苦悩を異常行動から評価する。

異常行動には、常同行動、変則行動、異常反応、異常生殖行動などがある。
そのうちのひとつ「常同行動」とは、
どのような意味があり、何をしようとしているのか明確ではなく、一定した様式が長期間繰り返されること。常同行動は、不適切な環境から来るストレスをやわらげようとする適応行動とも言われている。




2015年6月 動物園のスマトラトラ
スマトラトラの常同行動
自然界では、森林内に広大な縄張りを作って生活し、その範囲はオスでは5000ha(50平方km)、メスでも約2000ha(20平方km)にも及ぶとされている。



2015年6月 動物園のホッキョクグマ
同じところを歩き回るホッキョクグマ
この日はかなり気温が上がったが、水の中に潜るでもなく、ひたすら歩き回っていた。
ホッキョクグマは本来北極圏で生息する生き物。
その行動圏は30万平方kmの報告がある。








2015年6月 動物園のツキノワグマ
ツキノワグマの異常行動
自然界ではオスで行動圏が60~100平方km、メスで30~50平方kmの報告がある。



2015年6月 動物園のヒグマ
自然界では、オスで行動圏400~1100平方kmの報告がある。



2015年6月 動物園のハクビシン
ハクビシンの常同行動
寒い時期はあまり動かないが、暖かい時期の行動範囲は30~50haにまで及び、一晩でおよそ5kmの距離を移動するといった報告もあるハクビシン。
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動物園で、動物たちは本来の習性を発揮することはできない。
http://www.arcj.org/animals/zoo/
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