ユニクロのダウンは、ほかのダウンより、マシなようだ。

ダウンは、
鳥たちの胸から腹部にある
やわらかい羽毛です。



卵を産み、鳥たちが離れていった巣から、自然に抜け落ちた羽毛を拾う、というダウンの採取方法は過去のものです。

現代では、ライブハンドピック(生きた鳥から手でむしる)
というやり方があります。
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通常、生後12週ほどで初めてのライブハンドピックを行います。
鳥の翼や首を足の間に挟み固定し、胸から腹部のダウンをむしります。
その後6~7週間で、再び羽毛が生えそろい、次のライブハンドピックとなります。続いて6~7週目で3回目のライブハンドピッキング、と繰り返しライブハンドピックが行なわれます。
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2009年に報道された、ハンガリーのダウン生産現場


羽毛をむしられ、裂けた体を麻酔なしで針と糸で縫われている様子や、
むしられたあと地面にうずくまっている様子が撮影されています。
羽をむしられている間、鳥の血糖値が2倍に跳ね上がっているという調査報告もあるそうです。

ハンガリーはダウンの主要生産国です。動物の権利団体PETAの担当者は「ハンガリーのダウンの50%ほどはライブハンドピックにより採取されている」と言っています。
ライブハンドピックについて規制のあるEU圏内でさえ、このような状況です。
ダウンはそのほかに、中国、北米、ポーランド、フランス、カナダなどさまざまな国で生産されています。
ハンドピッキングを繰り返すことで、より良質な毛を採取することができるといわれています。
また、生きたまま毛をむしることで、効率よく、1匹から何度も採取できます。

数回ライブハンドピックが行われた後、鳥たちは食用にと殺されます。
と殺前に、フォアグラのための強制給餌でさらに苦しめられる鳥たちもいます。
フォアグラの生産方法
http://www.hopeforanimals.org/animals/foiegras/

ライブハンドプラッキング以外の、ダウンの生産方法として「マシーンピック」があります。
マシーンピックは、食用の鳥を屠殺後に、機械でダウンを採取する方法です。

ライブハンドプラッキングとマシーンピックの、正確な割合は不明です。ライブハンドプラッキングが全体の1%未満だという報告がある一方、2009年のスウェーデンのドキュメンタリーでは、ライブハンドプラッキングの割合が、総供給の50~80%かもしれないと報告しています。

しかし普通お店でダウン商品を購入するとき、そのダウンがどのようにして採取されたのか、私たちが知ることは困難です。
ファッションメーカーのパタゴニアでさえ、「いまだに生きた鳥から摘まれたのでもなく、フォアグラ用でもないダウンを提供できるサプライヤーは見つかっていません」といっています。
※その後パタゴニアは、綿密なトレーサビリティをおこない、2014年秋からの商品はすべてライブハンドピッキングも強制給餌もされていないものにすると発表。
http://www.patagonia.com/jp/patagonia.go?assetid=37607


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ライブハンドピックもされておらず、フォアグラにもされなかった鳥から採取されたダウンを探して購入するという選択もできますが、より良い選択は、動物性のものを身に着けないという選択です。
生きたまま羽を抜かれようが、殺された後で抜かれようが、商品として扱われる動物たちは、コストを抑えるために、多大な負担を強いられているからです。

ダウンやウールにかわる防寒具として、動物性のものを使用していないシンサレートプリマロフトなどのハイテク素材もあります。ダウンやウールよりも高機能で実用性が高いです。洗濯機で洗える、ほこりが立たない、無臭、ダウンより保温効果がある、無臭(動物性のにおいがしない)、軽い、ぬれてもすぐ乾くなど。




ユニクロのダウンについて

2013.1.17 問い合わせ(0120-090-296)
ライブハンドピックされた水鳥のダウンを使っていないのか?」との問いに
「使っていない」とのこと。仕入先は企業秘密で言えないが、食用に殺された水鳥のダウンのみを使用している。農場から商品までの過程を把握している、とのこと。
また「フォアグラにされた鳥のダウンを使用しているのか?」との問いには
いままでは、一部使っていたが、2013年の秋冬商品からはフォアグラにされた鳥のダウンは使用しない、とのこと。
シンサレート、プリマロフトといった素材を使った商品は、現在、ない、とのこと。

2013.1.17 ユニクロにメールで要望
「はじめまして。わたしはヴィーガンで、動物の権利を守るという観点から、動物性のものを身につけない生活をしています。ユニクロさんの毛皮を扱わない、ライブハンドピックされたダウンを使用しないという企業方針をこころから応援しています。
いまひとつお願いがあるのですが、ダウンのかわりに、シンサレートやプリマロフトなどの、動物性ゼロの商品を取り入れてもらえないでしょうか?シンサレートは試した事がないのですが、プリマロフトは知人に借り、冬をそれで過ごしたことがあります。わたしは以前ダウンを着ていましたが、ダウンよりはるかに暖かく、軽く無臭でした。
商品とされる以上動物たちは、大きな負担を強いられています。動物性でない商品の開発を検討していただけますよう、どうぞよろしくおねがいします。」

H&Mも、ライブハンドプラッキングも強制給餌も行われていないダウンを使用しています。
http://sustainability.hm.com/en/sustainability/downloads-resources/policies/policies/animal-welfare-policy.html

写真はこちらより

http://www.flickr.com/photos/vierpfoten/with/5259864237/#photo_5259864237

http://farmwatch.de/ungarn


2014年1月
The North Face, Patagonia, Mammut, Jack Wolfskin また Vaudeのような、国際的なアウトドアブランドがガチョウやアヒルに対する、強制給餌および生体での脱毛をしないことを表明。
http://www.vier-pfoten.eu/news-press/news/top-outdoor-brands-for-down-go-cruelty-free/



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参考サイト
http://www.kaiminseibu.jp/umouryokouki.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Down_feather



メモ souke
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