「血統」のためのペットの悲鳴

  • Day:2016.08.23 21:37
  • Cat:
写真はフェイスブックより
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スコティッシュフォールド
耳が前に垂れ下がっていることが特徴的な猫。
見た目の「愛らしさ」からブリーディング(繁殖)が行われ、
日本では100,000~300,000円で販売されています。
しかしイギリスではスコティッシュフォールドの繁殖は法的に禁止されているそうです。

なぜか?
『スコティッシュフォールド同士を交配すると、多くの子孫が生後早期に歩行障害を示すことが判明。
発祥した猫は、変形や短縮した足を持ち、レントゲンですぐに判明するような成長板を傷害するような異常所見が得られる』
ことが分かったからです。
http://blogs.yahoo.co.jp/matubarahos/27770488.html?fb_action_ids=10200728424732466&fb_action_types=og.likes&fb_source=other_multiline&action_object_map=%7B%2210200728424732466%22%3A10150813575285332%7D&action_type_map=%7B%2210200728424732466%22%3A%22og.likes%22%7D&action_ref_map=%5B%5D
遺伝病です。
かわいらしいやカッコいい、見た目が特徴的なペットを作り出すために行われる、選択的繁殖が原因です。

耳の軟骨が正常でないから、耳が折れ曲がっています。
その「特徴」は全身に影響を及ぼします。


スコティッシュフォールドが遺伝的にかかえる「骨軟骨異形成症」はあらゆる軟骨に瘤を作らせ、四肢を腫れ上がらせ、かさぶた上の潰瘍を作らせます。骨軟骨異形成症を発症したスコティッシュフォールドは抱きかかえると嫌がるそうです。痛いからです。

猫よりもっと、選択的なブリーディング、近親交配が行われている犬では500種類の遺伝病が確認されています。
キャバリアは、脳の大きさが頭蓋骨より大きくなっているそうです。
安楽死せざるを得ない飼い主もいるそうです。
その痛みは想像に余りあります。

2012年放送 続・犬たちの悲鳴 ~ブリーディングが引き起こす遺伝病


2008年放送 犬たちの悲鳴 ~ブリーディングが引き起こす遺伝病



2016年7月29日
遺伝病のペットが日本で放置されているのはなぜか
http://diamond.jp/articles/-/97098?page=2

きっかけは、2016年5月26日の 朝日新聞朝刊に載った記事。
「ペットショップで買った犬が病気だった――。そんなペットに関するトラブルが後を絶たない。犬猫の飼育頭数が減少傾向に転じ、犬の販売頭数も減っているとされるが、国民生活センターに寄せられる相談件数はなかなか減らない」
 …で始まり、その一因は「高リスク繁殖」にあり、「見た目のかわいさだけを考えて先天性疾患のリスクが高まるような繁殖が行われている。消費者としては、様々な疾患が見つけやすくなる生後3ヵ月から半年くらいの子犬や子猫を買うことが、自己防衛につながるでしょう」という獣医師のコメントで締められていた。
「リスクが高まるような繁殖」って? 消費者は、飼わなければ自己防衛できるとして、先天性疾患(遺伝病)を持ったペットたちはどうなるの?
 気になって調べ出した。

 かつて日本獣医師会会長を務め、現在は2015年3月に発足した一般社団法人『犬の遺伝病研究会』の理事長をしている山根義久氏は話しだした。
「ドイツでは遺伝子をチェックし、子孫に高い確率で病気が発現しそうな、繁殖に向かない個体については、繁殖禁止です。日本はチェックをせず、人気の犬種を無制限に繁殖させています」
 日本のブリーダーは大概個人で、専門の教育機関もなく、誰でも簡単になることができるため、ドイツやイギリスのような動物愛護先進国と比べ、ブリーダーの質にはばらつきがあり、遺伝病や繁殖に対する知識も低い場合が多いという。
「動物愛護の点では、日本はとんでもない後進国ですよ。でもね、資金力が乏しいブリーダーたちに、責任を全部負わせるのは酷な話です。医学的な研究も進んでいない分野ですから。獣医師でも、遺伝病のことはあまり分かっていない」

驚くことに、法制化されたにもかかわらず、まったく進展していない事例もある。平成14年10月に施行された『身体障碍者補助犬法』だ。
「同法では、補助犬となる犬の遺伝病の診断についても、付帯事項で検討を進めることになっていましたが、進展していません。補助犬(特に盲導犬)を増やそうと取り組みを始めたのはいいが、育成期間が終了した後で、股関節形成不全、進行性網膜萎縮、特発性癩癇といった遺伝病が発症し、そこまでに費やした2年前後の歳月と200万円あまりの経費がふいになってしまう事態が考えられます。
 現状として、候補犬を選択する段階でこれら遺伝病に対する適切なスクリーニング検査が行われていないこと、さらに候補犬選択が行われる年齢では確定診断できない疾患があることなどが問題です」
 普通、「リスクの高い繁殖」と聞けば、「血が濃い」関係での近親交配が思い当たる。
ならば、悪徳ブリーダーを指導して近親交配を禁止し、徹底させればいい?
 あるいは、遺伝病を持つペットを販売しないよう、不届きなペットショップに対し、徹底した健康診断を義務付ければいいのか?

 否。そんな勧善懲悪で片づけられない3層の障壁が、この問題には立ちはだかっている。
 まず、第1に、ブリーダーが譲渡前に検査を受けようにも、多くの遺伝病は、検査法や診断法が確立されていないし、遺伝病自体の研究も進んでいない。
 第2に、獣医師やペットショップが、販売前に発見できる遺伝病は限られている。
 そして、第3に、生後4ヵ月~1年ぐらい経過した後の販売なら、病気の有無を見極められる確率は若干高まる。しかし現状は「消費者が求める、より小さくて、かわいい」生後45日からの販売が一般的で、平成25年に施行され、欧米では常識になっている「8週齢未満の犬猫を販売してはならない」という規制さえ、徹底されていない。
 8週齢未満で親兄弟から引き離された犬猫は、吠える、噛む、なつかないといった問題行動が多く、見た目のかわいらしさで衝動買いしたものの手におえなくなった飼い主が、動物保護センターに持ち込むケースが多く、殺処分が減らない原因の1つになっている。
 研究者、獣医師、ブリーダー、ペットショップ、そしてペットを飼いたい消費者(生命ある者を引き取るのに、この言葉は正直使いたくない。生命を消費する…いやな言葉だ)も、国を挙げて変わらなければ、この問題は解決できないだろう。

多くの獣医師は遺伝病を敬遠
筆者の愛犬も遺伝病で苦労

「獣医師の多くは、遺伝病と診断したとしても、飼い主さんに告げるのを躊躇する場合がある」
 山根氏はさらにこんな衝撃的な話をした。

「いずれも治療法が確立されていないため、治しきることはできません。症状を緩和させる程度の対症療法しかないのです。獣医師は何もできないので、多くの動物病院は遺伝病を敬遠します」
 実は、我が家の愛犬は生後7ヵ月の時、行きつけの動物病院で「エナメル質形成不全」という遺伝病であることを告げられた。すべての歯のエナメル質が形成されていないため、虫歯になりやすく、「普通にしていたらすぐに歯が全部なくなってしまうから気をつけてあげて」と。だが、気をつけてあげようにも、獣医師は歯をこまめに磨いてあげること以外、アドバイスはくれなかった。というかできなかったのだろう。ちなみにペットショップとの契約の際には、「いたって健康」であることを“保証”する獣医の診断書を渡された。今から9年前、まだ我が家の周辺に動物の歯医者さんはなく、相談に訪れた他の数件の動物病院も、「治療手段はない」と謝るばかり。ただ、1人の獣医師が2ヵ月後、「地域初の動物の歯医者さんが開業する予定があるから紹介状を書いてあげる」と提案してくれた。
 渡りに船とありがたく紹介してもらい、2ヵ月後、動物の歯医者さんの診察を受けた愛犬は、翌日さっそく半日入院し、全身麻酔下でエナメル質に変わる補填材を塗ってもらい、治療完了。治療費の合計は9万円。保険には入っていなかったので、懐はだいぶ痛んだが、お陰様で現在も歯は全部残っており、元気にもりもりドッグフードを食べている。
 一度の処置でなんとかなる病気で助かったと思う。それでも、1歳にもならないうちに歯が全部なくなってしまうかも…という宣告には震撼させられた。また、「先天性」と言われても、飼いはじめてから5ヵ月経っていたので、ペットショップに苦情を言うという発想も思い浮かばなかった。
 仮に言ったとして、「では同じ犬種の健康な犬と交換します」と応じられても困るし、ペットショップに返した場合、殺処分という悲劇が彼を待っていると想像するだけでも、いたたまれない。

わずか6歳で目が見えなくなったパグ
1歳で歯が全部なくなっていたチワワ

 改めて思い返すと、8歳で足腰が立たなくなり犬用の歩行補助器具をつけているコーギー、わずか6歳にして白内障を発症し目がほとんど見えなくなったパグ、1歳にして歯が全部なくなっていたチワワ…私の周囲だけでも、これだけの病犬がいる。
 飼い主たちはいずれも遺伝病だとは思っておらず(遺伝病ではないかもしれないが)、「腰に負担をかけるような運動をさせてしまったのだろうか」「栄養が足りなかったのだろうか」などと思い悩み、もっと注意してあげていればよかったと、自分を責めている。

 取材で出会った獣医師の中には、「ほとんどの獣医師は、遺伝病であるとは伝えないはずですよ」と明言する人もいた。

「この問題は、ペットショップとブリーダーが協力し、繁殖の現場から遺伝子病を減らしていくしかない」
『国際小動物医学研究所』の筒井敏彦所長は根っからの動物好き。取材の日、開口一番で話し出したのは、研究所近くの親水公園の鴨の話題だった
 国際小動物医学研究所(BioPlus)の筒井敏彦所長は言う。
 筒井所長は、日本獣医生命科学大学の名誉教授で、ペットの繁殖にまつわる研究を40年に渡って行ってきた人。
 同研究所は、大手のペット関連会社(株式会社AHB)が運営する世界でも珍しい研究施設であり、日本で唯一の小動物の繁殖障害専門診療所を併設。遺伝子病や感染病等の研究に加え、様々な検査・診断・診療・手術等にも対応するほか、特定の遺伝病を発症しない子犬子猫を世の中に広げるための遺伝子病検査や、契約する約3000人のブリーダーに対する啓蒙活動・情報発信等を行っている。
会員ブリーダーを対象としたシンポジウムの様子。年一回、全国各地で巡回開催し、カンや経験に頼らない、学術的で科学的な、正しい知識や最新情報の共有を図っている
 現在、ペットの流通ルートは3種類ある。
(1)契約ブリーダーから直接販売業者が仕入れ、消費者へ。(株式会社AHB)
(2)ブリーダーが犬猫をオークションに出品し、販売業者が仕入れて消費者へ。
(3)ブリーダーが直接消費者に販売する。
 主流は(2)のルートで約70%を占めている。

「遺伝病等の知識を積極的に学び、適正な繁殖をしている良質のブリーダーから、消費者が直接、ペットを購入するのがあたりまえになるべき」
 前出の山根氏はそう言っていたが、AHBのように、業者が研究から情報発信、遺伝子検査の実施までを請け負うシステムが普及すれば、国としての対策を待つまでもなく、問題は加速度的に解決に向かうような気がする。
「我々が10年かけて研究してきたことを、ブリーダーの皆さんに1年で伝えています。理解していただき、適正な繁殖ができるブリーダーが増えれば、問題解決は大きく前進するでしょう」
 とはいえ、取り組みはまだ日が浅い。AHB内でも、遺伝病を発症するペットはいるはずだが、その場合はどうしているのだろう。

「当社に殺処分という言葉はありません。診療所が引き取り、どんな症状であれ、愛情を持って終生飼養しています。社員が個人的に引き取っているケースも多いですよ」
 こうした同社の取り組みは明るいニュースだが、ペットを取り巻く環境には依然、闇がある。
 心ないブリーダーが、狭い場所でケージを何段も重ね、糞尿まみれの状態でペットを飼い、無計画な近親交配を繰り返している例や、動物保護センターから引き取りを拒否された犬猫が民間業者の手で大量に殺処分されている例、手術の練習台や輸血用として売却されている例等、悲惨な事例を挙げたらきりがない。
 全体としてのモラルの低さは、未熟な業界であることの証明とも言える。




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大阪市「天王寺動物園101計画(素案)」について意見を募集

大阪市「天王寺動物園101計画(素案)」について意見を募集しています。
(8月22日締め切り)
http://www.city.osaka.lg.jp/templates/jorei_boshu/kensetsu/0000368678.html

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写真は天王寺動物園のチュウゴクオオカミ(2015年撮影) 


天王寺動物園のマレーグマの常同行動(2015年撮影)

意見例


 
1.
該当箇所 
「魅力あるコンテンツの開発とその発信」について

意見
これ以上の動物の導入や繁殖の廃止を検討してほしい。
素案には「魅力的な動物の導入や繁殖」を強化、推進するとありますが、これ以上の動物の導入や繁殖はしないでほしいと思います。2015年、天王寺動物園に行きましたが、アムールトラ、鳥類、チュウゴクオオカミ、ベンガルヤマネコなどすべての動物が自然界とは比較にならぬほど狭く、無味乾燥な環境に置かれていました。マレーグマやシロクマは常同行動を続けていました。
飼育員の方はできる限りのエンリッチメントに取り組んではくださっているのでしょうが、とてもその配慮が行き届いているとは言い難い状況でした。これ以上動物を増やすことは、動物たちのさらなる福祉の低下につながると思います。
 
2.
該当箇所
「飼育管理機能の向上」について

意見
すべての動物に対してエンリッチメントを実施してほしい。
素案にあるように、エンリッチメントに努めることは、人の飼育下におかれた動物に対する最低限の配慮だと思います。ゾウなどの人気のある動物だけではなくすべての動物に対して取り組んでいただきたいと思います。
 
3.
該当箇所
「2つの経営目標 ~経常収支~」について

意見
経営目標の中に「将来的な動物園の閉鎖」盛り込むことを検討してほしい。
中米のコスタリカは、動物保護を理由に国内に2カ所ある国立動物園を来年閉鎖する計画を明らかにしています。計画によると、首都サンホセにあるシモン・ボリバル動物園は植物園として生まれ変わり、サンタ・アナ動物保護センターは公園に改修されるそうです。
地元のCNN系列局によると、これら2カ所で飼われる動物は野生に戻すか、自然保護区に預ける予定とのことです。
私もコスタリカの決断を支持しています。なぜなら動物園の動物たちは本来の生態や習性を発揮できない過酷な環境に置かれて苦しんでいると思うからです。動物園側にその意識がなかったとしても、動物園では、動物の社会は侵され、動物の尊厳は踏みにじられてしまっています。動物保護の観点から動物園の閉鎖という英断をしていただきたいと心より願っています。

引退した競走馬はどうなるのか?1

  • Day:2016.08.08 13:19
  • Cat:
2013年3月の農林水産省「馬関係資料」によると、
平成18~22年にかけて、乗用馬は、679頭増えています。
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一方、平成18年~22年にかけて、競走馬から登録抹消され、乗用馬に転用された馬は、中央競馬地方競馬合わせて、11,236頭です。
※サラ系はサラブレッド種、アラ系はアラブ種、ともに競走馬の種類です。
※平成18~22年に乗馬に転用された中央競馬のアラ系馬はゼロだったため、中央競馬のアラ系馬リストは載せていません。
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※「時効」というシステムは中央競馬にはないそうです


乗馬に転用された馬が、11,236頭いるはずなのに、
なぜ、乗用馬が679頭しか増えていないのか?
差がありすぎるのではないか?

青木玲氏の書かれた「競走馬の文化史」にはこう書かれています。

『(登録抹消された馬の行き先で)一番多いのは「乗馬」である。しかし、その大半が遠からず肉用になることは、関係者の間では暗黙の了解事項なのだ。もちろん、本当の乗馬になる馬も少なくないが、全体から見たら一部に過ぎない」
『つまり、いったん乗馬として馬を受け入れてくれる施設は、たんなる馬の終結地点で、そこから需要と供給のバランスで、馬の本当の運命が決まるわけだ』


競馬は夢、ロマン、といったような広告が見られますが、
馬にとっては、夢でもロマンでもない、早く走れなかったら肉にされる、過酷な現実です。

「日本では、毎年7500頭が競走馬として生産されるものの、うち6千頭はレースに使用された後は、一部は繁殖馬や乗用馬に転用されるが、大部分は処分される。役割を終えた馬は肉用として処分されるが、500頭あまりは全国に約20カ所ある養老施設に引き取られる」
(全国農業新聞2016.7.1)



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2009年に公開された、熊本にある、馬の屠殺場の動画



JRA競走馬研究所によると、競走馬の8割が胃潰瘍になっているそうです。
http://uma.equinst.go.jp/jiten/disease/index.html
そのための薬も開発されています。
競走馬として育てられる馬の病気には、他に「ソエ」というものもあります。「ソエ」とは、骨が出来上がっていない成長期の若い馬に、限度を超える調教を行うことで発症する病気です。強い痛み、跛行、重度になると亀裂骨折します。中央競馬では毎年1000頭が発症。http://t.co/VvILiApa

3歳馬の、菊花賞皐月賞などは、幼児虐待以外のなにものでもないのです。人間でいうと12歳。発育途中で骨が固まってない馬に、ハードトレーニングを積ませ、故障で体を痛めるまで、スピードの限界に挑ませます。

競馬用・乗馬用に馬はカスタムされます。
くら、蹄鉄、ハミ、頭絡、あぶみ。馬はさまざまな器具を取り付けられます。
馬を操るための鞭は馬を傷つけます。
「ハミ」は口という敏感な部分を利用して、馬を制御するためのものです。
ハミは口から頭部へと衝撃を伝え、痛みと損傷を与えます。


ハミ付き頭絡は虐待的な悪影響を及ぼすとして、タフツ大学獣医学部獣医外科学名誉教授ロバート・G・クック博士は、ハミなし頭絡を推奨しています。彼の研究によって、ハミが100以上の行動上の問題を引き起こしている事が証明されており、「ハミなし頭絡による操作は、ハミによる操作に比べてより安全で、より馬に思いやりがあり、より効果的なコミュニケーションを提供する」と結論付けています。
http://japanbb.info/free/drcook
引退した競走馬はどうなるのか?2
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-113.html





メモ veg

象牙

アフリカゾウ象牙製品の商取引、米国でほぼ全面禁止に
2016年06月03日 09:42 発信地:ワシントンD.C./米国


【6月3日 AFP】
米当局は2日、アフリカゾウの象牙製品の商取引をほぼ全面的に禁止すると発表した。アフリカゾウ保護を推進する長年の活動が実を結んだ形だ。

 各自然保護団体は、この米当局の動きを歓迎している。アフリカに生息するゾウ45万頭のうち、毎年3万5000頭あまりが主に象牙目的で殺されていると推定されている。

 サリー・ジュエル(Sally Jewell)米内務長官は、取引の禁止について、「ゾウ密猟の惨劇と、それが野生個体群に及ぼしている悲惨な影響に終止符を打つことに対して、米国が率先して全力で取り組むことを明確に示している」と述べた。

 ただ、米国でのアフリカゾウ象牙市場を制限する今回の動きではあるが、正式書類がある骨董品などは免除の対象となる。米国は、違法な象牙製品の消費国としては中国に次いで世界第2位だ。それでも、米魚類野生生物局(FWS)は、7月6日の発効以降は、米国全州でのアフリカゾウ象牙製品の輸入、輸出、販売などが「大幅に制限される」としている。

 FWSの声明によると、大半の商取引が禁止される一方で、楽器、調度品、銃器などを含む一部の「既存の加工された」品物については、含まれる象牙が200グラム未満で、また他の特定基準を満たすものに関しては例外とされるという。

 また、米連邦法「絶滅の危機に瀕(ひん)する種の保存に関する法律(Endangered Species Act)」の下で「骨董品」と定義される品物も例外とされる。作られてから100年以上が経過しているなど、いくつかの必要条件を満たすものは骨董品とみなされる。

 ジュエル内務長官は、「他の国々が、同様の規制を実施することで、血塗られた象牙の流れを食い止めるための迅速な、断固とした行動を取ることを望んでいる。われわれの孫やその子どもたちが、この象徴的な動物種を知らないなどということがないようにするためには、それが不可欠となる」と話した。(c)AFP/Jean-Louis SANTINI



日本で違法な象牙取引が横行、覆面調査でも確認
業者からはウソを書くよう持ちかけられ、規制制度は穴だらけ
2015.12.15


契約などに使われる印鑑の材料。1989年に象牙取引が世界的に禁止された時点で、象牙印鑑の需要により日本は世界最大の象牙輸入国だった。
 中国の象牙需要が闇市場を拡大させ、毎年数万頭のゾウが違法に殺されるようになる以前、活発な象牙取引を後押ししていたのは日本の印鑑市場だった。契約書などに押す、本人だと示す判である。(参考記事:「象牙と信仰 密輸象牙はこうして使われる」)
 日本では少なくとも千年にわたり、さまざまな素材で印鑑が作られてきた。20世紀初めには水牛の角、木、水晶といった印材が大半だったが、1950年代以降の日本の経済成長に伴い、象牙の印鑑の人気が高まった。ケニアに拠点を置く調査保護団体「セーブ・ジ・エレファント(STE)」の報告によれば、1980年には、日本で使用された象牙の総重量のうち55%が印鑑の製造に使われていたという。

 1970年から1989年までに、日本が輸入した象牙は5000トンに上る。米ワシントンD.C.に本部を置く非営利団体「エンバイロンメンタル・インベスティゲーション・エージェンシー(EIA)」は、これは約25万頭のゾウに相当するとしている。1989年の時点で、日本は世界最大の象牙輸入国となっていた。(参考記事:「ゾウの60%が消えたタンザニア、その原因は」)

 野生生物の国際取引を規制する「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)」、通称ワシントン条約で象牙の国際取引は1989年に禁止され、1990年に発効した。

 だが1999年、ワシントン条約締約国会議は、日本に対し象牙約50トンの試験的輸入を許可した。違法に入手された象牙を国内市場から締め出す対策を確実に取っていると日本がアピールし、締約国会議もそれを認めたためだ。2008年には再び一時輸入が認められ、翌2009年に日本は39トンを輸入した。

 現在、日本は非合法な象牙の流通を取り締まれていないことが明らかになってきた。EIAは12月9日に公表した新しい報告書で、次のような厳しい結論を下している。「日本の制度は抜け穴だらけであり、法規制が弱いために効力が乏しく、最も基本的なレベルにおいてさえ有効な歯止めが存在しない」

 報告書が挙げる大きな問題点5つを紹介する。

1. 日本の象牙取引規制制度には大きな抜け穴がある。

 象牙を所有するには、合法的に入手したという証明のための登録が義務付けられている。1999年か2009年に一時輸入された物か、ワシントン条約による取引禁止以前の物であれば違法ではない。しかしその証明は、禁止以前の輸入だと示す税関の申告書のような正規の法的な書類以外にも、日本の輸入業者が「合法的に入手した」と自分で明言した書面でも差し支えない。「つまり、象牙の登録で利益を得る立場の者が、合法性を証明する主要な証人でもあることを意味する」と報告書は指摘する。当然のことながら、この制度は至る所で悪用されている。報告書は、出所の「疑わしい」つまり「合法的な入手または出所だという確実な証明が少しもない」象牙が、2011年以降1000本以上登録され、合法のお墨付きを得ていると指摘している。

2. 日本の象牙取引業者は、象牙を登録するためにしばしば違法な手段を取ろうとする。

 EIAの調査員が37の象牙取引業者に接触したところ、30の業者が未登録の象牙を買い取るか切り分けよう、あるいは嘘の記載をして登録しようと持ち掛けてきた。覆面調査員に対し、複数の業者が「書類には嘘を書かないといけない。登録証明書が欲しいなら、本当のことを書いてはいけません」と説くという具合だった。(参考記事:「密猟象牙の闇ルートを追う 特別調査レポート」)

3. 日本では象牙の取引が増えている。

 登録される象牙の数は年々増えている。2010年に約500本だった登録数は、2014年までに1900本近くにもなった。同時に売り上げも伸びている。Yahoo! Japanでの象牙の売り上げは2010年には約200万ドル相当だったのが、2014年には700万ドル近くにまで跳ね上がっている。

4. ネット販売が違法取引の中心だが、政府の監視が行き届いていない。

 日本の2大インターネット小売サイト、Yahoo! Japanと楽天市場では、象牙の売り上げは毎年右肩上がりだ(もちろんどちらも違法な商品の出品は禁止している)。EIAの研究者が数えたところ、8月のある1日だけで、この2つのサイトで販売されている象牙製品だけで6000個、計510万ドル分もあった。その大部分は印鑑だ。報告書は「ネット通販業者の多くは、法が定めた最低限の基準も満たしていない」とし、このことは日本政府の「監視の脆弱さ、および象牙の違法取引に対し実効性のある強制措置に踏み切る能力または意志がない」ことの証だとして批判している。

5. 日本で売られた象牙の一部が、中国など海外に流出している。

 象牙の国際取引は違法であるにもかかわらず、数多くの入札・購入代行業者が、国外のバイヤーに対し、日本の小売サイトやオークションサイトから象牙を買う手助けを行っている。香港に拠点を置くある会社は、日本の業者が販売する8000以上の象牙製品リストを自社のサイトに掲載しており、日本国外からの購入も仲介可能とうたっていた。これまでのところ、公的機関は日本から中国へ送られた象牙1トン近くを押収している。(参考記事:「史上最大の象牙焼却処分、香港で実施へ」)

動物実験での安全性評価はアテにならず

ビールに含有の食品添加物が原因で死者続出!動物実験での安全性評価はアテにならず
2016年07月30日 06時12分 nifty ニュース

https://news.nifty.com/article/item/999/12111-25643/

私が以前、非常勤講師をしていた時に使用していた食品衛生学のテキストに、次のような記述があります。

「1963年以来アメリカ、カナダなどの一部のビール会社がビールの泡を安定化させるために、ビールにコバルト塩を添加するようになりました。ところが、コバルト塩を添加し始めて約半年後から、ビール愛飲家の間に急激に悪化する心筋障害を特徴とする奇病の発生が認められるようになりました。たとえば、カナダのケベック州では50名が発病し20名が死亡したと報告されています。それから4年後の1967年になって、この奇病の原因がビールに添加されていたコバルト塩であることが判明しました。この病気はコバルトビール心筋症と命名されました。コバルト塩の添加は中止され患者の発生もなくなりました。

 患者のコバルト塩の摂取量は一日当たり5~10ミリグラムと推定されましたが動物での試験では毒性を示すことはなかったのです。この心筋症はコバルト塩をアルコール(ビールはアルコールを含みます)とともに摂取することにより発症することがわかりました。
またコバルト塩の毒性はタンパク質やビタミンB1の欠乏によって増強され、コバルトビール心筋症が発症することがわかりました」(『食品衛生学』<水谷民雄/培風館>より)

 もしコバルト塩の毒性が、この例のように急激に悪化し死亡する心筋症ではなかったらどうでしょう。1~3年ぐらいビールを飲んでいたらがんになるとか、神経が徐々に侵され半身不随になるといった症状でしたらどうでしょう。誰もコバルト塩の毒性に気づくことなく、現在でもコバルト塩添加のビールをおいしそうに飲んでいるかもしれません。ぞっとしますね。

●動物実験では「安全」

 この非常に悲惨な事例は、次のような大変貴重な教訓を私たちに残してくれました。

(1)動物で添加物の安全性を調べた結果から人間に対する安全性を推定することが、いかに難しいことであるか。動物試験の結果から得られた安全量に一定の安全係数を乗じて、人間に対する安全量を算出することによって「添加物は安全」ということになっているのですが、皆様はどのように思われますか。コバルト塩の場合も、同様の方法でビールに使用されていたのです。

(2)このコバルトビール心筋症は、コバルト塩とアルコールが一緒に摂取された場合に発症、つまり添加物と他の成分との併用で発症するのです。添加物の安全性試験は、ネズミなどの実験動物に添加物を混ぜたエサを食べさせて試験しますが、一般に行なわれている動物による安全性試験では添加物の安全性は確保できないということを示しています。

 死者まで出たこの貴重な教訓は無視され、毎年新しい添加物がどんどん許可されています。TPP(環太平洋経済連携協定)が批准されると、加盟国から日本では承認されていない添加物を使用している食品が次々と大量に輸入されます。私は添加物を使用することなく食品をつくる研究を行っていますが、毎年いくつかでもこの世から添加物を減らしていくべきだと思います。

 読者の皆様は毎年新しい添加物が出てくるのを望みますか。ファッションのように新しい添加物の混ぜ込まれた食品を食べてみたいと思いますか。
(文=小薮浩二郎/食品メーカー顧問)